私たち日本人は毎日、当たり前のように歯を磨きます。顔を洗う、お風呂に入る、食事をする。それらと同じようになんとなく歯ブラシを持ち、なんとなく鏡を見てなんとなく口の中へ。キレイ好きで知られる日本人だけあって、なんと98%の人が毎日歯を磨いているのだそうです。

(平成28年歯科疾患実態調査)

では、お聞きします。

あなたは『何のために』歯を磨いていますか?

「なに言ってんの。汚れを落とすためでしょ!?」そのとおり、たしかに汚れを落としています。ならばもう一歩突っ込んで、その汚れとは何でしょうか? 

「食べかす」と答える方が多いようですが、本来歯磨きで落とすものは『細菌の集合体』口の中には、耳かき一杯程度に1000億もの細菌がウヨウヨ生活しているともいわれます。

次に、むし歯や、歯周病になりやすい場所を見てみましょう。

細菌がたまりやすい部位

こうしてみると細菌がたまりやすい場所=むし歯や歯周病になりやすいということがわかります。つまり、むし歯や歯周病は細菌によって引き起こされる細菌感染症ということ。

クリーンな歯は決してむし歯や歯周病にはなりません。

正しい道具を選ぶ

落としたい部位によって、使う道具は変わります。メイクをするときにブラシを使い分けるように、ゴルフをするときにクラブを使い分けるように、部屋の掃除をするときに清掃用具を使い分けるように口の中をキレイにする道具にも適材適所があるのです。

デンタルフロス

歯と歯の間や、歯ぐきの中1~2ミリの汚れを取り除ける唯一のセルフケアツール

デンタルフロスと歯間ブラシ

歯間ブラシ

歯と歯の間が広く開いている部分に最適、すき間の大きさによってサイズを使い分ける必要があります。

奥歯の歯と歯の間を歯ブラシできれいにするのは構造的に絶対無理。当てる方向を変えたとしても、届かないものは届かない。

フロスを使わない限り、間違いなくバイオフィルム(細菌の集合体)がつくられてむし歯や歯周病になります。「歯ブラシだけですべてをキレイにすることは不可能」と割り切って効率よく効果を出せるセルフケアを考えていきましょう!!   

むし歯や歯周病で困ることがないように、生涯美しく健康な口で、おいしく食事をして趣味も充実するように、そのために大切なのは「あなたに合わせた提案」をし、これから先ずっと二人三脚でサポートしてくれる歯科衛生士さんを見つけることが必要です。