細菌の固まりで出来ている歯垢の中には、歯周病菌と呼ばれる細菌が存在します。この歯周病菌は歯の周りの組織に感染し、歯肉に炎症を引き起こし、やがては歯を支える顎の骨まで溶かしてしまう病気で、日本人の80%近くの人がかかっていると言われています
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親知らずを抜歯したら痛みがとれない!?

最近では、顎が小さくて親知らずが斜めに生えて痛みがでたり、親知らずの清掃が十分にできなくて虫歯になってしまったりして抜歯をする方がたくさんいます。しかし、親知らずを抜いたのに痛みが引かない。痛みが1週間以上も続いている。その原因にドライソケットというものがあります。

歯の痛み

今回はドライソケットについて詳しくお話しします。

ドライソケットってなに?

“ドライソケット”という言葉はあまり聞いたことありませんよね。

抜歯後に出来る血の塊のようなものを血餅といいます。ドライソケットとは、この血餅が出来ない状態をいいます。抜歯をされた方はお分かりかもしれませんが、普通抜歯をしたら約3日程度で痛みは治まります。しかしドライソケットの場合強い痛みが数日たっても治まらず、触ると痛みが生じ、冷たいものなどがしみるというような症状がでてきます。

※血餅(けっぺい)とは親知らずなどの治療の後に患部に出来る「血の塊」のようなもののことを指します。

ソケットの原因

抜歯の時に出血が少なかった場合や、抜歯後に繰り返し強いうがいなどを行うことで、骨の上で血液が固まらなかったため(かさぶたできなかったため)骨の表面が出たままになってしまう。その他にも、抜歯したところが気になって故意に舌で触ってしまい血餅がはがれたり、くしゃみなど圧がかかることで血餅がとれてしまうこともあります。

男性より女性のほうがなりやすい

ドライソケットは特に下の親知らずを抜歯した時に約20%の割合で起こるといわれています。

これは、親知らずの抜糸は細菌感染が起こりやすいことや、上の親知らずより下の親知らずの骨が硬いため出血が少ないことなどが関係しているといわれています。

また、ドライソケットは男性よりも女性のリスクが高いといわれています。理由としては、女性特有のホルモンが関係しているようです。

骨が露出している

痛みの原因は血餅によって覆い隠されているはずの骨が露出しているためです。

症状としては、

  • 触ると激痛がする
  • こめかみあたりまで痛みがある
  • 抜歯後数日たっても痛みが引かない
  • 口を開けるのも困難

などの症状があります。

また、抜歯した後の穴の中をみてみると骨が露出しているため白く見えます。

ドライソケットになってしまったらどうしたらよいのでしょうか

自宅でできることは、痛み止めを服用し安静にすることです。

そしてなにより、歯医者さんへ連絡し、患部を診察してもらい適切な処置をしてもらいましょう。

 

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシの長所・短所

長所

・ゴシゴシと左右に手を動かさなくて良い 

手用の歯ブラシは、歯磨きをするときに手を左右に動かし、ゴシゴシ磨く事で汚れを落とします。しかし、電動歯ブラシは、歯に当てるだけで歯ブラシ自体が振動して磨いてくれるので動かさなくても磨けます。

・短時間で磨ける 

手用の歯ブラシよりも短時間で磨くことができます。
超音波歯ブラシや、音波歯ブラシは、1秒間に振動す回数が多く虫歯の原因となるプラークを除去する能力が高いということもメリットの一つです。

電動歯ブラシ 

短所

・刺激が大きい 

振動の刺激によって歯ぐきや歯を痛めてしまうこともあります。電動歯ブラシを使う時に力を入れすぎてしまい歯ぐきや歯を傷つけてしまっては逆効果になります。 
お年寄りや子どもが電動歯ブラシを使っている場合、お口の中が傷ついていないかチェックしてあげるのも良いかもしれません。

最近では、歯への力のかけすぎ(押しすぎ)防止機能のついた電動歯ブラシや、歯ぐきのマッサージ機能がついたもの、磨いている時間が分かるようにタイマーのついたものがあるようですので、自分にあった電動歯ブラシを選ぶようにしましょう。

電動歯ブラシ選びのコツ

電動歯ブラシを選ぶときには、どうしてもその機能や歯磨きの効果ばかりが気になってしまいがちですが、意外に大切なポイントが、電動歯ブラシの大きさや重さです。電動歯ブラシは、一般的には高機能をアピールしている高価なものほど、大きく重くなります。電動歯ブラシを使い始めて最初の頃は、やる気にもなっているので、大きさや重さはあまり気にならないかもしれません。

しかし、歯磨きは毎日行うものですので、歯磨きの度に大きくて重い歯ブラシを何分も持って歯磨きをしていると、そのうちに歯磨きが段々とツラくなってきて、軽い普通の歯ブラシに戻ってしまう方も多いと思います。

また、歯ブラシ自体は軽くても、電動歯ブラシは必ず電池か充電器が必要。店で持って軽いように感じても、「実際に電池を入れて使ってみたら重かった」「洗面所を充電器が占領している」などという失敗例もあります。

電動歯ブラシについて

そもそも、電動歯ブラシは、手に障害のある人のために開発され、ヘッドが回転するもの、往復運動するもの、微振動するものなどが開発されましたが、フィリップスが音波式電動歯ブラシ「ソニッケア」を投入してから様相が変わりました。それまでのブラシの動く電動歯ブラシと違って「音波水流」「流体効果」など難しい言葉が使われるようになりました。

そして、最近になって、一般市場で東レ、歯科医院向けにライオンが超音波ブラシを発売すると、「キャビテーション」「加速度エネルギー」などというさらに難しい言葉が使われてきました。ここに電動歯ブラシの老舗であるブラウン、家電大手のパナソニックが加わり、情報が溢れています。そもそも電動歯ブラシとはどんなものがあるのでしょうか・・・

電動歯ブラシの種類

電動歯ブラシは、ブラシの動きと機能によって大きく3種類に分かれます。
 1)ブラシが電気で振動あるいは回転する電動歯ブラシ
 2)ブラシが高速で振動する音波歯ブラシ
 3)ブラシのヘッドから超音波の振動が発生する超音波歯ブラシ
 市販されている歯ブラシはこのいずれかになります。

*電動歯ブラシ

これは、ふつうの「電動歯ブラシ」です。

前後にうごくヘッドが角型のものと回転式でヘッドがまるいものがあります。

 今は回転式のほうが性能もよく、種類もたくさんあるので人気ですね。1分間に5000回くらい振動します。

*音波歯ブラシ(高速電動歯ブラシ)

1分間で3万~4万回くらい振動するといわれています。

この高速振動で作り出した音波によって、ふつうは毛先の届きにくい奥歯の歯垢などもキレイにかきおとすことができます。

フィリップス社で作られているソニッケアーシリーズが有名ですね。

*超音波歯ブラシ

この「歯ブラシ」には超音波を作り出す機械がついています。

ライオンから出ている商品や東レアイリーブのウルティマシリーズが有名です。これで粘ついて、しつこいよごれもキレイさっぱりですよ!

電動歯ブラシと音波歯ブラシの違い

1.音波歯ブラシは振動のスピードが違う

  • 電動歯ブラシは、1分間に  5,000回の振動
  • 電動歯ブラシ音波歯ブラシは、1分間に 30,000回の振動

通常の電動歯ブラシは、手磨きよりも効率的に磨くことができます。

音波歯ブラシは振動が3万回/分という高速振動であることから、適切な場所に当てるだけで電動ハブラシ以上に楽にプラークを落とせるだけでなく、独自の効果が期待できるものです。

2.音波歯ブラシは汚れが良く落ちる

  • 電動歯ブラシは、歯垢を落とす為のものが主流
  • 音波歯ブラシは、電動歯ブラシより楽に歯垢が落とせます

3.音波歯ブラシは長持ちする

  • 電動歯ブラシは、作りが簡単なものが多い
  • 音波歯ブラシは、振動を考慮した作りで丈夫で安心!

電動歯ブラシは、作りが精巧の物があまり無く、長期的に使用は耐えられません。音波歯ブラシは、振動を考慮した作りで、消耗品を換えれば長期的に使用ができます。

プラーク除去率

 

警察歯科医ってなに?~歯科情報からわかる身元情報~

ここ数年日本や世界各国で大きな自然災害が多発しています。

思い出したくない記憶ですが、日本でも2011年3月3日に東北地方太平洋沖地震に伴って発生した津波や、その後の余震により起こされた大規模地震災害である東日本大震災が発生しました。※Wikipediaより

この震災で命を落とされた方や、現在も行方が分からない方も多くいます。

人気歌手のGreeeeN(メンバーは全員歯科医師)のリーダーも、福島第一原子力発電所から20キロ圏内での検死作業に携わったそうです。

身元不明者はどのように特定されるのでしょう

身元不明のままでは家族の元へ帰ることができません。しかし、お口の中の情報から該当者を確認する警察歯科医という組織があります。

警察歯科医とはどのようなものなのでしょうか

発足のきっかけは、昭和60年の群馬県御巣鷹山日航機墜落事故の時に警察歯科医の必要性が認知されたためです。昭和61年に警察庁刑事局長より日本歯科医師会宛に警察歯科組織についての要望文書が出され、これを契機として全国に警察歯科医並びに警察歯科組織が誕生しました。

事件や、事故、災害などで亡くなった遺体のお口の中の状態や歯の型などから身元の確認を行う歯科医師のことを警察歯科医といいます。全国でも歯科医師会を中心として、警察歯科医会とよばれる組織も増えてきています。

警察歯科医は以下の図のように一般の歯科医師が専門の研修を受け、警察歯科医となります。

警察歯科医

どうしてお口の中だけで身元の確認ができるの?

みなさんのお口を見ていただくとわかるように人の歯や歯列の状態などは一人ひとり違います。また、人間の歯はとっても固い構造のため、亡くなってから少し時間がたってもそのままの状態を保っていることが多くあります。

そのため、歯科治療の経歴やレントゲン写真、カルテの記録などを照らし合わせて身元を確認します。

お口の中以外にもさまざまな所見から身元確認をします

・住所や所持品からの特定

所持品に身分証明書などがないかなどを確認します。津波などで流されてしまった場合は住所からの特定は難しくなります。

・顔を直接みて確認(面確)

顔をみて確認できる場合は顔を見て確認します。

・指紋やDNA型

これらは一人ひとり違うのでそこから特定していきます。

その他に体の特徴などからも特定していきます。

警察歯科医の業務は身元確認作業

警察歯科医の主な業務は身元確認作業です。

警察歯科医はその方が生前どのような治療をしていたか、お口の中の観察、歯列の形、歯科の記録などを照らし合わせて身元確認に役立てています。

実際は、歯のすりへり方などからその人の癖や年齢の推測、顎や歯の形から男女どちらかの推測、残存歯など治療の形跡から年齢層の推測などができます。

歯科の分野の役割

このようにお口の中には多くの情報があります。

身元不明者が一人でも減るように歯科の分野でもこれからもっと役立てるようになればと思います。

乳歯が虫歯に!!

今回は乳歯の虫歯について詳しくお話ししたいと思います。

乳歯が虫歯になってどうせ永久歯に生え変わるから気にしないと思っている人もいるのではないでしょうか。しかしそれは間違いです。乳歯に虫歯が多くある子は永久歯にも虫歯が多くなるといわれています。 

乳歯の虫歯の色は?

永久歯にできる虫歯は黒くて、プロの目で見なくても鏡で見ると虫歯かな?と気づくことは多いと思います。しかし、乳歯の虫歯は黒くはなく、白いことが多いです。乳歯の虫歯の特徴は、虫歯が白く白濁するために気づかずに進行することが多いことと、白い虫歯は黒い虫歯より進行するのが早いといわれています。

小さいお子さんで歯と歯の間が黒くなっている子供を見たことがあると思いますが、それはサホライドという虫歯の進行をおくらせるお薬です。

乳歯は永久歯と比べるとやわらかいので虫歯が早く進行します。(乳歯のエナメル質は大人の半分といわれています)そのため白い虫歯が多いのです。 

汚れを落とすには補助用具の併用を!!

乳歯の虫歯の好発部位は歯と歯の間の部分です。特に奥歯は前歯と違い歯と歯の間がつまっているため、歯ブラシだけでは汚れをきれいに落とすことができません。

前歯の歯と歯の間の部分もミルクを長い間哺乳瓶で飲んでいたりすると虫歯ができます。子供用のデンタルフロスなどを使って汚れを落としましょう。 

お父さんやお母さんの仕上げ磨きが重要

子供が虫歯になっても痛みが出にくいので虫歯が進行してやっと気づくということも多いです。また、乳歯の歯のエナメル質・象牙質の厚さは薄く、神経は大きいため虫歯になるとすぐに神経まで到達する虫歯となります。親がしっかり仕上げ磨きの時などにお口の中を観察してあげましょう。

仕上げ磨き

治療法は?

小さい虫歯の治療は、神経に虫歯が進行する前に虫歯を削ってプラスチックで詰めていく治療をします。しかし、まだ年齢が小さすぎて、歯科治療をしっかりできない場合もあります。その場合は、濃度の高いフッ素を定期的に塗ることで虫歯の進行を抑えていきます。

しかし、虫歯の範囲があまりにも広く、進行している場合は全身麻酔で歯科治療を行う場合もあります。 

定期的なケアを行いましょう

こどもたちの歯磨きには大人の「仕上げ磨き」が欠かせません。大切な歯のために大人が手伝ってあげましょう!また、定期的にフッ素を塗るのもいいですね。

受動喫煙について2

喫煙者が吸っている煙だけではなくタバコから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。

吸わないあなたの健康も危険にさらされています

他の人が吸うタバコだから、自分には大した影響はないだろう、と考えてはいませんか?

喫煙は、吸っている本人の健康にとってよくないのはもちろんですが、周りの人の健康にも悪影響を及ぼします。

すぐにあらわれる症状としては、目やのどの痛みなどがあります。心拍数が増えたり、咳込んだり、手足の先が冷たくなったりするなどの影響があらわれる人もいます。

また、長期的にも影響があります。受動喫煙をしていると、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3~2.7倍にもなることが報告されています1。他にも受動喫煙により、脳卒中や喘息などのさまざまな病気を発症する危険性が高くなることが知られています。

さらに、妊婦やお腹の中の赤ちゃんにも影響があります。妊婦が受動喫煙にさらされると、流産や早産の危険性が高くなることや、新生児の低体重化がおこることなどが報告されています。

受動喫煙による子供のメラニン沈着色素沈着

受動喫煙による子供のメラニン沈着色素沈着

タバコを吸い終わっても残る煙とは?

ベランダや喫煙所など、どこか他の場所でタバコを吸っているのであれば、受動喫煙は防げると思っていませんか?

喫煙者がタバコを吸い終わった直後には、口や肺の中にタバコの煙がまだ残っています。

吐く息に含まれるタバコ煙の濃度

分煙でも、煙が流れてきています

分煙であれば安心でしょうか。

喫煙室がガラスの囲いなどで仕切られ、換気扇などが設置されている場合でも煙が漏れることが報告されています。

完全に禁煙とされている場所でない限り、受動喫煙を防ぐことは難しいのです。

分煙

喫煙の健康被害は全身の臓器組織に及び、胎児・小児から成人まで年齢を問わないことは周知の通りですが、最近は特に受動喫煙の影響が従来考えられていた以上に深刻であることが明らかになってきました。

受動喫煙禁止シンボルマーク

矯正中の口腔ケア

みなさんの周りにも矯正している方、または自分自身矯正をしているという方は意外と多いのではないでしょうか? 矯正するときワイヤーを使って治療をしている人は歯磨きをどのように気を付けたらよいのでしょうか。今回は矯正中の口腔ケアについてお話しします。

矯正治療を行うときに一番気を付けなければいけないことが歯磨きです

矯正中はいろいろな器具が歯に取り付けられるため、器具の下やワイヤー周辺が汚れやすくなります。そのため、いつも以上に細かいところまで磨いて虫歯やそのほかのトラブルを防ぐ必要があります。

ブラケットって?

矯正するときに歯1本1本についているプラスチックのようなものをブラケットといいます。では、ブラケット周辺のブラッシング方法について紹介しましょう。

ブラケットの清掃方法は?

ブラケットを上ななめ方向から歯ブラシの毛先を当てて一本一本丁寧に磨くようにしましょう。上が終わったら次は下からです。 

歯と歯茎の境目の部分も汚れがたまりやすい部分と言えます

これは矯正している人だけでなくみなさん汚れがたまりやすい部分ですよ!! この部分は境目に毛先が当たるようにななめにあててあげましょう。その時に歯と歯茎の境目をマッサージするような形で磨いてあげるといいと思います。次に歯と歯の間です。この部分は歯ブラシを縦にして毛先を歯と歯の間に入れるように磨きます。 

補助用具も併用しましょう

歯ブラシでは大きすぎで磨きにくいという方は、タフトブラシなどの補助用具を使ってみがくとよいでしょう。

タフトブラシ

矯正している方専用に矯正用の歯ブラシもあります

普通の歯ブラシではどうしても磨き残しを作ってしまいがちですので、矯正用の歯ブラシを使ってみるのも良いかと思います。 矯正用の歯ブラシにもいろいろな種類がありますので、一度どの形の歯ブラシを使えばよいか、衛生士さんや歯科医師に聞いてみましょう。

矯正中は普段,より口腔内を清潔にすることが重要

このように矯正中は普段の歯磨きより丁寧に細かくブラッシングすることが重要となります。歯周病が悪化したり、虫歯がひどくなると矯正装置を一度外さなければならないといった症例もあります。そうならないためにも、しっかり鏡を見て一本一本時間をかけて歯磨きするようにしましょう。

歯ごたえのはなし

麺のこしはどうやって感じる?

さぬきうどんをはじめ、麺類のおいしさは麺のこしにあるといわれています。では、どうやって、私たちはそれを感じているのでしょう。

食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが、今は形のあるものに変わりましたね。これは、柔らかくてかむ必要のない歯ごたえのない食事では、食べた気がしないからでしょう。

歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚

歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。

まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。

また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。筋肉の感覚はたいへん敏感です。例えば階段を上っていて、高さの不ぞろいなところがあれば、目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますね。それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。

どうやってわかる?うどんのこし!

うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのこしがわかると考えられています。

では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか。この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、感度がそうとう悪くなるようです。

さぬきうどんをはじめ、食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくいのではないでしょうか。

お口がいつも開いている子はいませんか?!

タイトルの文字通り、小さい子を見ていると、テレビをみながらお口をぽかーんと開いている子供を見たことがあると思います。

そういえばうちの子も!というお母さんも多いのではないでしょうか?

子供

実はお口が開いたままだとさまざまなトラブルが起こってきます

では今回は、お口をあけっぱなしで起こるトラブルについてお話したいと思います。

そもそもなぜ、子供の中にはお口を開けている子が多いのでしょうか?

【原因1】3歳をすぎても指しゃぶりの癖がある

指しゃぶりをする癖があると、指をお口の中に入れて無意識のうちに前歯を前へ前へと押し出しています。その行為が習慣になることで、開口の原因となるといわれています。

※奥歯で噛んでいるが、前歯ではうまく噛めない、口が閉じづらい状態を開口といいます。

【原因2】頻繁に鼻がつまっている

小さい子ってすぐに風邪をひいたりして鼻水をたらしたり、鼻がつまってしまうことありますよね。また、アレルギー性鼻炎などの子はよく鼻がつまってしまいます。

鼻がつまることで口呼吸になり、呼吸をするために自然と口が開いてしまいます。

その他にも早いうちから、けがなどで前歯の乳歯が抜けてしまったりすると、抜けた隙間に舌を入れる癖がついたりして開口につながります。

口が開いていると困ることがあるの?

では、実際はどのような問題が起きるのでしょうか。

詳しく説明していきます。

1.口臭がする

お口が開いてお口の中が乾燥することで唾液の分泌量が減り、匂いの原因となる細菌が増えます。そのため口臭が強くなることがあります。

2.虫歯の原因に

口臭のところでもお話ししたように、口を開けていると唾液の量が減ります。そのため、きちんと自浄作用が作用せず、汚れを落とすことができません。また、虫歯にもなりやすくなります。

3.顔がゆがむ

お口が常に開いていることで、だんだん噛み合わせが悪くなります。そのため、あごの骨などの成長に悪い影響を与え、顔がゆがむことがあります。

4.感染しやすくなる

お口が開いていることで口呼吸となり、細菌やウィルスがダイレクトにのどや体内に侵入します。そのため、インフルエンザや風邪などにかかりやすくなります。

このようにたくさんのトラブルが起こってきます

正常な舌は口を閉じたときに舌が上顎のところにくっついているのが正常です。

しかし、子供にそれを意識しろといっても難しいですよね。

舌や唇の筋肉をきたえ、ぽかーんと開いたお口から卒業しましょう。口腔筋機能療法(MFT)は良い歯並びを保つために行う口や舌の筋肉の訓練法です。お近くの歯科医院で聞いてみて下さい。

舌苔について(2)

舌苔ができる原因

1.細菌

口の中の細菌が舌の溝に入り込んで溜まり、舌苔として白く見えます。色素を作り出す細菌が原因の場合は黄色や灰色、茶色、黒色など変化することがあります。

2.剥がれた上皮のかす

舌自体の上皮や口の中の上皮が剥がれ、溜まったものが舌苔として白く見えます。例えば猫などの動物の舌はザラザラとヤスリのようになっていて、食べ物をかき取る作用があります。実は人間の舌も表面は角質化しているのです。この角質化が進むと舌の細胞が伸び、その隙間に剥がれた上皮が溜まり、舌苔になります。

3.食べかす

食べかすが舌の細胞の間に残り、舌苔になることがあります。舌の本来の位置は上顎に軽く付いている状態です。舌の位置が低い位置にあったり、口呼吸があったり、舌の動きが悪いと舌が周りと擦れず、食べかすが残ってしまいます。

 4.口呼吸

口呼吸があると舌苔が出やすくなります。汚れは乾燥するとこびりつき取れにくくなります。キッチンなどでも濡れている間は汚れがすぐに取れますが、一度乾燥してしまうと簡単には取れなくなります。口の中もいつも唾液で濡れていますが、口呼吸のある方はすぐに、乾燥してしまい汚れが自然に落ちないために舌苔ができてしまいます。

5.唾液が少ない

ストレスや薬、全身的な病気によって唾液の量が減ると舌苔ができます。唾液は口の中を洗い流す効果があります。唾液が減ると汚れや細菌が舌に溜まり、舌苔ができます。高血圧の薬や精神疾患の薬の中に唾液が少なくなる副作用があるものもあります。

6.舌の運動の機能の低下

舌の動きが少なくなると舌苔が出てきます。口臭は朝が一番出ます。それは寝ている間は舌の動きが悪く、唾液量も少なくなるため舌に汚れがたまるからです。高齢や病気になって舌の機能が低下したり、動きが悪くなると、より舌の表面の汚れが落ちにくくなるため舌苔が多くなります。

7.舌位が低い

舌の正しい位置は上顎についている状態です。そのため舌苔ができる位置は常に上顎とすれて、汚れが落とされています。受け口や口呼吸で舌位が低い人は、擦れて汚れが落とされないために、舌苔がつきやすくなります。

8.抗生物質

抗生物質やステロイド剤を長期間のみ続けると、口の中に住んでいる細菌の種類が変わり、黒い舌苔の黒毛舌(こくもうぜつ)が認められることがあります。薬の影響でカビ菌の一種であるカンジダ菌が増え、硫黄化合物と血液中のヘモグロビンが結びついて黒くなると言われています。

認知症と歯の関係

みなさん「認知症」という病気を聞いたことがあると思います。

認知症と歯には関連性があることをご存知でしたでしょうか。

高齢者

認知症とはどのような病気?

認知症は年齢を重ねるにつれて脳の働きが悪くなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。認知症は70歳以上の方の中で2番目に多い障害疾患と言われています。昔は日本では「痴呆」と呼ばれていました。

認知症にも種類がある

認知症の中にもいくつかの種類があります。
例)アルツハイマー型、前頭側頭型認知症など 

認知症と歯科との関連性

今回は認知症と歯科の関連性についてお話しします。実は歯がない人は認知症になる確率が1.9倍にもなるといわれています。ではいったいどうしてでしょう。 

歯がないことで脳に悪影響が

人間は物を食べるときに脳を刺激します。そのため、歯がなかったり、残存歯が少なかったりすると学習能力や記憶をつかさどる脳などが刺激されなくなり、悪い影響を与えるといわれています。 

食事をするときは意識して噛む

このように歯は物を噛むだけではなく、脳への刺激を与える働きもあります。また、物を噛むときに噛むことを意識しないで食べるのと、意識して食べるのでは脳への刺激も変わってきます。脳に良い影響を与えるためにも噛むことを意識して食事をするのもいいかもしれません。 

残存歯がない人は・・・・

では、今歯がない人はどうしたらよいのでしょうか。

その場合は、インプラントで人口の歯を入れる、難しい場合は入れ歯を入れるという措置をとり、きちんと噛めるようにしましょう。 

歯周病と認知症の関係

歯周病が認知症の原因であるという指摘が増えてきているのは確かなことです。歯周病で歯を早くに失うことは認知症のリスクを高めることにつながるのです。

歯周病は、糖尿病や脳梗塞などといった全身の病気にかかわります。

 

このように歯はお口の中だけでなく全身と関係しています。

しっかりと口腔ケアをしていきましょう。

 

舌苔について(1)

舌の色がきれいなピンク色ではなく、白く苔の生えたようになっていて気になさっている方も多いのではないでしょうか。

これは舌苔と言って舌の細胞の角質が多くでき、そこに細菌などが溜まって白く見えているのです。しかし、実は舌苔は口臭の原因になることがあるのです。

治療をする必要はありませんが、気になる方は舌ブラシで磨くことが必要です。今回は舌苔と口臭の関係や原因、舌苔の取り方についてお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

舌苔とは

舌の表面の角質がなんらかの原因で伸びて硬くなり、その隙間に細菌や汚れが溜まり、舌が白く苔が生えたように見えます。舌苔の原因は細菌や口呼吸、消化器系の疾患などがありますが、原因が不明なことも多くあります。舌苔自体を治療する必要はなく、口臭の原因として舌苔が考えられる場合は舌ブラシで舌を磨きます。

舌苔が口臭の原因

口臭の主な成分の一つである硫化水素は舌苔に関連していると言われています。ちなみに口臭のメチルメルカプタンという成分は歯周病が関連しています。硫化水素は食べカスや上皮カスが細菌によって腐敗されることによって発生します。このような環境が舌苔にあるため口臭の主な原因とされます。
ただし、舌苔は必ずしも病的なものではないため、口臭も生理的な口臭の範囲であることが多いのです。

舌苔

舌ブラシによる舌苔の取り方

1)舌ブラシの使用方法

  1. 鏡を見ながら舌を思いきり前に突き出して、白い舌苔がついている箇所を確認してください。
  2. 舌ブラシを水に浸した後、鏡で見える最も奥に軽くあて、手前に引いてください。決して力を入れ過ぎないようにしてください。また、この時に息を数秒間止めながら行うと、嘔吐反射が出にくくなります。
  3. 舌ブラシの先を水道の水でよく洗い、舌ブラシの先に汚れがついてこなくなるまで、繰り返してください。

舌ブラシの使用方法

水道の水でよく洗う

2)舌ブラシの注意事項

  • 1日の舌みがきの回数は、起床時の1回で結構です。それ以上行うと、舌の粘膜を傷つけるおそれがあります。
  • 舌に傷があるときは、舌清掃は控えましょう。
  • 歯ブラシで舌を磨くと傷つけることがあります。

 

二次う蝕(二次カリエス)って?!

お口の中にかぶせものや詰め物がある方はいらっしゃいますか?

詰め物がしてあって治療済の虫歯なのに詰め物のまわりが黒くなっていたり、痛みがあったりする経験がある人は少なくないのではないでしょうか?

実は大人の虫歯の原因には二次う蝕というものがあります。

歯のかぶせもの

う蝕→Wikipediaより   

二次う蝕とは

詰め物がしてある歯や、かぶせものがしてある歯の境目から虫歯菌が入り込むことで中を虫歯にしてしまうことです。詰め物はご自身の歯ではないので、細かく見ていくとどうしても歯と詰め物の間に段差ができます。その段差の部分に汚れがたまりやすいのです!! 

詰め物の隙間から虫歯になることも

また、治療してから何年かたつと、詰め物自体が劣化し、詰め物が収縮し隙間ができることもあります。

その時点で気づけば、もう一度削って詰めなおす治療ができますが、なかなか気づく人は少ないと思います。

特に、神経を抜いた歯がかぶせものの下から虫歯になると痛みがでないので、虫歯と気づいた時には、虫歯が進行し、最悪抜糸になる場合もあります。また、詰め物を詰めた歯が虫歯になると治療した時点で前回削っているわけですので、虫歯の部分を削るとさらに大きく削ることになります。

そのため、神経がでてきてしまい神経の治療をしなければならなくなったりすることがあります。 

二次う蝕にしないために

では二次う蝕にしないためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。 

1.しっかりとしたブラッシング

予防するにはまず、しっかりブラッシングを行うことです。

当然磨き残しがあればそこから虫歯になってしまいます。できるだけ1日3回しっかりと歯磨きするようにしましょう!特に寝る前は忘れずに行いましょう! 

2.お口の中を観察

鏡を見ながらお口の中を観察することも大切です!かぶせものに段差やすきまがないか、詰め物の周りが黒くなっていないかなどみてみましょう。 

3.歯科医院での定期健診

定期健診でプロの目からもみてもらいましょう。見えづらい部位に虫歯がかくれていることがあります。 

みなさんのお口の中はみなさん自身で虫歯から守りましょう。

 

血圧について

血圧を測ったら、上と下の両方で数字が出ます。
例えば、130/80mmHgだったら上が130、下が80という測定結果になります。 では、この上の血圧、下の血圧って何でしょう?

 血圧の上と下は、心臓の働きと関係があるんです

心臓は人間の体の中で血液を循環させるポンプの役割をします。
つまり、血液に圧力をかけ血管へ送り出します。送り出された血液はまず動脈を通って、全身の細胞に酸素や栄養分を運びます。

次に、静脈を通って老廃物などを回収する仕事を果たし、また心臓に戻ってきます。 血圧とは、血液の圧力によって血管の壁が押される力のことで心臓から送り出される血液の量と、血管の硬さによって決まります。

だから、送り出される血液の量が大きくなれば血圧は上がり血管抵抗が小さくなれば血圧は下がる、こういうことです。

心臓はポンプの役割をしますから24時間365日、常に動いているわけです。収縮したり、拡張したりして、血液を送り出すわけです。

心臓

心臓が収縮したときには血液が大動脈に送り出され血管に高い圧力がかかります。これが収縮期血圧。つまり、上の血圧。 逆に、血液を送り出した後に心臓が拡張して肺などから血液を吸い込みます。このときに血圧は最も低くなり、これが拡張期血圧。つまり、下の血圧。ということです。

なぜ高血圧がいけないか

高血圧とは、皆さんもよくご存知だと思いますが安静状態での血圧が、慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。

では、なぜ高血圧がいけないかというと血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり柔軟性がなくなって固くなったりして動脈硬化を起こしやすくなるからだと、いわれています。

つまり、高血圧をそのまま治療せず放置しておくとあなたの脳、心臓、腎臓、命を左右する臓器に致命的な影響を与える可能性があるから怖いんですね。

では、正常な血圧の数値はというと

10代~40代 ・・・ 125/80mmHg未満
50代~    ・・・ 135/85mmHg未満

糖尿病・心筋梗塞などの疾患を持っている場合は・・・125/75mmHg未満  

自宅で血圧を測ったときの、血圧の正常値となっています。

白衣性高血圧という言葉があって病院で先生や看護師さんを見ると緊張して病院で血圧を測ると高くなる傾向がある方もいらっしゃいます。

から、自宅で血圧を測った場合の正常値が上記で
病院で測った場合は、それぞれ5mmHgずつ高めに設定されています。

歯が欠けたらどうしたらいいの?

転んだり、どこかに顔をぶつけて歯が欠けてしまった!または、食事中に固いものを噛んだら歯が欠けたなど、歯が欠けた経験がある人は少なくはないのでしょうか?

今回は歯が欠けたときはどのような治療をするのかを紹介します。

【歯が欠ける原因はなにか?】

  • 転んだり、ぶつけたりして歯が欠ける
  • 虫歯が歯の中で広がることで突然ぼろっと欠ける
  • 食いしばりの癖があったり歯ぎしりをしたりすることで負担がかかり欠ける
  • かみ合わせが原因で負担がかかり欠ける

などがあります。

【欠けた時の治療法は?】

まず、歯の欠けた範囲が大きい場合は欠けた破片を歯医者さんに持っていきましょう。大きな破片であれば、そのまま自分の歯と接着することができる場合があります。

自分で接着剤などで接着するといった行為はしないでください。歯医者さんにお任せしましょう。

欠けた部分には、虫歯を詰めるときにつかうレジンという白いプラスチックの材料で埋め、歯の形に近くなるように治療していきます。

歯が欠けているのに気づいたら・・・

欠けた部分は鋭利になっているためそのままにしておくと、頬や唇を傷つけてしまいますので、少しでも欠けたら歯医者さんに行くようにしましょう。

範囲が広いと神経の治療が必要なことも 

欠けた範囲が大きく神経まで達して、神経が見えている場合には痛みをともなうことが多いでしょう。その場合は神経を抜いて神経の治療をします。その後かぶせものをかぶせたり、レジンで治療したりします。

気になる料金について

前歯が欠けたときなど、前歯は保険が効かないから自費の治療になるのではないか?と心配している方もいるかもれませんが、それは間違いです。

自費治療になるかどうかは、つめたりかぶせたりする材料によって変わります。

見た目が気になる方は相談を

上記に書いたような、白いプラスチックのレジンで治療する場合はもちろん保険内での治療になります。審美的に気になる方であれば、歯医者さんに相談し自費の材質のもので治療する人もいます。

【歯が欠けるのを予防するには?】

外傷の多いスポーツなどをしている方はスポーツ用のマウスピースを使うとよいでしょう。食いしばりや歯ぎしりの方もマウスピースを使うことで歯への負担が少なくなります。

マウスピース

歯が欠けたらまず痛い痛くないに関係なく歯医者さんにみてもらうようにしましょう。

 

舌痛症について

「舌痛症」とは、口の中の粘膜面に生じる原因不明の痛みで、「口腔内灼熱症候群(バーニングマウス症候群)」と同じ病態です。

国際頭痛分類第3版では、口腔内灼熱症候群の名前で中枢性顔面痛の一つとして分類されています。

舌痛症の定義は、国際頭痛分類第3版に従うと、「口の中のヒリヒリ、カーッとした痛みまたはピリピリした不快な異常感覚が、1日に2時間以上で3カ月以上にわたって連日繰り返すもので、臨床的に明らかな原因疾患を認めない病態」となります。

舌痛症は、正確には名前の通り、純粋に舌の痛みを訴える疾患として用いられます。

一方、口腔内灼熱症候群は、舌痛症と同じ痛みが口の中に広範囲に生じうるもので、この点において舌痛症は口腔内灼熱症候群の一症型と考えられます。

しかしながら、「舌痛症」の方が広く一般に認知された病名であるため、ここでは口腔内灼熱症候群を含めて「舌痛症」と呼ぶこととして話を進めます。

症状

舌痛症では、痛みが唯一の症状となります。言い換えると、舌や歯肉に明らかな炎症や潰瘍などの病変が存在しており、それが痛みの原因となっているとすれば、それは舌痛症とは診断しません。したがって、舌痛症は患者さんが感じる痛みが全てであり、他人が見ても異常がないので、なかなか理解してもらえない病気です。

痛みの特徴

舌痛症の痛みの程度は、時に重篤で、患者さんは痛みのために仕事ができなくなり、日常生活の障害を余儀なくされ、医療機関を受診しなければならなくなります。痛みは、通常起床時から就寝時まで持続しますが、痛みの強さには波があり、痛みのために睡眠できないということはありません。

舌痛症の患者さんは、しばしば不安やうつを伴っており、このために睡眠障害を訴えることがありますが、痛みで睡眠できない、あるいは痛みで目が覚めるということはありません。痛みは、心理社会的なストレスと密接な関係があることがわかっています。

仕事や家庭での不安や不快な出来事が痛みを増悪させます。

心理社会的要因が舌痛症のトリガー(誘因)となることが知られています。自覚される痛みの性質は、持続性でやけるような(ヒリヒリ、カーッとした)痛みであったり、刺すような(チクチク、ズキズキ)と表現される場合もあります。

痛みの部位は一般に両側性で、正中(顔の真ん中の線)を挟んで左右にわたります。

舌の先端から脇にかけて(舌の上の場合もある)と、歯肉(前歯>奥歯、下>上)、口唇(下>上)、口蓋に見られます。いずれの場合も表層の組織(口腔粘膜)に痛みを訴えます。舌痛症の患者さんは、口の乾燥を訴えることが多く、これに伴って味覚障害を自覚している人も少なくありません。

口呼吸や唾液の分泌を抑制する薬剤の服薬やストレスとの関係が注目されるゆえんです。

一般に口の中が乾燥してくると、舌や歯肉の粘膜は炎症を起こして痛みを感じるようになります。

このような炎症を起こした粘膜は、刺激に敏感で、辛味や塩味などの味刺激にも過敏になりますし、舌や歯肉への機械刺激にも過敏になって、食事が摂りにくくなります。

しかしながら、舌痛症の患者さんに共通していることは、不思議なことに食事の間の方が、むしろ痛みは楽になるのです。

このため、初診時の面接では、多くの患者さんが「無意識にガムをかんでいる」と話しています。

知っている?話題のオーガニック歯磨き粉!

みなさん“オーガニック”という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

オーガニックの意味には、有機という意味があり、科学的に合成された肥料や農薬を使わずに堆肥等による土づくりなどを行った場所で栽培されたもののことをオーガニック商品といいます。

オーガニック商品とは

有機農産物、または有機農産物を加工して作られたものの名称を(オーガニック○○)の表示は「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」の適用を受け、認証先を記した「有機JASマーク」の表示が必要となる。

Wikipediaより→

オーガニックの歯磨き粉?

歯磨き粉は歯磨きのたびに毎回お口の中に入れるものなので、安全で安心して使えるものと思っている方も多くいるのではないでしょうか?

皆さんが使用している歯磨き粉は化学物質がたくさん配合されています。もし使い続ければ何十年もの間、口を合成洗剤や化学物質で洗うことになってしまいます。

オーガニックの歯磨き粉は天然素材でできているため、体には良いといわれていますし、植物成分が配合されていて安心して使用することができます。

オーガニック歯磨き粉

オーガニック歯磨き粉の特徴

オーガニック歯磨き粉の特徴としては、歯磨きした時に泡がたちません。

オーガニック歯磨き粉には、一般の歯磨き粉に入っている発泡剤が使われていません。そのため、泡立ちがなく磨き足りないと思う方もいるかもしれませんが、それで正解なのです!

泡立たないことが良い?

泡立ちがないことであまり歯磨きをした気分になれない方もいるかもしれませんが、泡立たないことで、自然と歯磨きに時間をかけて口腔内をしっかり磨くことができるのではないでしょうか?

歯がつるつるに?!

また、オーガニック歯磨き粉は天然由来の洗浄成分を使用しています。特に海泥を使用しているオーガニック歯磨き粉は汚れの吸着力が、一般の歯磨き粉と比べると格段に良く、歯磨き後に歯を触ってみるとつるつるになります。

食べてしまっても大丈夫

一般の歯磨き粉には着色料などの化学物質が多く含まれているのに対し、オーガニック歯磨き粉は天然由来のため、食べてしまっても人体に害を及ぼすことはありません。そのため、小さいお子さんから使用できます。子どもこそ、本当に安心安全なハミガキ習慣をしてほしいのです。

オーガニック歯磨き粉の欠点

このように、良いことだらけの歯磨き粉にも欠点があります。一般の歯磨き粉と比べると料金が高めということです。

気になる方は使ってみるのが一番です!

一度使ってみる価値はあると思いますので気になる方は一度使用してみたらいかがでしょうか。

キシリトールは歯に良いのでしょうか?

テレビコマーシャルなどで良く耳にするキシリトールとはどのようなものでしょう・・・

ガムやタブレットなどの商品名としても使われているキシリトールは、もともとは糖アルコールの一種で、5個の炭素を持つ甘味炭水化物を意味しています。

キシリトールは自然界に存在します。

イチゴキシリトール(C5H12O5)は、野菜や果物の中に含まれています。例えばイチゴには、乾燥重量100グラムあたり300mgのキシリトールが含まれ

ています。人の体の中にも存在していて、肝臓のグルクロン酸回路で一日に15g位産生されています。

ただし、ガムやタブレットの甘味料として用いているキシリトールは、工業的に作られます。

キシリトールはむし歯の原因にならないだけでなく、むし歯の発生を防ぎます。

むし歯の原因となる歯垢や酸を作らないことから、むし歯の原因にならない甘味料は数多く存在します。糖アルコールはその代表であり、基本的に全ての糖アルコールはむし歯の原因にはなりません。しかし「むし歯の原因にならない」と「むし歯の発生を防ぐ」は、全く意味が異なります。

「むし歯の原因にならない」と「むし歯の発生を防ぐ」

むし歯の発生を防ぐ(むし歯予防)効果の最終的な判断は、長期的な臨床研究で証明されなければなりません。

すなわち、「何故むし歯の原因となる歯垢や酸を作らないのか?」「歯の再石灰化を促進するのか?」などを明らかにするだけでなく、その材料を使ったグループは使わなかったグループに比較して、むし歯の発生が少なかったことを証明することが必要です。「むし歯の発生を防ぐ」効果が証明されている甘味料は、キシリトールだけです。

入れ歯の痛みの原因は?

入れ歯を入れている方のほとんどが入れ歯を入れた時に痛みがある人がいるのではないでしょうか?今回は入れ歯の痛みの原因にはどのようなものがあるのか詳しくお話しいたします。 

痛みが何日も続く場合は歯科医院へ

初めて入れ歯を入れる時や、新しい入れ歯を入れたときは確かに痛みがあると思われる方がいると思います。2~3日ぐらいで痛みが気にならなくなるようであれば大丈夫なのですが、痛みが何日も続くなど、様子を見ても痛みが変わらないようであれば歯科医院へ行って診てもらいましょう。 

入れ歯

1.入れ歯が合っていない

入れ歯を入れて食事をすると痛みが強くて食べられないという経験をされたかたもいるのではないでしょうか。原因は、入れ歯が歯茎にあっていないことで歯茎に傷ができて噛むたびに痛いなどの症状がでてきます。入れ歯を入れたときに入れ歯全体を指で押してみてください。痛ければ入れ歯があっていないことが疑われます。 

2.かみ合わせが悪い

普段何もしていない時に入れ歯を入れても痛みがないが、物を噛んだ時などに痛みを感じる場合はかみ合わせに原因があるかもしれません。

また、使い始めのころは痛みがなかったのに、だんだん痛みがでてくるような場合もかみ合わせや入れ歯とのバランスが崩れたためと考えられます。この場合も歯科医院へ相談してみましょう。噛むのが痛いからといって柔らかいものだけを噛むのは機能低下の原因となりますのでやめましょう。 

3.唾液が少ない

唾液は入れ歯と歯茎の間の潤滑油の役目となります。そのため唾液が少ないと痛みを生じる場合があります。また、入れ歯を入れていると唾液が減ってしまうこともあります。

原因としては唾液が出る腺(唾液腺)を入れ歯が塞いでしまうことで唾液の量が減る可能性があります。 

唾液についてはこちら>>

4.口腔内に傷がある

お口の中に傷があったりアフタがある場合も入れ歯に当たる部分があれば痛みを生じるでしょう。痛みがひどい場合は入れ歯を外して様子をみて、医師に相談するようにしましょう。 

入れ歯のトラブルは自分では何が悪いのか判断しかねます。痛みがあるときは歯医者さんへ相談するようにしましょう。

これでバッチリ! 歯周病対策

「歯周病は、いつの間にか歯が抜ける怖い病気だ」ってよく言われます。でも歯周病は本来、そんな怖い病気ではありません。多くの場合、症状の進行はゆるやかですし、早めに病気に気づくことができれば予防も治療も、ちっとも難しくないのです。

それなのに歯周病で困っている人が多いのは病状の悪化を見過ごしてしまった「手遅れ症例」があとを絶たないからなのです。

歯周病対策歯周病のことを、「いつの間にか歯が抜けてしまう怖い病気だ」と言っているのを、テレビでよく聞きますよね。でも私は、「ちょっと脅し過ぎじゃないかなあ」と思うのです。 たしかに歯周病は、プラークにひそむ歯周病菌の出す毒素によって歯の周りに炎症が起き、悪化すると歯がグラグラして抜けてしまう病気です。

でも歯周病の進行は通常とてもゆっくりで、手の施しようがないほど悪化するには、それなりの年月がかかります。手遅れになる前に、歯科医院で歯周病菌のたまり場である歯石をきれいに取って、あとは毎日歯みがきをし、定期的に歯科医院で歯ぐきのなかをよく洗ってもらうだけでバッチリ予防できる、恐れるに足りない病気なんです。

歯周病で苦しむ患者さんが多いのはなぜでしょう?

それなのに、歯周病で苦しむ患者さんがあとを絶たないのはなぜでしょう? 問題は、手遅れ症例が多いということです。外から見えない歯ぐきのなかで、目立たずジワジワと進む歯周病は、よほど悪化しないと痛みが出ません。「痛くないから大丈夫」と思っていると、じつは想像以上に悪化していて、痛みが出る頃には手遅れになってしまっていることが多いのです。

こうした手遅れ症例をなくすために必須なのが歯周病の検査です。ご自分の歯ぐきのなかが今いったいどんな状態なのかを、手遅れにならないうちにきちんと調べて説明してもらうのです。検査の結果、必要ならば歯石を取る治療をきちんとして、あとは毎日の歯みがきと定期健診を続けていくだけ。

こんな簡単な方法で、歯周病による歯の喪失を防ぐことができます。私たち歯科のプロといっしょに、歯周病対策をすぐにもはじめましょう。

歯周病とタバコ

タバコの煙には数千もの化学物質が含まれ、有害な物質が200~300もあるといわれています。喫煙を続けている人は、歯周病にかかりやすい、悪化しやすい、治療しても治りにくいということがわかっています。

その理由は、

  1. タールが付着すると歯垢(プラーク)や歯石がつきやすい
  2. だ液が減り口の中が乾燥して再石灰化が行われにくい
  3. ニコチンが血管を収縮させ酸素や栄養分の供給が不十分
  4. ニコチンが免疫細胞の働きを抑え抵抗力も落ちてくる
  5. 喫煙によってビタミンCが消費され手術後も治りにくい

などがあげられます。
禁煙すれば歯周病にかかりにくくなり、手術後の経過も非喫煙者とほとんど差がなくなってくることがわかっています。

喫煙者の歯周病の特徴

一言で言ってしまうと「炎症症状が少ない」ということです。つまり次のような特徴が現れます。

  1.歯ぐきの腫れが少ない
  2.ブラッシング時の出血が少ない

歯周病は慢性に進行し、あまり強い症状が現れないことが多いのですが、その中でも「歯ぐきの腫れ」「ブラッシング時の出血」は比較的自分で気づきやすい症状です。
しかし喫煙者の歯周病ではこれらの症状が現れにくいということです。
これは決して歯周病が軽症だということではありません。

生体には免疫という防御反応があり、病原菌が体内に侵入してきた場合、体内の対抗部隊との戦争が起きることになります。それが炎症という訳です。

実際には歯ぐきが腫れたり、膿んだりします。しかし喫煙により歯ぐきが低酸素状態になったり、免疫力が低下したりしていると、病原菌が侵入してきても対抗部隊の数が足りなかったり力が不足したりで戦争にならないことになります。

つまり自覚症状が少なくても歯周病はどんどん進行し、歯周組織(歯ぐきと歯を支える骨の部分)の破壊が進んでしまい重度の歯周病に進行するというわけです。
しかも炎症症状が現れにくいために、自分で歯周病の進行に気づきにくいというわけです。

昔の歯ブラシ

歯を磨くという習慣は何千年も昔から存在しました。

では歯ブラシの原型はどのようなものだったのでしょうか。

昔の歯ブラシは・・・・

昔は当然現在の歯ブラシのような形の歯ブラシではありませんでした。昔は香りのよい樹木の枝を楊枝のようにしてくわえて、口腔内に良い香りを残していたそうです。

ニームの枝

インドでよく使われているニームの枝

その楊枝がだんだん進化し、木の棒の端の繊維をほぐしブラシの役目にして使ったりもしたそうです。そのため小枝ブラシ、歯木などと呼ばれていたそうです。

時代が経つにつれこのような楊枝は房楊枝と呼ばれ多くの人に使用されてきました。明治時代の初めころには現在の歯ブラシに似たような形に変化しました。

しかし、現代と同じ歯ブラシができた当初は、あまり見かけない外見からか人々に見向きされなかったといいます。

歯を磨くではなく歯を拭く

では何を使って歯磨きしていたかというと、一般家庭では、布やスポンジを使って歯を磨くというより、歯を拭くという行為をしていました。そのころはまだ歯ブラシは高級品だったようで上流階級の人々や貴族の間でのみ使用されていたようです。

塩で歯磨き

また、塩で歯磨きをする時代もあったようです。塩には除菌作用があり塩で歯をこすることで歯の清掃をしていたのですね。また、塩水でうがいをすることも多くあったそうです。 

近頃は健康という言葉に関心が高まっているためか、お口関係でも様々なケアグッズや補助用品が発売されています。

昔は歯ブラシのみで糸ようじフロスを使用している人はほとんどいませんでしたが、今ではテレビCMでよく放送されていたりして多くの人が使用しています。電動歯ブラシを使っている人もたくさんいますよね。

電動歯ブラシの使用

電動歯ブラシを使うことで自分の手では落とせなかった細かいところの汚れまで落とすことができます。

昔は高くて買えない時代もありましたが、今では安く手に入るようになりました。 

昔は木だったのに今では手動を超えて電動歯ブラシ。

歯ブラシの進化はすごいですね。みなさんの周りにもたくさんの種類の歯ブラシがあると思います。

それぞれ自分にあった歯ブラシでお口の中の健康を守り、健やかな歯を保ちましょう。

電動歯ブラシについてはこちらをご覧ください>>

歯周病の治療が終わると再発予防!!

歯石が歯ぐきの奥深くに隠れていると、きれいに取りきるのはたいへんです。
頑張って何度も通った甲斐あって、しっかりと治療を終えた後は、歯周病菌の巣だった歯石が一掃され、ブラッシングの腕も上達して、毎日のプラークコントロールもバッチリできていることでしょう。

炎症がなくなり、口の中のネバネバ感や歯ぐきのモヤモヤ感が消え、口臭もなくなって、自信を持っておしゃべりを楽しんでおられるのではないでしょうか。 ただし、このスッキリと気持ちのいい状態は、放っておくとそれほど長くは続きません。というのも、今はすっかりきれいになっている歯周ポケットのなかですが、時間が経つと以前と同じように、また汚れが溜まりはじめるからです。

歯周炎に一度なってしまうと、残念ながら深くなった歯周ポケットは、炎症が治っても、もとの浅い状態には戻りません。歯周ポケットの奥には、歯ブラシの毛先はなかなか届かず、1年もするとまた歯石が溜まりはじめます。すると歯周炎が再発してしまうのです。

そこで私たちは、再発予防のため、治療を終えてからも定期的なメインテナンスに通っていただくように必ずお願いしています。歯科医師や歯科衛生士が健診をし、歯石がまたこびりつく前に、歯ブラシの届かない歯周ポケットのなかまで、すっかりクリーニングをするのです。こうすることで歯周ポケットのなかの清潔が保たれ、歯周炎の再発を予防することができます。

一度歯周炎になった方の場合、定期的なメインテナンスは必須。メインテナンスだ、定期健診だ、クリーニングだとうるさい歯科医院ほど、せっかくの治療が無駄にならないようにと、あなたのお口の健康を心から願っている親切な歯科医院です。
再発予防のため、ぜひ定期的にメインテナンスを受けてください。

矯正をしているとおしゃれ?

現在矯正治療中の方や、矯正治療の経験のある方は、矯正治療は痛い、歯の清掃がうまくできないなどいろいろな悩みがあったと思います。

しかし、一番悩みの中で多いのが見た目ではないでしょうか?

歯が目立って嫌な気分になったりしたことのある方は多いと思います。

そのため、外見を目立たなくするために歯の裏に矯正器具を付けて矯正を行う治療もありますよね。

矯正装置

しかし、この矯正器具が中国、インドネシアなどのアジアの若者の中ではおしゃれ、かわいいといわれているらしいのです。 

日本もそうですが、アジアでも矯正治療となるとお金がかかる治療のようで、矯正=お金持ちというように思うようです。そのため、矯正装置をつけていると、お金持ちの象徴として受け止められているようです。 

また、矯正装置のワイヤーとブラケットをとめるゴムの部分を透明でなく、カラフルなゴムを使うことでおしゃれ、かわいいといった新たなファッションとして認知されているようです。 

患者さんの中にも「○○色のゴムがいい!」と注文してくる方も多いとのことです。

いまではさまざまな色のゴムが増えてきているようですね。

また、ゴムの形にもミッキーの形や、花の形をしているものもあるようです。

しかし、歯磨きが大変そうですよね。 

ワイヤーを固定するブラケットにも、さまざまな形のものがあるようです。星形やハート形、ブラケットにかぶせるスナップというパーツにはなんとキティちゃんのイラストつきのものまであるようです。 

また、矯正治療の時に使用するパワーチェーンを使用してカラフルなブレスレットまで販売されているようですね。このように、矯正治療をすることがおしゃれという時代が日本にもやってくるかもしれません。

しかし、矯正治療は遊びではありません。

お口の中のおしゃれを楽しむのもいいですが、お口の中をしっかり清掃できることが前提です。

仮歯を入れたら注意すること!

歯医者さんでの治療で歯を抜いたときや、かぶせものをかぶせるまでの間、仮の歯(ダミーの歯)を入れたことのある人も多くいるのではないでしょうか?

今回は仮歯を入れたときの注意点を説明します。 

そもそも、なぜ仮歯が必要なのでしょうか。

歯が動くのを防ぐ

歯を大きく削ると、歯と歯の間に隙間ができます。そのため、前後の歯がその隙間に倒れてきたり、噛みあう歯が伸びてきたりします。また、歯が動いてしまったら、せっかく型どりをして作成したかぶせものが入らなくなったりすることがあります。このように歯の移動を防ぐために仮歯を入れます。 

歯茎のもりあがりを防ぐ

歯を削ることでできるスペースに歯茎が広がってきたり、もりあがったりすることがあります。そうなると、かぶせものがうまく入らなかったりします。

また、仮歯を入れずにそのままにしておくと、削ってできたスペースに食べかすなどがはさまり、歯肉炎になったり、炎症を起こしたりします。 

審美性の問題

歯を大きく削った時や、歯を抜いたときはやはり審美性がきになりますよね?仮歯を入れることで審美性もあまり気にならなくなります。そのほかにも、しみるのを防いだり、食事がしっかり噛めたりとメリットがあります。 

仮歯の注意点 

おせんべいなどの固い食べ物は避ける

仮歯はご自身の歯のように固くはなく、その場でプラスチックで作っています。そのため、固いものをガリっとかんでしまうと、欠けてしまったりします。 

くっつきやすい食べ物も避ける

もちやガムなど粘着性のある食べ物も仮歯を避けて食べましょう。食べているうちに、仮歯がぽろっととれてしまったなんて経験がある人もいるのではないでしょうか?

仮歯のまま放置しない

仮歯を入れると見た目は審美性がいいので、ここで治療をやめてしまう方もいます。しかし、仮歯は長期間使うものではないので、隙間から虫歯になったり、かみ合わせが変化したりします。 

補助用具の使い方

歯ブラシ以外に歯と歯の間をフロスや糸ようじで磨くのはとても大切です。しかし、ご自身の歯と同じように強くフロスを引き抜いたりはしないでください。仮歯が取れる原因となります。フロスを通したら横から抜くように使用すると負担がありません。

もし、きつくてフロスが入らないようでしたら、歯科医院に相談してみましょう。無理に入れたりしないでくださいね。 

ガム・もち

もしも仮歯が取れてしまったら、捨てたりはせず、袋などに入れて歯科医院にもっていきましょう。欠けていたりしていなければそのままつけることができます。

欠けたりした場合も同様に歯科医院へもっていき修理または、改めて作り直してもらいましょう。 

最終的なかぶせものがかぶるまでは、注意して仮歯で生活してください。

歯周病は、痛みや、腫れなどの見た目では判断できない病気です。

歯周病は、「沈黙の病」と呼ばれるほど見逃しやすい病気です

痛みなどの自覚症状がなく、歯磨きで出血したりしてもつい受診を先延ばしにしているうちに、手の施しようがなくなってしまうのです。病気の進行が見た目でわかれば良いのですが、これもあまり当てになりません。歯石がたっぷり付いているかたでも、免疫力が強ければ病気はそれほど進行しません。一方、きれいにお掃除の行き届いたお口に見えても、調べてみたら歯槽骨が減っていたというケースもあります。

歯周病は、歯周病菌が引き起こす感染症

風邪をよく引く人とめったに引かない人がいるように、歯周病の進行にも抵抗力(体質)が関係するのは確かです。ただ、「ほとんどのかたは、進行しにくいタイプだ。」ということが多くの研究で明らかになっているのです。

スリランカの紅茶農園で働く労働者480人の歯周病を調べた研究では、歯磨き習慣や治療経験がなく、歯石とプラークでいっぱいのお口にも関わらず、15年間で歯周病の急速な進行が見られた人はたった8%、残りの約8割は中等度の歯周炎、11%の人はなんと歯槽骨が減らない歯肉炎ですんでいたそうです。

ただ、いくら進行しにくいと言っても、数十年たてば「塵もつもれば何とやら」で骨がかなり減ってしまいます。長年歯石を取っていなかった結果、60代の患者さんでは、中等度歯周炎が半数です。中等度とはグラグラの一歩手前。治療が手遅れになる寸前です。手遅れ症例をなくすには、早期に歯周病の検査を受けて治療をはじめることです。若い頃に検査を受け、自分の体質に合った治療と予防プログラムを組んでもらうのがベストです。年輩のかたも、手遅れにならないうちに、まずはぜひ検査を受けてください。

歯周病の進行

歯根破折とは

治療済の歯の根が割れるトラブルのことを「歯根破折」といいます。これまで、歯を失う原因のほとんどが虫歯と歯周病とされていましたが、最近になって歯根破折が原因でやむなく歯を抜かなければならないというケースが増えてきています。

歯根破折の症状は・・・

きちんと治療をしてあるはずの歯が急に痛みだしたり歯茎が腫れたりした場合は、この歯根破折がまず疑われます。歯根破折は、軽度の虫歯治療の場合にみられることではなく、いわゆる「さし歯」などの治療を行った歯に多くみられ、それも治療後治療後5~15年という長い年月を経てから起きるトラブルです。

 歯は健康の入り口です。大切な歯の根が割れてしまったらたいへんです。歯根破折の原因はどこにあるのでしょう。

歯根破折はなぜ起きる・・・

原因その1

治療の必要からやむをえず神経(歯髄)をとってしまうと、歯は栄養を失って死んでしまいます。このような状態の歯を専門的には失活歯といい、木に例えると枯れ木のようなもので、生の木(健康な歯)と比べると割れやすくなってしまうのです。

原因その2

歯根破折

硬い金属の支柱は、強い力が加わると、歯の根(象牙質)を破壊してしまう。

さし歯の治療は、歯髄を取り、根の治療を終えたあとに支柱を立てて土台を作り、その上に人工の歯(歯冠)を取り付けることが行われています。しかし、この支柱に金属が使われていると、噛んだ力が硬い金属から柔らかい象牙質に均等に分散して伝わらないため、特定の部分に力が集中してしまいます。これが象牙質にひび割れを起こし、歯根破折になっていきます。

歯周病は感染症

成人の約90%が知らないうちに感染していると言われている歯周病。

最近では10代~20代で歯周病になる患者さんも増えています。(若年性歯周炎)

歯周病は自分がなっていなくても、家族や他人、ペットから感染する可能性があります。 

知っている方も多いかもしれませんが、歯周病は箸の使いまわしやキス、飲み物の飲みまわしなどで感染してしまう可能性があります。

もちろんお子さんがいる方がスプーンの使い回しなどをしただけでうつります。 

例えば結婚されている方で、旦那さんが歯周病だったとしましょう。奥さんが歯周病でなくても、旦那さんからキスなどで菌がうつります。奥さんの免疫力が落ちている時や、疲れているときなどに発症する可能性があります。そのため、夫婦やカップルで歯周病の予防を行う事がよいでしょう。 

では、歯周病を他人にうつさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

◎お口の中のキレイな状態を保つ事!!

つまり、お口の中にプラークや汚れを貯めずに清潔にする事が大切です。

先ほど歯周病はキスや箸の使いまわしなどでうつるといいましたが、感染したからといって歯周病が発症するとは限りません。

歯周病に感染し、体力が落ちていたり、抵抗力が落ちている時に発症します。 

【子どもは歯周病にならないの?】

最近、子どもの歯肉炎が増えてきています。子どもの歯周病ってあまり聞きませんよね?

子どもは大人に比べると歯周病になるリスクが低いと言えます。しかし、子どもがかからない病気ではないということを知っておいて下さい。そのため、小さいうちからしっかりお口の中を清潔にし、定期検診を受け、キレイな口腔環境を維持する事が大切です。 

【ペットからもうつるの?】

お家に犬や猫などのペットを飼っている方も多いと思います。ペットも家族の一員ですが、犬や猫にお口の周りをなめられたりすることでも感染の可能性がありますので注意して下さい。 

このように、歯周病は感染症です。自分やパートナー、子どものお口の中の健康を保つ為にもしっかり口腔ケアしていきましょう。

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歯と脳の関係

物を噛むと脳は刺激される

歯は物を食べる時にだけ必要なものではありません。物を噛むという事で、脳が刺激されるという事がわかっています。歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、歯根にある歯根膜から脳に伝わります。この刺激は、脳の感覚や運動、また記憶や思考、意欲を司っている部分を活性化しているのです。

残存歯が少ないと脳の働きに影響が出る

東北大学が行った、高齢者の歯の残存数とその認知症との関係についての研究では、健康な人では平均14.9本の歯が残っていたのに対し、認知症の疑いのある人では、9.4本と少ない事や、残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬や、意志や思考の機能に関係する前頭葉の容積などが少なくなっていた事がわかりました。この結果から、歯が無くなると、脳が刺激されなくなり、脳の働きに影響を与えているという事が判明しました。

歯が無い人の認知症リスクは高い

神奈川歯科大学の研究結果では、残っている歯の数が20本以上ある人に対して、歯が無い、また入れ歯も入れていない人の認知症リスクは1.9倍。良く噛んで食べられる人に対して、あまり噛めない人のリスクは、1.5倍となっています。

アマルガムで金属アレルギー?

みなさん“アマルガム”という歯科の材料をご存知でしょうか?

主な使い方としては虫歯になり削った歯を詰めるのに使う材料です。

歯に詰めるときは柔らかく、穴の部分をしっかり詰めることができ殺菌性に優れています。詰め終わると固くなり、噛む力に耐えられるようになります。

見た目は銀歯~黒色のように銀色の詰め物です。 

日本でも公認されている歯科材料ですが、1970年代をピークに最近ではあまり使用されていません。世界的にも使用頻度は激減しています。 

ではなぜ使われなくなったのでしょうか? 

アマルガムは50%の水銀、銀、亜鉛、銅、スズなどからできています。

アマルガムがお口の中に詰められていると次第に腐食し、体に影響がでてくる可能性があるからです。

アマルガムが詰めてある歯で噛んだ時に、摩擦が生じ、熱が発生することで水銀を含んだ蒸気が発生するといわれています。 

このようにアマルガムが溶け出すことで、金属アレルギーなどの症状が出たり、痛みがでてきたりすることがあります。

授乳中のお母さんの口の中にアマルガムの詰め物が多いお母さんほど母乳の中の水銀濃度が高いという研究の結果もあるそうです。 

水銀にはどのような害があるのでしょうか?

水銀は体に良くないと広く知られていますが、アマルガムの場合は、腐食することで金属アレルギーと同じような過剰反応がひきおこされたり、アトピーのような症状が皮膚に現れたりします。また、イライラやめまい、頭痛など全身に症状が現れることもあります。

そのため、外国のイギリス、スウェーデンでは使用が中止になりました。 

みなさんもお口の中に、昔金属を詰めたなと思われる方は、アマルガムが詰まっているかもしれません。もし症状などがあるようでしたら、医師に相談してみましょう。 

アマルガムについて→Wikipediaより

歯の健康維持は病気を防ぐ

実際、年を取ってからも好きなものをおいしく食べられるというのは、健康にとって非常に重要です。私は85歳を超える患者さんをたくさんみてきました。中には99歳の患者さんもいらっしゃいますが、年を取ってからもバリバリ食べている人は、やはり生活反応が高いものです。これが、食べられなくなると急激にショボンとなってしまう。それぐらい歯は大切なのです。

歯の健康は心臓病にも大きく関わっています。人間の体の中で、いちばん炎症反応を起こしやすいのが歯と肛門です。いずれも細菌が多く存在していて、それだけ有害なばい菌が入り込みやすいのです。そうした食べ物の「入り口」や「出口」に炎症があると、体はそれを治そうとしてサイトカインという物質を放出します。サイトカインがたくさん放出されていると、体のどこかで何か問題が起こったときに過剰反応しやすくなり、体のあちこちに影響を与えます。

慢性的に炎症がある人は動脈硬化が進みます。炎症活性が高い人ほど白血球の移動が多くなって血管内のプラークの破綻も起こりやすくなり、心筋梗塞などの虚血性心疾患を招くリスクがアップするのです。

また、炎症があると体はそこを治すためにエネルギーを使います。その分、栄養がしっかり行き渡らなくなるので、体が病気や傷を治す過程を阻害してしまうのです。手術で心臓に人工弁を植え込んだ患者さんの場合、炎症があると、なかなか人工弁が体に馴染まなくなってしまうケースもあります。

しっかり歯の手入れをして歯周病や虫歯を予防し、なるべく炎症を起こさないように気を付けることは、本人の努力で可能です。それはまた、年を取ってもしっかり噛んで食べる楽しみを残すことにもつながります。

近ごろは、メタボリックシンドロームが問題視されたり、さまざまなダイエットが流行するなどして、なんとなく食べることに対して抵抗感を持っている人が増えています。しかし、改めて「食べる」ということ、それに大きく関わる「歯を大切にする」ことの重要性を考えてみる必要があります。

働き盛りの年代から歯の健康を維持できるように気を付けることは、心臓病の予防や手術後の治癒に大きく関わっているのです。

舌がしびれる?舌痛症とは

みなさんの中には舌痛症(ぜっつうしょう)って聞いたことがある人はいますか?

名前の通り、舌が痛くなったり、しびれたりする原因不明の病気です。

今回は舌痛症についてお話しします。 

【舌痛症の症状】

舌痛症の最大の症状は舌の痛みです。ヒリヒリ、ピリピリ、しびれる感じがするといった痛みが舌に起こります。

痛みは一日中続くわけではなく、起床時から寝る時まで痛みの波があります。寝る前に痛みがひどくなるという例も何件かあるようです。

また、痛みのある場所は同じ場所ではなく、場所が変わるのも特徴です。

このような症状があるにもかかわらず、他人がみると、舌の状態には異常がなく正常なので、なかなか理解してもらえない病気でもあります。

また、何かに集中しているときなどは症状があまりでません。 

【舌痛症の原因】

現時点では残念ながら原因ははっきりしていません。今のところ考えられているのは、日頃ストレスを抱えている時に発症しやすいといわれています。

舌痛症は過去に強いストレスを受けた精神ストレスのある人や、閉経した特に40歳以上の女性に多くみられると言われています。

そのため、ホルモンや自律神経の乱れとも関係しているのではないかといわれています。また、自分は癌だと思い込んでしまうがん恐怖症の人の中にも多いと言われています。 

強いストレス

【舌痛症の診断】

他人からみても特に異常がない舌痛症。ではどのように判断するのでしょうか? 

  • 見た目は特に異常なく、さまざまな検査でも異常がない
  • 舌に関係する口の中の病気もない
  • 痛みは舌の表面が痛む
  • 毎日2時間以上繰り返し痛みが続き、それが3か月以上ある 

【舌痛症の治療】

舌痛症の治療は一般の歯科医院ではなく、歯科心療科などを掲げている病院でみてもらうようにしましょう。たいてい、心療療法や薬物療法などが行われます。 

舌痛症の他にも舌に痛みが出る病気はたくさんあります。(口内炎、カビが原因のものなど)症状のある人は一人で悩まないで歯科医院や病院に相談してみましょう。

歯の神経がないと・・・・

歯の神経がなくなると次のようなことがおこります。

1.歯が脆くなる

歯の神経を抜くと歯に栄養がいき届かなくなります。
そうすると歯は、枯れ木のようになり脆くなり、硬いものを噛んだ時に割れてしまうことがあったりして、歯の寿命も短くなります。

2.歯の色が変色する

歯の神経を抜くとその歯は死んでしまいます。死んでしまった歯は新陳代謝がなくなり、古い組織がそのまま残ることになります。その残った古い組織が黒く変色してくため、歯の色も変色してしまいます。

3.再び痛くなることがある

歯の神経を抜くとその後一生涯、歯の痛みを感じないで済むなんてことは無く、神経を抜いたあとの空間が再び感染を起こしてしまい、数年経過してから再び痛みや腫れが出る可能性があります。
また、根の先に膿の袋を作り、顎の骨を溶かしていくこともあります。この膿の袋が大きくなると蓄膿症や口臭の原因にもなり、強い痛みが出ます。

4.治療期間が長くなり、費用もかかる

歯の神経の治療は再感染しないように回数をかけてしっかり治療する必要があります。そのため治療回数も多く、治療期間も長くなります。
また、元の歯と同じような色や形にするには費用がたくさんかかります。

5.むし歯の進行に気づかなくなることがある

歯の神経を抜くと、むし歯が進行しても痛みを感じなくなります。そのため、むし歯に気づかず、気づいた頃には抜歯をしなくてはいけなくなり、歯を失うことに繋がることもあります。

気付かないうちに歯ぎしり・食いしばり

最近肩こりがひどいなぁ~。朝起きた時なんだか顎が疲れたような感じがして違和感があるな、、、という方はいませんか?

原因は寝ている時や、普段気付かないうちに食いしばりをしているからかもしれません。 

歯ぎしり・食いしばり

みなさんの中には、仕事などに集中している時や、テレビを見ているとき、また、小さいお子さんがいる方は授乳している時などに無意識に歯を食いしばっていたり歯ぎしりをしていたりている方がいるのではないでしょうか?

食いしばりや歯ぎしりがクセ全身に様々な症状がでてくるので注意が必要です。

また、自分では自覚症状はないのに、歯科医院などを受診した際に指摘されたという方も多いと思います。 

口を閉じている時は上下の歯は接触していると思っている方が多いかと思いますが、実は通常私たちの上下の歯は食事などで物を噛んでいるとき以外接触していないものです。

上下の歯は普段は1~2ミリほど離れています。

食事中に歯が接触するといっても瞬間的なことなので、接触している時間を計っても一日5分から10分程度です。 

食いしばりや歯ぎしりのクセがある人は長時間無意識に強い力で歯に負担をかけているわけですからいろんなところに症状がでてきます。 

<食いしばりの原因>

・ストレス

ストレスがかかると食いしばってしまう方がいます。 

・力仕事

重いものを持ち上げたりする時、食いしばる事で最大限の力をだすことができます。 

・スポーツ

重いものを投げたり、持つスポーツはもちろんですが、ラグビーやサッカーなど強くぶつかるスポーツや、陸上など早く走るスポーツなどでも食いしばりをしてしまいます。 

・寝ている時

寝ている時無意識に食いしばりをしてしまう方がいます。 

・集中している時

集中したり緊張をしている時に食いしばりをしてしまうことがあります。 

・口臭

口臭を気にしている方の中には口臭がしないように、口を閉じようとします。そのため食いしばってしまうというケースです。 

<歯ぎしりの原因>

・ストレス

食いしばりどうようストレスによって歯ぎしりをしてしまう方がいます。 

・かみ合わせが悪い

かみ合わせが悪いと寝ているときなどにその部分をかみ合わせてしまうことで無意識に歯ぎしりをしてしまうということがあります。 

その他にも睡眠障害など様々な原因があります。 

【食いしばりや歯ぎしりででてくる症状】 

・頭痛・肩こり

ずっと歯に負担をかけることで、筋肉が緊張し頭痛や肩こりを引き起こします。 

・歯をすり減らす

歯ぎしりをすることで歯がだんだん削れていきます。酷い状態になると歯の表面が削れ、歯の根が露出することで外からの刺激が伝わり痛みがでたり、しみたりします。 

・歯周病の進行

歯に負担がかかるため、歯の根元が炎症を起こしたり、歯を支える骨も悪くしてしまいます。 

治療法としては、噛み合わせを正しくすることや、マウスピースなどを使って歯の負担を減らす事などで治療していきます。

気になる方は一度歯科医院で診察してもらってはいかがでしょうか?

受動喫煙について

タバコを吸わない人が、漂う不完全燃焼のタバコ煙を吸わされることを「受動喫煙」といいます。

この煙は有害物質の濃度が高く、様々な健康障害を引き起こします。

職場や家庭における慢性的な受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞にかかりやすくし、死亡率を高めます。

また、妊婦の受動喫煙は早産や乳幼児突然死の原因ともなります。
さらには、子供の喘息や知能低下にも大きな影響を与えることが知られています。

口腔内においては、親が喫煙者の場合、受動喫煙により子供の歯肉のメラニン色素沈着(歯肉の黒色化)の比率が高くなることが報告されています。

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メラニン色素沈着

「間食」がむし歯の原因になる?

「間食するとむし歯になりやすい」などといわれることがありますが、それは、なぜなのでしょう? そもそも、なぜ食事のあとは歯を磨かなければならないのでしょうか?食後の口の中の変化や、むし歯のできるしくみから、その理由を探っていきましょう。

食事や間食のたびに変化する歯垢中の「pH

食事や間食をするたびに、歯垢の中の酸性度を示す「pH」も変化し、口の中では次の 1 ~ 5 のような変化が繰り返されています。

  1. むし歯菌が酸をつくる

食べ物が口の中に入ると、むし歯菌(ミュータンス菌)が食べ物に含まれる糖質をエサにして酸をつくります。

  1. 歯垢の中が酸性に傾く

歯についた歯垢は本来中性ですが、むし歯菌のつくった酸により酸性に変化します。

  1. 歯の表面の「脱灰(だっかい)」が進む

酸の作用により、時間の経過とともに歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンなどのミネラルが唾液中に溶け出します。これを「脱灰」といいます。

  1. 歯垢の中が中性に戻る

やがて唾液などにより酸が洗い流されたり中和されたりして、歯垢の中は中性に近い状態に戻ります。

  1. 歯の表面が「再石灰化(さいせっかいか)」する

エナメル質から唾液中に溶け出したミネラルは再び歯に取り込まれて沈着します。これを「再石灰化」といいます。

 

歯垢の中は1日のうちで、「酸性」になったり「中性」に戻ったりを繰り返していて、それにともない歯の表面のエナメル質からミネラルが出たり入ったりしています。

そして、ミネラルが溶け出す酸性の状態が続くと、歯に穴が開いてむし歯になってしまうのです。「間食をするとむし歯になりやすい」といわれるのは、歯垢の中が酸性になっている時間が長くなるからなのです。

むし歯(虫歯)リスクは「就寝中」にも高くなる

「就寝中」は唾液の分泌量が減り、酸を洗い流したり中和したりする効果が弱まってしまいます。そのため、間食するのと同じようにむし歯リスクが高まります。寝る前には、磨き残しのないようきちんと歯磨きをすることが大切です。

「食べたら磨く」を習慣に

歯垢がついた歯の表面は、食事や間食のたびに酸にさらされることになります。「食べたら磨く」習慣を身に付け、歯垢のないキレイな口を保ちましょう。どうしても歯磨きができない時は、キシリトール含有のガムを噛むなどして唾液の分泌を促すと良いでしょう。

子どもが歯磨きを好きになる方法

小さなお子さんがいるお母さん、お父さんの大変な仕事の一つに子どもの歯磨きがあるのではないでしょうか? 歯磨きが好きなお子さんであれば、良いのですが、歯磨きが嫌いで無理やり歯磨きをしている、歯磨きをさせるのが大変、苦手意識をもっているということをよく聞きます。

子どもが歯磨きを好きになる方法

 では、子どもに歯磨きを好きになってもらうにはどうしたらよいのでしょう。

  • 離乳食を食べるようになったころから歯磨きを!

歯が少し生えてきたら歯ブラシに慣れるために、指にガーゼを巻き、水を少しつけて拭いてあげましょう。 最初から歯ブラシをお口の中にいれてしまうと、赤ちゃんもびっくりしていまいます。また、飲み込み防止リングが付いた、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてみるのもいいかもしれません。

  • お母さん、お父さんの歯ブラシ姿を見せる

子どもの前で楽しく歯磨きをしている姿をみせることで、子どもも歯ブラシは楽しいんだ!と思ってくれます。一緒に楽しく歯磨きするのもいいですね!

  • 歌を歌いながら歯磨き

歌を歌いながらやることでとても楽しく歯磨きすることができます。NHKのお母さんといっしょhttp://www.nhk.or.jp/kids/program/okaasan.html

の歯磨きコーナーで流れる歌などを歌ってあげると歯磨きしやすいかもしれませんね。

  • 子どもの好きなキャラクターのついた歯ブラシを使う

ドラックストアなどで売られている市販の歯ブラシにはいろいろなキャラクターがついた歯ブラシを販売しています。子どもの好きなキャラクターの歯ブラシを使い、○○と一緒に歯磨きしよう!と誘ってみましょう。

  • 仕上げ磨きは子どもに歯ブラシを!

お子さんが歯ブラシをうまく使う練習にもなります。自分でやりたがるようなら自分でやらせて、その後お母さんやお父さんがしっかり仕上げ磨きをしてあげてください。

子どもは初めからきちんと歯磨きができるわけではありません。お口の中で歯ブラシを動かす事が出来ただけでも「すごいね!」「上手だね!」と褒めてあげましょう。

むし歯や歯肉炎などがない健康なお口を保つ為にも、お子さんと一緒に楽しく歯磨きしましょう。

噛みしめ」について

「歯ぎしり」「噛みしめ」は決して特異なことではありません。誰でもしている一種のくせと考えてよいと思います。ですから、特に問題を起こさない限り、放置しても構わないのですが、時には次のような問題を起こします。

1.歯への障害        歯の磨耗、歯の破折、歯がしみる、噛むと痛い等
2.歯周組織への障害   歯ぐきがさがる、歯周病
3.顎関節への障害      顎関節痛、開ロ障害、カックン音
4.全身への障害      顔面痛、頭痛、肩凝り、腕のしびれ、腰痛
5.その他           舌痛症、むちうち症状、倦怠感

これらの症状のすべてが、「歯ぎしり」「噛みしめ」からくるわけではありませんが、無用な悪いくせはなくしておく方がよいと思います。このくせは眠っている時とか、何かに夢中になっている時とかに起こるので気づきにくいし、治すのも同じ理由で治りにくいものです。治すためにマウスピースを入れる方法もありますが、道具に頼ると何時までもそれを入れていなければならないし、やめればまた、戻ってしまいます。あなたが、本気になって治す気になれば意外と簡単に治っていくものです。

肥満と歯周病の関係について

ある調査では、肥満の人に歯周病が多いということも報告されています。 肥満の人は普通体重の人に比べて、歯周病に1.5も かかりやすいといわれています。

歯周病は、40代では80%以上の人がかかっている非常に有病率の高い病気で、中高年者が歯を失う最大の原因になっています。最近は、単なる歯の病気としてだけでなく、糖尿病や心臓病など全身性の疾患とも密接な関係があることも明らかになってきました。

肥満の人の内臓脂肪には「TNF-α(腫瘍壊死因子)」 という物質がたくさん発現しています。この物質は、白血球の一つ、「単球(マクロファージ)」からも分泌されて、炎症反応を活発化させるのに重要な役割を果たしていることが分かっています。

つまり、肥満の人は、常に体内が炎症状態にあると言えるのです。こうした場合に何らかの感染症にかかると、さらに全身の炎症がひどくなるとみられています。歯周病も感染症なので、より炎症が悪化するというわけです。 それに加えて、歯周病菌の死骸が「内毒素」と呼ばれる多量の毒素をまき散らすことが、血糖値にも悪影響を及ぼします。血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に推し進めます。

TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。

 肥満も歯周病を悪化させる因子です

脂肪細胞から分泌されるTNF-α(腫瘍壊死因子)という物質は、骨吸収を促進する作用があることが知られています。

肥満の人では脂肪組織が分泌したTNF-αが歯槽骨の吸収にも関与し、歯周病を重症化させているのではないか、と考えられています。

内毒素(歯周病菌の死骸)⇒TNF-aの産生⇒血液中の糖分の取り込みを抑制⇒インシュリンの活動を抑えてしまう 

糖尿病の悪化へ

これまで歯周病の危険因子として、加齢糖尿病喫煙などが知られていますが、今後は肥満にも注目する必要がありそうです。

頭痛の原因は虫歯?!

みなさんお口の中はキレイに衛生管理できていますか?虫歯はあるけど歯医者に行くのが面倒と思っている方もいると思います。

その虫歯。ただの虫歯と軽く考えてはいけません。

虫歯があって痛いなぁ~と思っていたら頭まで痛い。という経験をされて困っている方も多いのではないでしょうか?そうなんです。虫歯は放置する事で頭痛を引き起こす可能性があります。 

頭痛は体のどこかに不調があると起こります。そのため、虫歯からだけではなく、歯ぎしりや親知らずでも頭痛が起こります。

頭痛

ではどうしてそのようなことがおこるのでしょうか。 

【虫歯からくる頭痛】

虫歯が進行して神経まで達すると強い痛みがでます。そのため、虫歯菌が血液から全身に巡り、脳に入る事で脳梗塞などを引き起こす可能性があります。それが原因で頭痛を起こすことがあります。 

【噛み合わせが原因の頭痛】

虫歯などで歯を抜いた時、ブリッジやインプラントなどを使わず抜きっぱなしにしておくと前後の歯が倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりしてかみ合わせのバランスが崩れます。そのため、顎の筋肉などに負担がかかり頭痛を引き起こす可能性があります。 

【親知らずが原因の頭痛】

親知らずが真っ直ぐ生えていない人は要注意です。親知らずが斜めに生えていて、しっかりお口の中の清掃ができていないと、親知らずの周りの歯茎が炎症を起こしたり、痛みが出たり、膿がでることがあります。

膿が顎の奥まで入り込み痛みとなり頭痛を引き起こす事があります。このような場合は、抜歯をオススメします。 

【歯ぎしりや食いしばりが原因の頭痛】

歯ぎしりや食いしばりがあると、顎の筋肉が緊張して肩こりを起こしたり、側頭筋が緊張し続ける事で頭痛を引き起こします。歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、自分自身で食いしばらないように注意し、歯医者さんに相談してみましょう。 

その他にも頭痛の原因には顎関節症が関係していたり、脳腫瘍や脳梗塞を発症している場合がありますので、気になる症状のある方は早めの受診をオススメします。

舌と歯並びには密接な関係がある

舌癖

↑ このようなのが舌癖です

日ごろ夢中になって本を読んだり、テレビを見ているときに口をポカンと開けて上下の歯の間に舌を出していたり、食べ物を飲みこむときに舌をつき出し、歯を押しだす癖のことを舌癖といいます。

私たちは無意識のうちに1日600~2000回飲みこむ動作(嚥下(えんげ)といいます)をしていますが、舌癖のある人は、いつも舌が下あごや上下の歯の間にあり、歯を押しだしています。
そして飲みこむときには、さらに押し出す強い力が歯に加わるのです。
また、いつも口を開けているため、舌が内側 から歯を押す力に対して、外側から押さえるくちびるやほほの筋肉に力がありません。
そのため、舌癖が原因で出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が開いたり、上下の歯 がかみ合わない歯ならびになることが多いのです。
また、話をするときにその隙間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になることもあります。

では、舌の正しい位置はどこにあるのでしょうか?

舌にも正しい位置というのがあります。
リラックスした状態で、軽く口を閉じた時。
舌の位置はどこにありますか??

舌の位置

正しい舌の位置は上のアゴにピッタリ張り付いた状態です。
(上の歯に触らない場所)
舌を上あごに吸いつけて「ポンッ」と鳴らす、あの音が鳴る直前

正しい舌の位置
その状態が正しい舌の位置です。

スポット

歯科では「スポット」と呼ばれる場所があるのですが、そこの位置に舌先があることが大切です。
それ以外の場所にあった方は舌癖(ゼツヘキ)があります。

高齢者口腔ケアを知ろう!

高齢化が進んでいる今、高齢者へのお口の中のケアはきちんとできているでしょうか。

高齢者

今回は高齢者の口腔ケアについて詳しく説明していきます。 

高齢者のお口の中には年齢を重ねるにつれて変化が出てきます。 

・お口が乾燥する

年齢を重ねることでお口の中の唾液の分泌量が減少します。
お口の中の乾燥の原因は様々ですが、お薬を飲んでいる方は薬の副作用でさらに唾液がでにくくなるとがあります。
お口が乾燥することで、口の働きや感覚を低下させることがあります。そのため、上手く話せない、よく噛めない、味覚が感じられないなどの症状がでてくることもあります。
また、唾液が出にくくなることでお口の中の粘膜に傷がついたり、炎症をおこしたりすることもあります。 

・自浄作用の低下

みなさんのお口には、ご自身の働きでお口の中の清掃性を高めるために自浄作用という機能があります。自浄作用とは、歯の表面や舌、粘膜についた細菌や汚れを唾液の力で洗い流すことでお口を清潔に保つ働きです。
上記のように高齢になるにつれて、唾液の分泌が低下します。そのため自浄作用もうまく働かないことにつながります。
また、麻痺があったり、運動機能に問題があるとお口の機能が十分に発揮されないため自浄作用も低下します。 

・食べ物が口の中に残りやすくなる

高齢者や、要介護者の中には、食事の際にとろみ剤をいれて食べやすくしたり、食べ物を細かくしたりすることで食べやすくしている方もいます。しかし、とろみをつけることで粘り気が強くなり、お口の中に長時間停滞しやすくなります。
また、細かくすることでお口のなかや、歯の隙間、舌の下などに食べ物が残りやすくなります。自浄作用がうまく働かないために、口腔内の環境が悪くなり、歯周病や虫歯など様々な病気を引き起こす可能性があります。

ではどのように口腔ケアを行っていけばよいのでしょうか? 

まず、ご自身のお口に合った歯ブラシを使用し、お口全体を丁寧に磨きましょう。それができたら、歯間ブラシなどの補助用具をつかってさらにきれいに磨きましょう。また、唾液の分泌が少ないと感じている方は唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促しましょう。

例)耳下腺のマッサージ

耳の下あたりの頬の部分に手を当て、上の奥歯からまえに向かって回すようにマッサージする。また、よく噛んでお口の筋肉を使ったり、にっこり笑って顔の筋肉を動かしてあげることもよいでしょう。

定期的に歯科検診を受けることもおすすめします。

犬歯の役割について

前から3番目の歯は “犬歯” と呼ばれています。犬歯は歯の中で最も寿命が長く、噛み合わせにも重要な役割を持っています。 犬歯には食べ物を “引き裂く役割” があります。

40歳を過ぎたころから、奥歯に虫歯や歯槽膿漏など何らかのトラブルを抱える方が非常に多くなってこられます。

そのような方の多くは顎を横に動かした時に犬歯のしっかりとしたささえがないために奥歯のかみ合わせ時のタイミングに無理がかかり、臼歯部へのトラブルの原因となっていることがよくあります。

犬歯はすべての歯の中で根の長さが一番長く横からの力に十分耐えられるように解剖学的にも成り立っている歯です。

ですので、奥歯を守る上でも犬歯の役割は非常に大きいのです。 ご自身の上下の歯を合わせた状態でゆっくり横に動かしてみてください。もし犬歯があたっていないで奥歯の方から先にあたってしまう状態であったりすると、 何らかのトラブルの兆候が出てくることが多いのです。とくに、虫歯でないのに奥歯がしみてきていたり、歯と歯茎の間の楔状の切れ込みが生じてきたり、顎がしっくり来なかったりとその現象はさまざまです。

最近では歯並びがもともと悪く、犬歯の位置が初めから上のほうにあって、まったく機能していない方も多く見られます。このような方はとくに年をとってからは要注意です。奥歯に対しての力のコントロールができていないために長期的にやられやすくなってくるからです。

多少であれば不足分をもり足して治せますが、実際に歯をしっかりした位置まで持ってこないと無理な場合も多く、やはり矯正の重要性がそこでもでてきます。

ただし、犬歯の角度はただ急峻であれば良いのではなく、その人の顎の関節の解剖学的な形態に非常にリンクして出来上がっていることが多くの研究データからわかってきています。

歯磨きの始まり

磨き習慣の始まりは古く、紀元前五千年のバビロニア人が食前に必ず麻の繊維を指に巻き、歯の清掃をしていたといわれます。

この習慣はバビロニア人からギリシア人へと受け継がれ、ギリシア人はさらにうがいと歯肉のマッサージを習慣としていたようです。

歯ブラシの歴史は、紀元前三千年ころにエジプト人が使用していた「チュースティック」と、紀元前五百年ころにお釈迦様の弟子たちが口腔内の清掃に用いていた歯木(下の写真)がルーツといわれています。

チュースティック

この「歯木」は、現在でもインド、パキスタン、サウジアラビア、アフリカ諸国、ミャンマーなどでさまざまな材料で使用されています

 「歯をみがく」という思想はインドから仏教と共に中国や韓国を経て552年に日本へ伝えられました。当初密教の僧侶が仏前に礼拝する際に身を清め口をすすぐ儀式の一環として歯磨き習慣が根付きました。

この当時日本ではまだ「ブラシ」の観念が無く、「楊枝・房楊枝」として広まり、「歯ブラシ」の名称が最初に使われたのは、1890年です。

また歯みがき粉について、使用された最初の歯みがき粉は塩でしたが、江戸時代になると歯みがき粉は庶民にも広く普及しました。江戸時代に残されている記録で、1625年に歯磨き粉の販売が行われたことがわかっています。

丁字屋喜左衛門が『丁字屋歯磨』『大明香薬』という名称で販売。成分は、陶器用の粒の細かい陶土が研磨剤として、線香の香りにも使われる龍脳などが混ぜ合わされて使われ、「歯が白くなる、口の臭いを取るという」うたい文句で販売されていました。

歯磨きの始まり

舌の大切な役割について

最初に知ってほしいのは、舌の代表的な働きです。大きく次のような3つがあります。

 

味覚

舌の表面には味覚を感じるセンサー「味蕾」があります。味蕾は舌だけでなく、上あごや頬の内側にも分布していますが、その大部分は舌が占めているので、主に舌で味を感じることができます。

嚥下

食べた物が喉から食道・胃へ送り込まれること、飲み下すことを嚥下といいます。そのなかで舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む、重要な働きをしています。

また、効率的に奥歯で噛むために、歯と歯の間に食べ物を運んだり、食べ物と唾液を混ぜ合わせたりするのも舌の役割。舌の機能が落ちると、食べ物が上手に食べられなくなるのはこのためです。

発音

私たちは口を動かすと自然に言葉が発せられているような気がしますが、実はここでも舌の働きが肝心。言葉が口から出てくるのは、声帯から発せられる振動した空気を、口腔内で共鳴させて音にさせているから。

このとき共鳴を腔うまく形づくるのが舌。舌が上手に動かないと、言葉がうまく出せないようになってしまいます。

この3つの代表的な舌の働きを見ても、どれも私たちが生きる上で大切な役割を果たしていることがわかりますね。

歯肉炎とは、、、

歯周組織(歯肉、セメント質、歯槽骨(しそうこつ)および歯根膜(しこんまく))のうち、歯肉に炎症が限局してみられる場合を歯肉炎といいます。

歯肉炎は、プラーク(歯垢(しこう)ともいう)によって発症するものが大部分ですが、ホルモンの変調によって起こるものや服用薬物の副作用によって起こるものもあります。

プラークがたまりやすい環境やプラークを除去しにくい因子(歯石、大きなむし歯、古くなった詰め物や冠など)、病状を悪化させる全身的な因子(口呼吸、血液疾患など)などが、複雑に絡み合って炎症が進行します。

健康な歯肉

健康な歯肉

特徴

薄いピンク色の歯肉。
歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある。
歯肉が引き締まっている。
ブラッシングでは出血しない。

歯肉炎

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特徴

赤色の歯肉。
歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。
ブラッシングで出血する。
腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する。

歯肉炎を含む歯周病の直接的原因は歯垢(プラーク) 

歯肉炎を含む歯周病の直接的原因は歯垢(プラーク)

歯肉炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。

この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。

歯周病の間接的原因=リスクファクター(危険因子)

歯肉炎を含む歯周病は、「口腔内の環境」や「生活習慣」にも間接的な原因となるリスクファクター(危険因子)が潜んでいます。歯肉炎のケアには、適切なブラッシングで歯垢(プラーク)を取り除くことと、リスクファクターを少なくしていくことが必要です。

歯垢(プラーク)のつきやすいところ

歯垢(プラーク)のつきやすいところ

歯垢(プラーク)のつきやすいところ

point

  1. 歯の表側、裏側、噛み合わせの面と、分けて磨くようにしましょう。
  2. 磨き残しを防ぐため、歯磨きする順番を決めてから磨きましょう。

歯根破折とは

治療済の歯の根が割れるトラブルのことを「歯根破折」といいます。

これまで、歯を失う原因のほとんどが虫歯と歯周病とされていましたが、最近になって歯根破折が原因でやむなく歯を抜かなければならないというケースが増えてきています。

 

歯根破折の症状は・・・

きちんと治療をしてあるはずの歯が急に痛みだしたり歯茎が腫れたりした場合は、この歯根破折がまず疑われます。歯

根破折は、軽度の虫歯治療の場合にみられることではなく、いわゆる「さし歯」などの治療を行った歯に多くみられ、それも治療後治療後5~15年という長い年月を経てから起きるトラブルです。

 

歯根破折を防ぐには・・・

過去の常識では、柔らかい象牙質を補強するためには、硬くて丈夫な材料を用いるべきだという考えが浸透しており、人工的な土台の支柱には金属が用いられてきました。

歯根破折は、「さし歯」の支柱に用いる金属と歯の象牙質の硬さが大きく異なるために、噛んだ力が硬い金属から柔らかい象牙質に均等に分散して伝わらず、特定の部分に力が集中して象牙質がひび割れる現象です。したがって、歯根破折を防ぐには金属の支柱を使わないことが最大のポイントということになります。

最近(2003年)になって、金属の支柱に替わる材料としてグラスファイバー製の支柱が登場し実用化されました。グラスファファイバー製の支柱は金属の支柱に匹敵する強度を持ち、象牙質と近似した適度な弾性を持っているため歯質へのダメージを軽減することができ歯根破折を防ぐことができるのです。

糖尿病と歯周病の相関関係

(1) 糖尿病の人は歯周病の罹患率が高い

調査によってやや差はありますが、糖尿病でない人に比べて2倍強の頻度で歯周病が起きやすくなるとの報告がみられます。

(2) 糖尿病の人は歯周病がより重症化しやすい

糖尿病の人では歯周病の罹患範囲(歯周病の歯の本数)や、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にできるすき間)の大きさなど、歯周病の重症度を示す値が、糖尿病でない人より高いことがわかっています。

(3) 糖尿病の罹病期間が長い人ほど、歯周病の罹患率が高い

糖尿病では罹病期間が長くなるほど、いろいろな合併症が起きやすくなりますが、歯周病も同じ傾向がみられます。ただしこれは、加齢の影響も少なくないと考えられます(糖尿病の罹病期間が長いということは、それだけ高齢であると考えられ、歯周病の罹患率も自然に高くなる)。

(4) 血糖コントロールがよくない人は歯周病がより重症化しやすい

血糖コントロールがよくない人ほど、合併症の進行が早くなりますが、歯周病も同じ傾向がみられます。

(5) 歯周病が重症化している人ほど血糖コントロールがよくない

進行した歯周病がある人ほど、血糖コントロールが悪化しやすく、合併症の発病率が高いという報告もあります。

(6) 歯周病の人は糖尿病の罹患率が高い

歯周病の人は歯周病でない人よりも、糖尿病の罹患率が約2倍高いとの報告があります。

(7) 歯周病の人は糖尿病でないとしても糖尿病予備軍であることが多い

(6) と同じ調査から、歯周病がある人は、たとえ糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないとしても、HbA1C(過去1~2カ月間の血糖値の平均を表す検査値)が高い人が多いことが示されました。つまり、「糖尿病予備軍」の頻度が高いということです。

(8) 糖尿病の人が歯周病をしっかり治療するとHbA1Cが改善する

慢性感染症である歯周病に対して徹底的な治療を行うと、血糖コントロールが改善することがわかってきました。それとは逆に、血糖コントロールが悪いと歯周病の治療だけ進めても、歯周病がなかなかよくならないと、従来からよくいわれています。

肥満と歯周病の関係

ある調査では、肥満の人に歯周病が多いということも報告されています。

肥満の人は普通体重の人に比べて、歯周病に1.5も かかりやすいといわれています。

歯周病は、40代では80%以上の人がかかっている非常に有病率の高い病気で、中高年者が歯を失う最大の原因になっています。

最近は、単なる歯の病気としてだけでなく、 糖尿病や心臓病など全身性の疾患とも密接な関係があることも明らかになってきました。

肥満の人の内臓脂肪には「TNF-α(腫瘍壊死因子)」 という物質がたくさん発現しています。

この物質は、白血球の一つ、「単球(マクロファージ)」からも分泌されて、炎症反応を活発化させるのに重要な役割を果たしていることが分かっています。 つまり、肥満の人は、常に体内が炎症状態にあると言えるのです。

こうした場合に何らかの感染症にかかると、さらに全身の炎症がひどくなるとみられています。歯周病も感染症なので、より炎症が悪化するというわけです。

それに加えて、歯周病菌の死骸が「内毒素」と呼ばれる多量の毒素をまき散らすことが、血糖値にも悪影響を及ぼします。

血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に推し進めます。TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。

 

肥満も歯周病を悪化させる因子となります

 

脂肪細胞から分泌されるTNF-α(腫瘍壊死因子)という物質は、骨吸収を促進する作用があることが知られています。 肥満の人では脂肪組織が分泌したTNF-αが歯槽骨の吸収にも 関与し、歯周病を重症化させているのではないか、と考えられています。

内毒素(歯周病菌の死骸)⇒TNF-aの産生⇒血液中の糖分の
取り込みを抑制⇒インシュリンの活動を抑えてしまう

糖尿病の悪化へ

 

これまで歯周病の危険因子として、加齢糖尿病喫煙などが知られていますが、今後は肥満にも注目する必要がありそうです。

 

歯周病+肥満がそろうと糖尿病予備軍 

インスリンの働きが悪くなると、血糖値が下がりにくくなります。

つまり、歯周病も肥満も、TNF-αの分泌を活発にすることで血糖値のコントロールを悪化させ、結果的に糖尿病の発症につながる可能性があると考えられるのです。 

BMIと歯周病罹患との関連について分析したところ、肥満者は普通体重者に比べて歯周病にかかるリスクは1.55倍認められました。

糖尿病口の中に及ぼす影響について

糖尿病は、血糖値が高くなる(高血糖になる)病気です。高血糖は口の中の環境に次のような影響を及ぼします。 

◇ 口の中が乾燥する

高血糖状態では、浸透圧の関係で尿がたくさん出ます。その結果、体内の水分が減少するとともに唾液の分泌量が減り、口渇(喉や口の渇き)という症状が現れます。唾液には食べ物を消化する働きの他に、口の中を浄化したり組織を修復する働きもあり、歯周病を防ぐように作用しています。高血糖のために口の中が乾燥している時は、その作用が低下していて、歯周病の原因菌が繁殖しやすく、歯周病が進行しやすい環境になっていると考えられます。 

◇ 唾液などの糖分濃度が高くなる

口の中は唾液や歯肉からの滲出液で常に潤っています。これらの液体は、もともとは血液から作られるものです。ですから高血糖下では、唾液や滲出液の糖分の濃度が高くなります。そのような状態は、歯周病の原因菌が繁殖に適していると考えられます。

◇ 細菌に対する抵抗力が低下する

高血糖状態では、細菌を貪食する好中球(白血球の中で最も数が多い顆粒球)の働きが低下することがわかっています。つまり、感染防御機構が十分に機能しなくなるということです。そのために様々な感染症にかかりやすくなり、感染症である歯周病も当然、起こりやすくなります。 

◇ 組織の修復力が低下する

プラークが形成された歯周組織では、細菌によって引き起こされる組織の破壊と、それを何とか修復しようとする働きのせめぎあいが続いています。高血糖(または低血糖)状態では、組織を修復する働きが低下することがわかっていて、糖尿病で歯周病の進行が早くなることには、このことが影響していると考えられます。

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