1990年歯がなくなる原因は20歳以下はむし歯、40歳以降は歯槽膿漏と呼ばれる歯周病でした。2005年の調査では、むし歯や歯周病で歯をなくす人は少なくなってきました。

その訳は、むし歯は放置することで進行して歯が無くなりますが、きちんと修復処置や歯内療法を行うようになったこと、歯周病は原因である歯垢や歯石を定期的に取り除くためです。

しかし、食べ物を食べるだけの歯の数が多くなり、ついつい硬固物(豆類・タネ類・アメ・氷・乾燥植物など)を好んで食べる人が増え、その分、歯の破損は多くなりました。

80歳で20本の歯があれば、食事の咀嚼、発音、嚥下もある程度困らないとされています。日本歯科医師会では国民に対し8020と称した運動を続けています。

しかし、抜けた部分により咬める場合と咬めない場合があります。もちろん、28本あった方がより噛む力(咀嚼・踏ん張る力)や嚥下・発音・発語に有利です。

歯が20本以上、残っていると他の疾患の医療費も安い。

兵庫県歯科医師会が33,000人の70歳以上の人を調査した結果では、1人あたり、医療費は70歳で20本の歯が残っている人は17,000円、20本以下では22,000円と25%低いこと、また癌、気管支など呼吸系や循環器系の疾患が極度に低いことが解っています。