細菌の固まりで出来ている歯垢の中には、歯周病菌と呼ばれる細菌が存在します。この歯周病菌は歯の周りの組織に感染し、歯肉に炎症を引き起こし、やがては歯を支える顎の骨まで溶かしてしまう病気で、日本人の80%近くの人がかかっていると言われています
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タバコの影響で歯茎の色が変色するって本当?!

昔は多くの人がタバコを吸っていましたが、2003年の健康増進法の施行により、喫煙者は減少傾向にあります。また、喫煙場所も以前より大幅に減少しています。

私の知り合いの喫煙者も、昔はすぐに喫煙所があってタバコを吸えたのに今は喫煙所を探すのも一苦労だといっていました。

喫煙

タバコが悪影響を与えるのは肺だけではない

みなさんは、タバコ=肺癌などというイメージがある方が多いのではないでしょうか。

しかし、タバコは肺以外にも体の様々なところに悪影響をあたえます。

ではお口の中ではどうでしょうか。

タバコは歯周病の原因となる?

喫煙者の人は非喫煙者の約2~9倍歯周病になりやすいといわれています。

タバコには、血管を収縮させる働きがあります。そのため歯茎に血液が十分に行き届かずに栄養不良となり抵抗力を奪い、歯周病になりやすくするのです。

また、歯周病の治療をしても再発しやすく、治りにくいといわれています。

タバコで歯が茶色くなる

タバコのヤニで歯が茶色くなるのは知っている方も多くいるのではないでしょうか。

ヤニはタールという真っ黒で脂っぽい液体の物質からできています。

それがタバコに含まれているために、黒いタールが薄まって茶色や、黄色のような色で歯に着色していきます。

ヘビースモーカーの人の中には、真っ黒な歯をしている人もいるようです。

また、これらの色素沈着は歯磨きではおとすことができません。

歯だけではなく歯茎も変色

タバコを吸う人の歯茎を見てみてください。黒くありませんか?健康な人の歯茎はきれいなピンク色をしています。

タバコを吸うことで歯茎にメラニン色素が沈着します。そのため歯茎が黒くなってしまいます。

歯周病が原因で歯茎が黒くなることも

慢性的な歯周病の場合、歯茎が内側から黒く変色することがあります。

また、歯茎にまで色素沈着をすることもあります。この場合も歯磨きでおとすことはできません。

その他にも多くの悪影響が・・・

タバコに含まれるタールとニコチンの成分が口臭の原因となります。

タバコを吸うことで、血液の住管機能が低下し、唾液の分泌が低下します。これも口臭につながります。

タバコを吸うことで最悪の場合口腔ガンになることがあります。口腔ガンには、歯肉ガン、舌ガン、頬粘膜ガンなど様々な種類がります。

禁煙をこころがけましょう

このようにタバコを吸うことで体や口には多くの悪影響があります。

禁煙することでストレスになるようであれば、禁煙外来へ通うなどして禁煙をこころがけていきましょう。

ホワイトニングができない人っているの?体への影響は??

歯を磨く女性

ホワイトニングという言葉を聞くと多くの方が歯を白くすることと認識していただけるのではないでしょうか。最近では多くの歯科医院でホワイトニングを行っています。

では、ホワイトニングを行うことのできない人はいるのでしょうか?

人工の歯はホワイトニングで白くすることができない

虫歯の治療などで冠がかぶっていたり、詰め物がされていらりする部分はホワイトニングでは白くすることができません。ホワイトニングはご自身の歯を白くする施術です。

被せものの部分が気になる方は、被せものを白いものに変えるなどをすることもできますので主治医に相談してみましょう。

ホワイトニング剤の刺激で知覚過敏になることも

歯にひびがある場合、傷がある場合、象牙質がむき出しの場合はホワイトニング剤の刺激によって知覚過敏の症状が出ることがあります。ホワイトニングを行う前に医師が判断します。

ホワイトニングを行う前に虫歯の治療を

虫歯などがあるとホワイトニングができないわけではないのですが、しみる症状などがでる可能性があるので、できれば虫歯の治療を行ってからホワイトニングを行うことを推奨しています。

もともとの歯の色が濃いと効果が実感できない

ご自身の歯の色がとても濃い人はホワイトニングの効果があまり実感できない場合があります。テトラサイクリンという抗生物質を服用したことで歯が変色してしまった場合は大きな効果が得られない場合があります。

歯磨きなどのお手入れができないと効果が続かない

ホワイトニングをしたからと言って白い歯が永遠に続くわけではありません。

歯の白さを保つためにも毎日の歯磨きが重要となります。

歯を磨かずに常に汚れが残っている口腔内の状態の人はホワイトニングには向いていません。

効果を持続させるためには

ホワイトニングの持続期間は約半年から一年半ほどといわれています。

効果を持続させるためにも先ほどお話ししたように毎日の歯磨きや、定期的に歯科医院でクリーニングを行うなどのアフターケアが重要です。

まずは相談してみましょう

ホワイトニングができるかどうかは自己判断では難しいものです。

ホワイトニングを希望する場合はまず専門医へ相談してみましょう。できない場合でも他の方法を見つけてくれるはずです。

お口周りの癖はありませんか?~口腔習癖がもたらすトラブル~

お口の観察

皆さん自身やみなさんのまわりにはさまざまな癖を持った人がいると思います。

例えば、貧乏ゆすりをする癖がある人や、頬杖をつく癖、足を組む癖がある人など様々です。今回はお口周りの癖についてお話しします。

口の周りの癖は口腔習癖

口腔習癖とは、のどの部分からお口にかけて無意識的に繰り返して行う癖のことをいいます。口腔習癖にはどのようなものがあるのでしょうか。

1.咬唇癖

咬唇癖とは下唇を噛んだり、爪や皮膚を噛んでしまう行為のことを言います。

一つのことに集中している時や、考え事をしていて無意識に噛んでしまうということが多いようです。

2.吸唇癖

吸唇癖とは、文字のとおり唇を吸ってしまう癖です。

下唇を吸うことで上の前歯が押し出され、出っ歯になったり、上唇をすうことで受け口のようになってしまうことがあります。

3.拇指吸引癖

いわゆる指しゃぶりのことです。指しゃぶりをすることで、出っ歯や開咬(歯がかみ合わず開いている状態)などの不正咬合につながります。

指以外にもタオルや毛布などを噛む癖も歯並びに影響を与えます。

4.態癖

態癖とは無意識に行う癖のことです。

例えば、頬杖をつく、寝るときに左右どちらかに寝る方向が偏る、食事中にどちらかの歯で噛んでしまう、姿勢が悪いなどがあります。

5.口呼吸

口呼吸も口腔習癖となります。これは、鼻が詰まって一時的に口呼吸となっている場合などではなく、無意識的に口呼吸の癖がある人のことをいいます。

口呼吸の人はお口が長時間開いているため、顎の筋肉や成長に影響をあたえて不成咬合を起こしやすく、お口が開けっ放しのため、口腔内が乾燥し細菌が増えることで虫歯などのトラブルになりやすくなります。

6.舌突出癖

舌突出癖とは舌を前に突き出す癖です。日常的に行っている人もいれば、食事を飲み込む(嚥下時)時のみ行っている人もいます。

舌突出癖の方は舌で歯が押されるため開咬や出っ歯になりやすくなります。

口腔習癖に治療法はあるのでしょうか

皆さんもお分かりのように日常的に行ってしまっている“癖”を治すことは簡単ではありません。無意識的に行っていることは意識してやめてもらうことになります。

トレーニングをすることで効果があるとも言われています。

口腔筋機能療法とは

そのトレーニング法が口腔筋機能療法です。

口腔筋機能療法には発音や嚥下、咀嚼のトレーニングや口唇を閉めるトレーニング、舌を挙上(高くする事)させることにより筋力をあげるトレーニングなどがあります。

癖というものは自分ではあまり気付きにくいものです。

口腔習癖は上記のようにお口の中に様々なトラブルを招きますので、気になる人は自分に癖はあるか周りの人に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

口腔内のむし歯菌、歯周病菌を抑制できる

L8020菌とは?

L8020菌は、正式名称をラクトバチルス・ラムノーザスKO 3株と言い、広島大学歯学部のニ川教授が発見した乳酸菌のひとつです。

むし歯や歯周病に罹患(病気になること)したことのない健康な子どもの口腔内から摂取した菌で、このL8020菌が、口腔内のむし歯菌、歯周病菌を抑制できることがわかりました!

 “L8020”という名前は、80歳になっても20本の歯を保てるようにという願いを込めて付けられたそうです。

L8020菌とは

L8020菌の正式名称は「ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株(Lactobacillus rhamnosusKO3)」。広島大学歯学部の教授で歯学博士の二川浩樹先生によって発見された菌です。

二川先生は、う蝕(いわゆる虫歯)にかかったことのない子供13名の唾液から42種類の乳酸菌を分離し、その中から虫歯菌(ラクトバチラス・ミュータンス)の抑制効果がある菌“L8020を探し出しました。

効果については詳しく後述しますが、「毎日食べれば虫歯菌・歯周病菌が8割減少する」という優れモノ!

L8020菌の効果と科学的根拠

では、L8020菌にはどのような効果があるのでしょうか?

歯周病菌・むし歯菌の口腔内保菌数の変化

主に、左図に示すように次の3つを挙げることができます。

・ 虫歯菌(ミュータンス菌)の減少効果
・ 歯周病菌(ジンジバリス菌)の減少効果
・ カンジダバイオフィルムの抑制効果

これらの効果は、この菌で作ったヨーグルトを用いた臨床試験で確認されていますので、信頼性が高いといえるでしょう。

それでは、データとともにそれぞれ見てみましょう。

L8020菌を使用した商品

虫歯や歯周病の予防や改善への効果が確認されたL8020菌。

この菌を使用した商品が口腔でのプロバイオティクスとして注目を浴びています。L8020菌は、広島大学発のベンチャー企業“CampusMedico(キャンパスメディコ)”によって研究開発・製造・販売・技術移転な どされています。 

四国乳業㈱らくれん『8020ヨーグルト』

四国乳業㈱らくれん『8020ヨーグルト』

乳酸菌といえばヨーグルト!

王道ではありますが、L8020菌はヨー  グルトの製造に適した乳酸菌ではないために、製品化までには多くの苦労があったそうです。毎日食べてください。

口腔内にL8020菌が定着します。

当院では発売できません。神戸市内ではコープこうべ、イオン、イカリスーパー、トーホーストアで販売されているようです。

L8020菌配合のタブレット

L8020菌配合のタブレット

噛んで食べて唾液の分泌を促すL8020乳酸菌入チュアブルです。  噛み砕きやすく、外出先でのお食事後や、マウスウォッシュの刺激が苦手な方にもオススメ。  キシリトール使用、砂糖不使用です。梅ミント風味、 レモンミント風味 / 30粒入(約30日分)。  

当院で販売しています。生菌です。ヨーグルトに比べるると口腔内定着率は少し落ちます。 

L8020菌配合の歯みがきジェル

L8020菌配合の歯みがきジェル         

殺菌剤不使用 研磨剤不使用
歯磨きにL8020乳酸菌を取り入れることでオーラルケアの相乗効果が期待できます。 

L8020菌配合のマウスウォッシュ

L8020菌配合のマウスウォッシュ 

お口のネバネバ解消!
口臭を予防!朝起きた時 すっきり!

歯みがきジェルとセットで使うと効果的

L8020菌配合の子供用タブレット

L8020菌配合の子供用タブレット

対象年齢は1歳半頃〜。もちろん、妊娠中のママにも。また歯周病予防や口臭予防にも効果がありますので大人も子供も御家族皆様でお召し上がりいただけます。

インプラントに寿命ってあるの?~インプラントの寿命をのばすために~

インプラントのイメージ

ブリッジや入れ歯などは途中で歯の土台が虫歯になったり、合わなくなったりして作り直しが必要な場合があります。ではインプラントにも寿命はあるのでしょうか。

インプラントってどんなもの?

インプラントとは、虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合に欠損部分に人工歯根(インプラント)を埋め込むことです。

インプラントはこの人工歯根と歯冠の代わりの人工歯の上部構造、これらの二つを連結するアバットメントという構造からできています。

インプラントに寿命はあるの?

インプラント自体は腐ったり、長年お口の中に入れていることで溶けたりということはありません。しかし、インプラントも歯と同じように歯石はつきます。

また、口腔ケアをしっかり行わないと歯周病にもなります。

歯周病によってインプラントが脱落してしまう

インプラントの周りの骨が歯周病になり、悪化してしまうと骨が溶かされてインプラントがぐらぐらしてきて取らなくてはいけなくなることがあります。

また、インプラントの周りがインプラント周囲炎などになり腫れたりすることもあります。

インプラントの寿命を延ばすためにはなにをしたらよいの?

一番大切なのが、お家で行う毎日の口腔ケアです。

インプラントもそうですが、それ以外の歯も歯周病にならないようにしっかり補助用具などをつかって口腔清掃を行いましょう。

歯医者での定期健診

ご自身ではしっかりと口腔ケアできているつもりでもプロから見ると歯ブラシがきちんと当たっていないところがあったりします。

また、歯周ポケットの中は歯ブラシでは磨くことはできませんよね?

それらをしっかりと歯科医師や歯科衛生士にクリーニングしてもらったり、チェックしてもらったりしましょう。

かみ合わせなどもしっかりみてもらいましょう

インプラントを入れて時間がたつとインプラントに強くかみ合わせがあたってしまうというトラブルも出てきます。

そのため、定期健診の時などかみ合わせの調整なども必要となります。

気になることがあればすぐ主治医の元へ!

痛みや違和感などなにか不具合が生じた場合はそのまま放置するのではなく、歯科医院へ連絡しましょう。インプラントは保険外の治療ですのでせっかくいれるのであれば、寿命ものばして健康な口腔内にしましょう。

歯周病の予防、治療について

お口の中には約700種類の細菌が住んでいます。普段はあまり悪いことはしませんが、お口の中が汚れた状態だったり、砂糖を過剰に摂取したりすると細菌がネバネバした物質を作り出して歯の表面や歯肉の粘膜にくっつきます。これが歯垢(プラーク)です。

歯垢は複雑なバイオフィルムを形成し、粘着性が強いので、少々のうがいや通常の歯みがきをしても落ちません。また、この歯垢(プラーク)の中には10億個の細菌が住み着いているといわれています。一つひとつの細菌は病原性が弱いため単独で疾患を起こすことはないのですが、混合感染することで、歯周病やむし歯といった代表的な疾患を引き起こします。

歯周病やむし歯も細菌感染による疾患です。そこで、大切なのは予防ということになります。

口腔内には500~700種類くらいの常在菌が住み着いています。一口に菌と言っても常在菌の中には善玉菌も悪玉菌もいます。歯垢が溜まってくるとそこに悪玉菌と呼ばれる細長い桿菌が多くなり歯周病菌やむし歯菌が増殖しやすい環境ができてしまいます。口腔内の常在菌を優位にして悪玉菌を増やさない、付着させないよう口腔内環境を整えることが大切になります。診断、治療と定期的なメンテナンスで、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)をためない、増やさないが基本です。

歯周病の症状

1. 歯ぐきから血が出る

歯周病が進行すると、歯を磨く時や食事のときなど炎症が起きている歯ぐきはわずかな刺激でも出血します。

2. 歯の周りの歯ぐきが時々腫れる

痛みもなく歯ぐきがポコッと腫れてくることがあります。腫れた部分を舌で押すと膿が出てくることもあります。

3. 歯がうずく

歯ぐきがむずかゆい感じがして、歯が浮き上がっている感じがすることがあります。

4. 水がしみる

歯肉と歯の間にできている溝が、歯の根元の方向に深くなるため、敏感な歯の根の部分が水などに触れてしみやすくなります。

5. 口臭が強くなる

汚れや細菌の量が多ければ、それだけ臭いが強くなり、さまざまな口臭がするようになります。

お口の中に銀歯が!なぜ白い詰め物ではいけないの?

詰め物

虫歯になってしまい、歯医者さんで治療すると白い詰め物の場合と金属のかぶせものになる場合があります。では同じ虫歯なのになぜ治療方法が違うのでしょうか。

虫歯の大きさや虫歯になった部位にもよります

虫歯になってしまった時、小さい虫歯なら多くの場合白い詰め物(コンポジットレジンなど)で詰めることが可能です。そのため審美性も良くなります。

しかし、奥歯の虫歯で虫歯の範囲が広範囲(例えば咬み合う面から両方歯と歯の間など)になる場合は金属にしなければいけない場合があります。

奥歯にコンポジットレジンなどを詰めると欠けてしまう?

奥歯は自分の体重の何倍かの力がかかる歯です。そのため、虫歯の範囲が大きいのにコンポジットレジンなどで詰めてしまうと欠けてしまう原因となります。そのため、奥歯にはきちんと型取りをして作成した銀歯をかぶせることが多いです。

銀歯のメリットは耐久性があること

スポーツなどで瞬発力を使うときに食いしばっている人は多くいるのではないでしょうか。このように、奥歯はとても力がかかる歯です。

銀歯の良い点は歯にある程度の力がかかっても欠けることなく耐久性に優れているというところです。

保険適応のためコストが安い・保険適応の白い歯も

また、銀歯は保険が適応されるため比較的安くかぶせものを入れることができます。しかし、お口を大きく開けて笑ったりすると他の歯が白い場合などは銀歯が目立ちます。

どうしても白いかぶせものを入れたいという場合は現在のところCAD/CAM冠が小臼歯に限り保険適応になりましたがそれ以外は保険外となり費用も大きくなります。

デメリットとしては金属アレルギーのリスクがある

金属アレルギーというとネックレスなどで首の周りが赤くなったりかゆみがでたりするというイメージを持つ人が多くいるのではないでしょうか。しかし、銀歯を入れることも金属アレルギーの原因となることがあります。

お口の中に銀歯の成分が溶け出す

銀歯などの金属のかぶせものをいれてから時間が経って皮膚に炎症やかゆみ、皮膚がむけてくるなどの症状がある場合はお口の中の金属が原因で金属アレルギーの症状がでている可能性もありますので皮膚科を受診しましょう。しかし、お口の中の金属が原因であるかどうかの発見は難しいといえます。

金属を入れてから時間が経過してしまっていること、症状が全身にでるということ、その他の病気との区別が難しいということがその理由です。

銀歯の下から再度虫歯になることもある

かぶせた銀歯と自分の歯との間に少しでも隙間があると、虫歯菌はそこを狙ってきます。

また、銀歯の下が虫歯になってもレントゲンではわかりにくく、痛みが出るほどの大きな虫歯になってから気づくという人も多くいます。

このように銀歯には歯良い点、悪い点の両方があります。銀歯をかぶせることになってもご自身で口腔ケアをしっかりと行い、定期健診に行くことでこれ以上虫歯にならない口内環境を作りましょう。

歯周病を悪化させないために

手遅れの歯周病になってから歯を残したいと願うことは体の反応を無視したエゴのようなものです。実際にはそこに至るまでにかなりの時間とゆとりがあるのです。

1.しっかりした歯磨きを始める。

悪化するスパイラルの転換点になるのが自分で行うハミガキです。歯周病の原因となる歯に付着する細菌の量をできるだけ少なくすることで炎症が少しずつ落ち着く方向に変化します。炎症が落ち着いてくると出血しにくくなり水もシミにくくなりさらによく歯磨きができるようになります。初めは出血も起こしやすいため歯ブラシの硬さも「ソフト」を使用して水がシミるようであればお湯を使ったりして根気よく毎日続けていきます。

2.歯医者さんで汚れや歯石を取ってもらう。

しっかりとした歯磨きを2週間以上続けると歯ぐきにも出血が少なくなるなどの変化が現れます。それでも歯ブラシだけでは落とすことの出来ない汚れや細菌が歯の根元にこびり付いているのでその部分は歯医者さんで取るしかありません。歯周病を治していくには、自分で行う歯磨きと歯医者さんで行う治療の両方が必要です。しかし、重要なのは初めは歯磨きという「自分の努力ありき」ということです。この努力なしではいかなる歯の健康も維持が困難になります。

妊娠性歯肉炎について

妊娠そのものが歯周病を引き起こすわけではありません。

しかし、歯周病菌は、女性ホルモンの影響で増殖するものがあります。

また、女性ホルモンは歯肉の毛細血管や細胞に作用して歯周病を悪化させるとも言われています。歯周病の原因はお口の中の細菌ですから、お口を清潔にすることで腫れや出血は改善されるのですが、 つわりで充分に歯磨きできない方もおられるようです。

症状がひどくなると痛みなどのため、さらに歯磨きが困難になる場合もありますから、 出来る範囲でお口の清潔を心がけてください。

妊娠中はもちろん、妊娠前からの適切なプラークコントロールが、元気な赤ちゃんを出産するためにも重要となります。症状に気づいたら、早期に歯科医院へ行って相談してみましょう。

突然の虫歯の痛みに効果的な方法とは?

しっかりと歯磨きを行っているつもりでも、磨き残しがあったり、歯並びなどの影響で磨きにくい部分があり、虫歯になってしまってしまうという方もいるかと思います。

また、痛みが出てきて初めて虫歯と気が付く方もいるのではないでしょうか。

虫歯の痛みがでたらどうしたらいいの?

なんだか歯が痛いなと感じることがあれば虫歯になっている可能性があります。

一番いい方法は、すぐに歯科医院で診察してもらうことです。しかし、仕事などが忙しくてすぐに歯科医院を受診することができないという方もいると思います。

痛みが強い場合は痛み止めの薬を飲みましょう

夜中に痛みが出て、痛みがあってもどうしても受診することができない場合は、痛み止めの薬を服用して痛みを和らげるといいでしょう。しかし、痛み止めは痛みを和らげる効果はありますが、虫歯を治す効果はありませんので早めに歯科医院を受診しましょう。

歯の痛みに効果的なツボを押してみる

あまり知られてはいませんが、歯痛にもツボがあります。歯痛に効果的なツボは手の甲にある合谷<ゴウコク>というツボです。

合谷は親指の骨と人差し指の骨が合流するところあたりにあります。ここをしばらく押してみてください。分かりにくい場合はインターネットで調べてみてください。

ゴウコク

手のひらにある歯痛点というツボ

歯痛点というツボは手のひらの薬指と中指の付け根の間にあります。ここを強めに刺激してください。片方の手だけでなく、左右交互に行うようにしましょう。

これらのツボも先ほどお話ししたように虫歯の痛みを和らげるだけで虫歯を治すことにはつながりませんので必ず歯科医院を受診してください。

お酒を飲むことはNG

お酒を飲んでしまうとアルコールの影響で血流が良くなり、痛みが増す可能性がありますので、お酒は我慢しましょう。

また、同様に熱いお風呂も血流が良くなりますので長時間熱いお風呂に入るなどはやめた方がよいかと思います。

一番良い方法はもちろん歯科受診

痛みの原因は虫歯ではない可能性もありますし、虫歯が大きく神経まで達しているという場合もありますので、痛みがでたら我慢せず早めに歯科医院を受診しましょう。

また、歯科医院で定期的に虫歯や口腔内のチェックをするのもお勧めします。

口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防につながります

肺炎は死因原因の上位に位置する病気です。その中でも誤嚥性肺炎という病気がお年寄りの発症する肺炎の多くを占めています。

この誤嚥性肺炎と口腔ケアにはなにかつながりがあるのでしょうか。

むし歯菌

誤嚥性肺炎とはどのような病気でしょうか

間違って食べ物や飲み物が気管に入ってしまいむせたことがある人は多くいると思います。

しかし、高齢になり、体力が低下していたりすると咳をしても吐き出すことができなくなることがあります。そのため、細菌などが入り込んでも吐き出すことができず、肺に入り込んで増殖して炎症を起こしてしまいます。

寝ているときにも注意が必要

起きている間の誤飲・誤嚥だけでなく寝ている時にも注意が必要です。みなさんも知っての通り、お口の中は細菌の住みかです。そのため繁殖した細菌を寝ている間に誤嚥し、うまく吐き出せずに起こることもあります。

誤嚥性肺炎の症状にはどのようなものがあるの?

誤嚥性肺炎の症状としては、咳が出る・高熱が出る・痰の量が増えた・呼吸が苦しいなどの症状があります。専門の医師でない場合風邪と言われて終わってしまうというケースもあるそうです。

高齢者の場合症状がわかりづらいこともあります

高齢者の場合上記の症状がみられないことも多くあります。その場合下記のような症状がないか注意して様子を見て下さい。

唾液が飲み込めない、痰に色がついている、のどの音がごろごろなっている、食事に時間がかかるなどの症状がある場合は注意しましょう。

誤嚥性肺炎の予防のために重要なこと

誤嚥性肺炎防止のために重要なことのひとつに口腔ケアがあります。口の中に食べかすが残っていたり、歯周病菌や虫歯菌などがいることで細菌が増殖しやすくなります。

この細菌の増殖が誤嚥性肺炎の原因となります。

口腔ケアで細菌の減少を!

しっかりと口腔ケアを行うことで細菌の量が減り、誤嚥性肺炎の予防につながります。口腔ケアのやり方がわからない、または、手が自由に動かないので口腔ケアが難しいという方は、専門家に相談しましょう。

また、寝たきりの方などは訪問歯科などで口腔内の状態をみてもらいましょう。

毎日の口腔ケアが大切!

もちろん口腔ケアは毎日行うようにしましょう。
口腔ケアをすることで口腔内をきれいにするだけでなく、唾液の分泌を促す効果もあります。また、口腔ケアをしたときにいっしょにお口のマッサージもするとよいですね。

なぜ虫歯になるのでしょう?!

脱灰と再石灰化、この2つの言葉を覚えてください!!

★脱灰

歯が溶けようとする状態。すなわち放っておくと、どんどん歯が溶けていき虫歯になります。

★再石灰化

溶けかかっている歯がもとに戻ろうとする状態です。

脱灰と再石灰化は常にお口の中で起こっています。虫歯の原因はお口の細菌です。

歯の表面は唾液の成分によって保護されていますが細菌が砂糖などの糖を食べ、酸を作ることによってお口の中が脱灰を起こしやすい状態となり少しずつ脱灰が進んでいきます。

しかし、ブラッシングでお口の中がきれいになり、また唾液の働きなどにより

再び環境が改善されると歯の再石灰化が促進されます。こうして口の中では常に脱灰と再石灰化を繰り返しているのです。こうした理由からお口の中をきれいにしておく必要があるのです。

むし歯は赤ちゃんにうつる

生まれてすぐの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はいません。

赤ちゃんは胎内では無菌の状態で、出産後いろいろな細菌にさらされ感染していきますが、 虫歯菌に関しては、歯が生え始め、細菌が繁殖する環境が整うころから多くなります。なお、約 1 歳半から 2 歳半位までの間に感染します。

母親などが、よく口移しで離乳食を与えることを見かけますが、この時、唾液を介して母親のむし歯菌が少ないほど、その子どもへの感染は少なくなるといわれています。

さらに感染する時期が遅いほど、むし歯になりにくいという報告があります。親が口移しの危険性についての知識を持つとともに歯磨きや虫歯の治療を行い、自身の虫歯菌を減らしておくことが大切です。

口臭を予防できる食べ物があるって知っている?

口の中がなんだか臭う。これって口臭?と口臭に悩む方は多くいると思います。

ご自身ではわからなくても、家族や他人から口臭を指摘されて気づくということもあると思います。今回はこの口臭を予防する食べ物を紹介します。

フルーツ

口臭ってどういうもの?

口臭とは字の通りお口からでる不快な臭いのことです。

原因としては、年齢やその時の体調、ストレス、お口の中の汚れ、虫歯、歯周病など様々なものがあります。

口以外にも胃からくる臭いが口臭となることもあります。

リンゴに含まれるリンゴポリフェノールが有効?

リンゴに含まれているリンゴポリフェノールは口臭の原因とされているメチルメルカプタンの発生を抑えるといわれています。そのため、消臭効果につながるというわけです。

また、リンゴをかじることで歯の表面についた汚れを落とすこともできます。

また、よく噛んで食べることで唾液の分泌を促進します。

レモンに含まれるクエン酸効果

レモンにはクエン酸という成分が多く含まれています。クエン酸は優れた殺菌作用を持っていて、口腔内の細菌を撃退することができます。

お口の中の細菌増殖が原因で口臭となっている場合は特に効果的です。

また、みなさんもご存知の通りレモンなどすっぱいものを食べると多くの唾液が分泌されますよね。唾液にも殺菌効果がありますので一石二鳥ですね。

パイナップルで舌苔を取り除く

舌苔は口臭の原因となる舌についたたんぱく質などが固まってできた汚れです。特に麻痺がある方や高齢の方などで舌の動きが鈍くなるとつきやすくなります。

パイナップルにはたんぱく質を分解する酵素が多く含まれています。そのため、たんぱく質が分解され舌苔を取り除き口臭の予防につながるというわけです。また、酵素は熱に弱く熱を加えて60度以上になると酵素の力は失われるので、缶詰は加熱処理をしているので効果がありません。

胃からくる臭いにはオレンジが効果的?

胃に物が残っているとそれが発酵して臭いの原因となることがあります。

オレンジなどの柑橘系の食べ物には、酵素が多く含まれており、胃の消化を助ける作用があります。そのため、胃の中に食べ物が残りにくく臭いを抑えるというわけです。

様々な食べ物が口臭の予防につながる!

このように多くの食べ物が口臭の予防につながります。今回はフルーツを中心に説明しましたが、その他にも、サラダやヨーグルトなど口臭の予防となる食べ物は多くありますので、口臭が気になる方はぜひ調べてみるのも良いかもしれませんね。

肉眼では見えない部分が見える?マイクロスコープって知っている?

みなさんが歯科治療に行った際に、歯科医師や、歯科衛生士が顕微鏡のようなものを使ってお口の中を覗いている、治療しているのをみたことがある人もいるのではないでしょうか。

マイクロスコープで治療

マイクロスコープってなに?

この顕微鏡のようなものをマイクロスコープと言います。

マイクロスコープは歯の細かい治療など肉眼ではみることのできない部分を見ながら治療できる実態顕微鏡のことです。

どのくらい拡大できるの?

歯科用マイクロスコープは肉眼でみるより、約3~20倍に拡大して見ることができます。

そのため、肉眼ではできなかった、より高度な治療や、補綴物の段差などの確認もでき、今までより精密な治療を行うことができるようになりました。

マイクロスコープはどのような治療に役立つのでしょうか

まず、虫歯の治療です。マイクロスコープを通して口腔内を見ることで、虫歯と健康な歯の境目を確認することができ、必要最低限の切削量ですみます。

また、補綴物と自分の歯との段差や隙間を確認することができます。段差や隙間があるとそこから細菌が入り込み虫歯になる可能性があります。

細かい作業が必要な根管治療

根管治療では、歯の神経と血管の通っている部分に感染してしまっているのでさらに細かい作業が必要とされます。そのため、マイクロスコープで細部まで確認し、より精密な治療をすることが求められます。

マイクロスコープを使用することで良い点は?

・肉眼で口腔内を見るより細部まで確認することができる
・明るくはっきりと治療部位を確認することができる
・余分に歯を削ることがない
・精度の高い根管治療をすることができる
・外科処置なども必要最低限の範囲で行うことができる

マイクロスコープの悪い点は?

・保険適用ではなく、保険外治療となり治療費がかかる
・すべての歯科医院でマイクロスコープを導入しているわけではない
・術者にスキルが必要
・治療時間がかかってしまう

気になる方はマイクロスコープの治療を行っている医院へ

悪い点でも書いたように、マイクロスコープはどこの医院でもあるわけではありませんので、気になる方は一度かかりつけ医に問い合わせてみるのも良いかと思います。

また、ホームページなどにもマイクロスコープ導入など書いてあるところもありますので調べてみてはいかがでしょうか。

乳歯の虫歯

どうせ生え変わるし、よかった~永久歯じゃなくて・・・
と思っているお母さん実は結構多いんです!!

とんでもないです!!

乳歯がひどい虫歯になると永久歯に影響・・・

乳歯はこどもが食べ物を噛みくだき、どんどん栄養を取って成長するためには、なくてはならないものです。この時期すでに顎の中では永久歯が作られている最中です。

乳歯がひどい虫歯になり乳歯の根の先に膿の袋ができるとその下にある永久歯がうまく育たないことがあります(形成不全)

虫歯になるとこんなにダメージが・・・

1. 噛めなくなる。

2. ひどい乳歯の虫歯で根に膿の袋ができると次に生える永久歯の形成不全がおこる。

3. 早くに乳歯が虫歯で抜けると永久歯が「いつ」・「どこで」生えていいのか分からず生える位置や生える時期の異常をまねく。

4. 歯が抜けると上手く発音ができない。

5. 偏食・食欲不振になる。

6. 全身への影響・・お口の中に炎症があると全身の抵抗力の減弱を招く。心疾患や腎疾患などの全身疾患がある場合には影響が大きい。
 (発熱・皮膚炎が起こることもある)

7. 心理的影響・・食事に時間がかかったり審美的に友達にからかわれたりする

糖尿病のタイプ

糖尿病には、実はいくつかのタイプがあります。

女医

1型糖尿病、2型糖尿病、遺伝子異常や、他の病気や薬剤の作用によるもの、それに妊娠糖尿病です。

(1) 1型糖尿病

自己免疫異常により、インスリンを合成する膵β細胞が破壊され、インスリンが絶対的に欠乏し、高血糖になります。 遺伝様式は不明ですが、白血球の組織適合抗原のタイプにより発症の危険率が高まります。

8 ~ 12 歳の思春期に発症が多くなりますが、幼児や、最近では成人にも発症がみられます。 日本の有病率は1万人に約1人です。

(2) 2型糖尿病

糖尿病の 98% 以上を占め、40 歳以降に起こりやすいタイプです。

インスリン分泌の低下、あるいはインスリン抵抗性によって骨格筋などでの糖の利用が悪くなり高血糖を来します。

2型糖尿病は、多因子遺伝で、家族性に起こります。

日本での患者数は急激に増加し、最近では 50 歳以上の人の約 10% が2型糖尿病です。

(3) その他の疾患に伴う糖尿病

遺伝子異常が突き止められた糖尿病(MODY、ミトコンドリア糖尿病)や、糖尿病が他の疾患や条件(内分泌疾患、膵疾患、肝疾患、 ステロイド薬服用)に伴って発症することもあります。

内分泌疾患では、糖質ステロイドが過剰になるクッシング病やクッシング症候群、成長ホルモンが過剰になる先端巨大症、 副腎髄質の腫瘍からカテコラミンが過剰に分泌される褐色細胞腫などが代表的です。

膵疾患では、アルコールの過剰摂取などで、すい臓が破壊され(膵炎)、インスリンの分泌が枯渇し、結果的には1型糖尿病と 同じく、インスリン治療が必要になります。

(4) 妊娠糖尿病(GDM )          

妊娠中には、女性ホルモンなどの影響で耐糖能が悪化し、糖尿病になることがあります。

多くは出産後、正常に戻りますが、妊娠糖尿病になった女性は、将来糖尿病を発症しやすいので、注意が必要です。

糖尿病と歯周病

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して感染症にかかりやすくなると言われています。細菌感染を原因とする歯周病においても同様であり、糖尿病の人は、健康な人に比べて歯周病に かかっている確率が2倍以上も高まると言われています。

また、体の中に炎症を悪化させやすくなっているので、歯周病が進行し、 重症化しやすくなるのです。また、歯周病にかかっている糖尿病の人は、糖尿病の合併症である 心臓病で死亡する確率が 2.7 倍、腎臓病で死亡する確率は 4.1 倍も 高くなることも報告されました。実際に歯周病の治療をすると、 ヘモグロビン A1c という血糖値のコントロールの指標の値が低下 することも報告されています。

さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、交互に悪影響を 及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。

歯周病により、歯肉の中で作りだされる炎症性物質は、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、 糖尿病を悪化させる可能性があります。特に2型糖尿病の方に関しては、歯周病の歯周治療を行うことで、インスリン抵抗性が改善すること などが報告されており、糖尿病の血清コントロールに歯周治療が重要であることが認識されてきています。

歯周病菌は、腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります

血管に入った細菌は、体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は、残り血糖値に悪影響を及ぼします。血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からの TNF-αの産生を強力に推し進めます。 TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える動きもあるため、

血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。

また、歯周病が進行すると、毎日の食事に影響が出てきます。歯周病は、初期の段階では歯ぐきの多少の腫れや歯ぐきからの出血が見られる だけですが、進行すると歯ぐきがひどく腫れたり、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラしはじめたりするようになります。そうなると、うまく噛めなかったり、噛むと痛みが生じたりして食事に支障をきたすようになります。さらに進行して歯が 1 本、2 本と抜けてなくなってしまうと、噛む力はずいぶん低下してしまいます。入れ歯を入れたとしても自分の歯で噛む場合に比べると、噛む力は 1/4 ~ 1/6 程度になってしまうと言われています。

噛めなくなるということ

噛めなくなるということは、食事により影響を受ける糖尿病の方には重要な問題となります。噛むことに支障が出てくると、軟らかい食べ物を好みようになったり、あまり噛まないまま飲み込んでしまったりする傾向があるようです。 軟らかい食べ物は一般に糖質や脂質を多量に含むものが多く、また噛まないと満足感(満腹感)が得られにくくなる結果、食事量が増えてしまうという悪循環に陥りやすくなります。

また、噛まないことで口の中の刺激が減り、唾液の量も減ってしまいます。唾液の量が減ると、口の 中を洗い流すことができず、口の中を清潔に保てなくなります。また、唾液には抗菌物質も入っているため唾液量の低下は、お口の中の細菌 が増えることにもつながります。

十分に噛めない状態は、お口の中の細菌を原因とする歯周病や虫歯を生じさせたり、進行させやすくなったりするのと同時に、早食い、食べ過ぎ、糖質や脂質の多い食事などによって糖尿病を悪化させることにもなるのです。

虫歯の進行止めのお薬!サホライドってなに?

はみがき

小さい子供の歯を見てみるとなんだか黒っぽく虫歯のようになっているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

実はそれは虫歯ではなくサホライドというお薬によるものなのです。

サホライドって何?どんな効果があるの?

サホライドはフッ素と銀でできた“フッ化ジアンミン銀”という溶液のことです。

効果としては、虫歯の進行抑制、殺菌作用、フッ素が入っているので虫歯の予防効果などがあります。

サホライドはどんな時にしようするの?

サホライドは虫歯の進行止めのために使用します。乳歯の虫歯や、削るほどでもない小さな虫歯に使用します。

また、歯科治療に恐怖心があり虫歯を削ることのできないお子さんなどにも使用します。サホライドで様子を見て、削れるようになったら虫歯を削るという方もいます。

サホライドの注意点は見た目が黒くなること

サホライドを塗ったところは銀が酸化することで黒く色が沈着します。

前歯に虫歯があると当然前歯が黒く目立ってしまいます。そのため、小さな子供の乳歯の虫歯などに使用されます。

黒くなるのが気になる方は担当医に相談するようにしましょう。

サホライドがほかの部位についてしまったら

サホライドを塗ってすぐになめたりすることで唇や頬などのほかの部位についてしまうことがあります。その部分も黒く着色してしまいますが、1週間ほどで色は落ちてきますので安心してください。

サホライドの安全性

サホライドの中にはフッ素が含まれています。

フッ素は一度に大量に摂取してしまうと急性症状がでます。しかし、サホライドを塗るだけや、フッ素を塗るぐらいの量でしたら心配はありません。

フッ素塗布の併用

サホライドを塗っただけでは虫歯の進行は防げません、口内環境はかわりません。

虫歯を作らないためにも、日々のブラッシングや、フッ素塗布を行うことで、健康な口内環境にしましょう。

定期健診の重要性

サホライドは虫歯の進行止めとお話ししましたが、まれに虫歯が進むこともあります。

サホライドを塗ったから安心!ではなく、定期的に歯科医院で虫歯が進行していないか、他の歯が虫歯になっていないかなどを診てもらいましょう。

また、小さいお子さんは親御さんの仕上げ磨きも重要です。歯磨きだけでなく歯と歯の間にも汚れはたまりますのでデンタルフロスなどを併用して虫歯になりにくい口内環境を作るようしましょう。

糖尿病について

糖尿病発症の原因ってご存知ですか? 一般的には、いろいろなことが言われています。

まず、糖尿病の原因として、真っ先に思い浮かぶのは…食べ過ぎ? 飲み過ぎ? 運動不足?どれも一般論としては正解です。

でも、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足の人がみんな糖尿病になっていますか?

違いますよね。皆さんの周りにも、自分よりたくさん食べたり、飲んだりしているのに、糖尿病になっていない人もたくさんいるのではないですか?

時々、何で俺が糖尿病で、あいつは違うんだ、と腹立たしく感じることだって正直あるのではないですか? 確かに、食べ過ぎや飲み過ぎなどが、糖尿病の原因の一つになっていることは事実です。でも食事制限をして、カロリー計算をして、毎日運動をして、そうしていれば糖尿病は治りますか? 治る人もいるでしょう。

でも治らない人もいます。おかしいと思いませんか?

食べ過ぎや飲み過ぎが糖尿病の本当の原因ならば、肥満の人はみんな糖尿病になるでしょうし、 逆にきちんと食事制限をすれば、みんな治っちゃうはずではないですか?

でも 、治らないんです 。きちんと食事制限をしても 、治らないことが多いんです。 それはどうしてだと思いますか?

糖代謝の異常

糖尿病とは、結局のところ、「糖代謝の異常」であるということを聞かれたことはおありですか? ブドウ糖が大量に余ってしまい、尿に流れ出てしまいますが、それは体の中で正しく糖が処置 されていない、つまり代謝されていないからなのです。

一般に糖尿病とは、血糖値が高い状態が続いていることを言いますが、

なぜ、血糖値が高い状態が続くかというと、糖がきちんと代謝されていないからなのです。大事なキーワードなので、もう一度言います。

糖尿病とは、「糖代謝の異常」です。根本は、糖代謝の異常です。これは、基本的には細胞がブドウ糖を細胞内に取り込めない状態を言います。栄養をもらえない細胞は、栄養というエネルギーをもらえないので、元気がなくなるわけです。 一つ一つの細胞が元気がなくなるということは、細胞の集合体である、私たち自身も元気がなくなる、という訳なんです。糖尿病は、とにかく体がだるくなって、何もやる気がおきなくなる、肌がカサカサして潤いがなくなってくるなどという症状が現れるのもこのためです。

そりゃそうですよね。栄養をもらえないのですから、元気も出ませんし、お肌もカサカサしてきます。

入れ歯にも汚れはつく?入れ歯の正しい手入れを知ろう!

 

入れ歯を使用している人の中には、入れ歯がなんだか臭うとか、口臭が気になるという方もいるのではないでしょうか?その原因は正しい入れ歯の手入れができていないからかもしれません。

入れ歯にも汚れはつく

入れ歯は臭いを吸着させやすい?

入れ歯は臭いを吸着させやすい性質があります。
きちんと入れ歯のお手入れをしないと、入れ歯だけが臭うだけでなく、口臭の原因にもなります。

プラスチック製の入れ歯は汚れが付着しやすい

プラスチック製の入れ歯は汚れや細菌が付着しやすくなります。
また、自分の歯と同じで、お手入れをしないと入れ歯自体にも歯石や歯垢(デンチャープラーク)がつきます。

手入れはいつ行えばいいの?

入れ歯の手入れはできれば毎食後行うのが理想的です。また、入れ歯だけでなくご自身のお口の中の清掃も行うようにしましょう。歯がある場合は入れ歯のばねがかかる歯のあたりを重点的に磨いてあげます。歯のない場合歯茎に汚れがついていることがあるので十分にうがいをしましょう。

どのようにお手入れしたらいいの?

まず、食べかすなどを流水で洗い流し、入れ歯専用の義歯ブラシを使用しブラッシングをします。歯磨き粉には研磨剤が含まれているので入れ歯を傷つける原因となります。快適に使うためにも入れ歯専用の磨き剤をつかうとよいでしょう。

入れ歯洗浄剤につけておく

入れ歯をきれいに洗った後は入れ歯洗浄剤につけておきます。つけておく時間は20分ほどですが、汚れがひどい場合などは一晩つけておきましょう。最後に入れ歯洗浄剤の成分を流水で洗い流します。すすぎ残しは粘膜が炎症を起こす可能性がありますので十分に洗い流しましょう。
熱いお湯は入れ歯を変形させる恐れがありますので使用しないようにしましょう。

義歯ブラシの種類も様々です

義歯ブラシにも、取手の部分に工夫がされ、手が不自由な人でも使いやすい形になっているものなど様々な種類があります。使い方などがわからなければ歯科医師や歯科衛生士などに相談しましょう。

症状がある場合は受診してください

入れ歯をはめたら痛みがある、お手入れをしているのに口臭がひどいなど気になる症状がある場合はなにかほかの病気になっている可能性もあるので受診するようにしましょう。

歯を失う最大の原因

ギネスブックによると最も多い伝染病は風邪ですが、最も多い病気は歯周病だそうです。

「全世界で最も患者が多い病気は歯周炎などの歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない」とのことです。

35歳で80%以上の人が歯周病と言われています。35歳になってから突然歯周病になるのではなく実は10代の頃から少しずつ進行しており長い歳月をかけジワジワと歯周病になっていくのです。

歯周病がなぜ全身に影響する?? 

まず歯周病とは歯と歯肉の境目に集まることから始まります。歯周病菌が出す毒素によって歯肉が炎症を起こします。歯肉には毛細血管が豊富にあるため炎症が起こると出しやすくなるのです。毛細血管などから血管に入り込み体全体へと巡っていくのです。

歯周病菌がリスクを高める疾患とは

歯周病がリスクとなって影響を与える可能性がある疾患は主に次のようなものがあります。

狭心症・心筋梗塞
感染症心内膜炎
糖尿病悪化
肺炎・早産・がん

などなど他にもたくさんあります。

歯はなぜなくなるのか・・・

1990年歯がなくなる原因は20歳以下はむし歯、40歳以降は歯槽膿漏と呼ばれる歯周病でした。2005年の調査では、むし歯や歯周病で歯をなくす人は少なくなってきました。

その訳は、むし歯は放置することで進行して歯が無くなりますが、きちんと修復処置や歯内療法を行うようになったこと、歯周病は原因である歯垢や歯石を定期的に取り除くためです。

しかし、食べ物を食べるだけの歯の数が多くなり、ついつい硬固物(豆類・タネ類・アメ・氷・乾燥植物など)を好んで食べる人が増え、その分、歯の破損は多くなりました。

80歳で20本の歯があれば、食事の咀嚼、発音、嚥下もある程度困らないとされています。日本歯科医師会では国民に対し8020と称した運動を続けています。

しかし、抜けた部分により咬める場合と咬めない場合があります。もちろん、28本あった方がより噛む力(咀嚼・踏ん張る力)や嚥下・発音・発語に有利です。

歯が20本以上、残っていると他の疾患の医療費も安い。

兵庫県歯科医師会が33,000人の70歳以上の人を調査した結果では、1人あたり、医療費は70歳で20本の歯が残っている人は17,000円、20本以下では22,000円と25%低いこと、また癌、気管支など呼吸系や循環器系の疾患が極度に低いことが解っています。

歯周病であごの骨が溶けるわけ?

歯周病の原因は歯の周囲に付着した細菌です。歯周病の初期段階では、この細菌が歯肉にのみ炎症を起こし出血や白い膿が見られます。

末期になると歯の周囲の骨がほとんど溶けますが、これは骨に近づいてくる細菌に対して骨が自分を溶かして逃げようとしているのです。

歯周病で最も進行した状態をP4と呼びます。

この状態は歯の周囲を固定しているはずの顎の骨が溶け歯が前後左右上下全ての方向にぐらついている状態です。

歯周病の末期段階の特徴で、最もわかりやすいのは歯の動揺。P2は前後左右に動きますが、P3では歯が抜ける方向にも2~3mmは動きます。

要するにグラグラで自分で引っ張れば抜けるような気がします。さらに、噛むたびに歯がグラつき、痛みが出ることもあります。歯の周囲が白いプラークで汚れ、腫れて歯肉を押すと白い膿がどんどん出てくることがあります。

40代以降でこのような症状で来院された方を見てみると問題となっている歯の歯周病が深刻に進行している場合があります。歯周病の炎症は歯石の表面などに付着した細菌などが毒素を出し体内に入り込もうとするのを防ぐため生体の防御機能を使うためにおこります。

さらに、歯肉の奥にある骨は細菌が近づいてくると自分の感染を防ぐ為に、自ら溶けて逃げ細菌との距離を保とうとするのです。歯の周囲の骨が全てなくなった場合は、歯がそれまでの体の一部から細菌に占拠された「異物」としての固まりと判断されたということです。

すでに有害で必要のない「異物」から骨は自らを溶かして逃げているのです。

赤ちゃんはすきっ歯でも歯並びは大丈夫なの?

小さいお子さんがいる親御さんは子供に乳歯が生えてきたら成長を感じるのではないでしょうか。はじめは下の前歯、次に上の前歯というように順番に歯が生えそろってきます。

歯のイラスト

歯が生えそろったけど歯がすきっ歯

乳歯が生えそろったお子さんの歯をみてみると歯がすきっ歯なことに気づくと思います。

「うちの子、歯がすきっ歯で見た目がきになる。将来大丈夫かしら」と悩んでいるお母さんもいます。 

乳歯はほとんどがすきっ歯

まわりにいる赤ちゃんや小さいお子さんを見ていただくとわかるように、乳歯のほとんどがすきっ歯です。乳歯がすきっ歯なのには理由があります。 

乳歯はすきっ歯でないほうが危険?!

乳歯と乳歯の歯と歯の間に隙間がない歯並びは、一見きれいな歯並びに見えます。

しかし、このような歯並びは逆に要注意となります。

乳歯の後に生えてくる永久歯は乳歯より大きな歯となります。そのため、乳歯の歯と歯の間にスペースがないと永久歯が少ないスペースに無理やり生えてこようとします。

そのため、永久歯に生え変わった時には歯並びが悪くなってしまいます。 

必ず歯並びが悪くなるということではない

現時点で乳歯と乳歯の間の隙間があまりない!というお子さんも心配することはありません。子供が成長するにつれ顎も発達して大きくなります。

そのため必ずしも歯並びが悪くなるとは限りません。 

歯と歯の間は虫歯になりやすい

乳歯がすきっ歯の場合に気を付けてほしいのが歯と歯の間の虫歯です。

歯と歯の間に隙間があるとどうしても物がはさまりやすく、歯磨きをするときに磨き残しが多い部分となり、虫歯になりやすくなります。 

仕上げ磨きや補助用具で健康なお口の中を!

大切なお子さんの歯を虫歯から守るためにも、親御さんの仕上げ磨きが重要となります。

仕上げ磨きは小学校低学年ぐらいまで必要と言われていますので、しっかり行ってあげましょう。た、大人に糸ようじなどがあるように、子供にも子供用のデンタルフロスなどが販売されています。 

永久歯がすきっ歯になってしまったら

乳歯がすきっ歯の場合はあまり心配しなくていいとお話ししましたが、永久歯に生え変わってもすきっ歯が直らない場合はかかりつけの歯科医院へ相談してみましょう。

すきっ歯の場合は歯列不正だけでなく、発音障害などが起こる可能性があります。

低年齢児の虫歯予防

低年齢児の虫歯予防はまず保護者の管理が重要です。

予防としては歯磨き・哺乳習慣の中止・フッ素塗布・規律性のある間食習慣をつくるなどがあります。

☆1歳頃まで

保護者による歯の清拭が望まれます。

☆1~2歳

1歳半頃までに哺乳習慣を終了する。またジュースを哺乳瓶で飲まない。フッ素塗布。小児自身の歯磨きは遊び的要素が大きいので歯磨き習慣を身につける前段階と考えます。

☆2~3歳

乳歯列の完成以降も刷掃は子供が歯磨きをした後に保護者の仕上げ磨きが必要です。お菓子やジュースを早期から自由に与えることは極力避けて下さい。

☆3歳~

刷掃が習慣として身につくようにして規律性のある間食習慣を確立して下さい。おやつには水分を合わせて摂らせるようにし、お菓子やジュースを食べたり 飲んだりした後にはブクブクうがいを習慣づけて下さい。

歯口清掃

  1. 保護者は小児と一緒にブラッシングを行い、習慣づけをさせます。
  2. 保護者は小児に対して毎日必ず仕上げ磨きを行って下さい。
  3. 特に就寝前にはブラッシングを行って下さい。
  4. 簡単で習得しやすく清掃効果の高いブラッシング法を行って下さい。
  5. 小児の口腔に合った幼児用歯ブラシを使用して下さい。
  6. プラーク除去効果の確認のため、時々歯垢染め出し剤を使ってみて下さい。
  7. 3歳頃より保護者によるフロッシングを併用するのもオススメです。

間食指導

  1. 3度の主食で不足する栄養価を補うものであり、1日の必要カロリーの10%~15%で十分です。
  2. 糖質の摂取量、回数、種類、食品の物理的性状に対する配慮が必要です。

間食摂取の留意点

  1. 糖質、特にショ糖の少ない食品にする。
  2. 粘着性、口腔内停滞性の高い食品を避ける。
  3. 接種頻度を少なくし、就寝前や食前に摂取させない。
  4. 接種する時間を一定にし、だらだら食いをさせない。

乳歯が抜けた!抜けた歯はどうする?

子供が成長していく過程で、乳歯は永久歯に生え変わるために抜けます。

みなさんは歯が抜けたらどのようにしていますか?

乳歯

日本の昔ながらの言い伝え・習慣

ご存知の方も多くいるかと思いますが、日本の昔からの言い伝えで、上の抜けた乳歯を縁の下へ、下の乳歯は屋根の上に投げるという習慣があります。 

なぜ抜けた歯を投げるの?理由は?

歯を投げる理由は後に生えてくる永久歯がしっかりまっすぐ生えてくるようにとの願いが込められているようです。
また、投げるときに丈夫な歯が生えてきますようにと願いを込めてなげるところもあるようです。 

地域によってやり方は様々あります

上下の歯を関係なく屋根の上から投げるというところもあれば、逆に家の屋根に向かって放り投げるところもあります。海外では太陽に向かって投げるという習慣の地域もあるようです。 

思い出に取っておくのもよいですね

乳歯は赤ちゃんの時から子供と一緒に成長してきた大切なパートナーです。
赤ちゃんのころの足形や手形を作るのと同じように、ケースで保存して思い出にするのも良いですよね。 

時代の流れにより抜けた歯を投げるのではなくケースに入れて保管するという人も多くなってきています。

乳歯を保存するケースを“トゥースケース”といいます。最近では歯医者さんだけでなく、おしゃれな雑貨屋さんなどでも販売されているのを目にします。また、キャラクターの描かれているものなども販売されています。 

歯髄細胞バンクへの提供

最近では抜けた歯を有効活用する方法が注目されています。歯の歯髄(神経)には幹細胞という組織が含まれています。

歯髄幹細胞を増やすことで骨や軟骨、脂肪などを作る細胞にすることができるようです。
要するにケガや病気の治療に使えるということです。 

親知らずが抜けたときも・・・

また、乳歯だけでなく親知らずが抜けたときも同様に歯髄細胞バンクへ提供できます。

寄付する場合は無料ですが、歯髄細胞バンクへ預ける場合は有料となりますので、詳しいことは“歯髄細胞バンク”で検索してみてください。 

乳歯が抜けた後はさまざまなやり方がある

このように乳歯が抜けたらどうしたらよいか考えた時には、様々な方法がありますので、お子さんと相談してどうするか決めるのが良いかと思います。

虫歯を放置していませんか?!

虫歯というのはあることがわかっていてもついつい放置してしまうという人は少なくありません。確かに虫歯というのは放置していても痛みが必ず増すわけでもありませんし

むしろ痛みが無くなったりするものですからね・・・

治療する必要性を感じないという人もいるのかもしれません。
また、そもそも治療しなければいけないと思っていても歯医者さんに行くのが嫌だという人もいるでしょう。

では、このように虫歯を放置してしまうとどのような状態になってしまうのでしょうか?

歯というのは他の箇所とは違って自然に治っていくということはありません。そして、虫歯というのは初期症状がほとんどないので虫歯だと自分で気づいた時には、それなりに進行している状態です。

ですから、たった1本の虫歯でも放置してしまうと口の中がボロボロになってしまうことが考えられます。それこそ、口の中ではなく全身の病気の原因になってしまうこともあります。虫歯というのは痛みがあっても我慢できなくもないですしそれこそ一時的な痛みで終わることもあります。

市販の鎮痛剤を飲んで我慢をするという人も少なくないでしょう。
さらに、歯の神経がダメになってしまうと痛みすら感じなくなってしまいます。
歯医者さんが歯の検診で「C1・C2・・・」と話しているのを聞いたことはありませんか?
C1・C2とは虫歯の進行具合を意味します。虫歯は気づかない間に進行してしまう為痛くなってからでは手遅れになってしまいます。定期的に歯科検診を受けるようにして初期の段階で虫歯を見つけましょう。

一番の理想は「定期検診による予防」
それでも虫歯ができたら「早期治療」
要治療の歯は「詰め物にせよ、神経を抜くにせよ、治療終了までは頑張りましょう!!」

そしてまた、「定期検診による予防と再発防止」で虫歯とはおさらばしましょう。

今更ですが歯周病って何?

歯周病はお口の中の歯周病を引き起こす細菌による感染です。

歯周病の原因は歯垢の中の細菌!

私たちの口の中には、500種類以上の細菌が住みついています。きれいにケアしている人でも500億個、多い人は2000億個、不潔にしていると1兆個にもなります。

歯周病菌もその中の1つです。

口の中の細胞はぬるぬるしたバイオフィルムという集合体になって歯や歯肉などにくっつき、うがいではほとんど取れません。歯周病菌は毒素を出し、歯肉に炎症を引き起こし歯を支えている骨を徐々に溶かしていきます。

細菌の攻撃に対する私たちの抵抗力つまり免疫力が低かったり細菌の活動性が免疫力より強かったりすると歯周病は進行して歯肉や歯槽骨などの歯周組織を破壊していくようになります。

免疫力が弱い場合、細菌は組織内の深くに侵入し炎症と組織破壊を繰り返して歯周炎を進行させていくようになり、また全身にも波及していくようになります。

歯周病は慢性疾患で、その症状は徐々に進行していきます。

症状は歯肉炎の段階では、歯肉の赤みや腫れブラッシング時の出血、しばしばうずくような症状があります。しかし、歯肉炎や軽度の歯周炎の場合その症状は生活上支障をきたすようなレベルになることはごくまれですので自己診断をしてしまいそのまま放置してしまうのが非常に多いのが現状です。

また、自覚できる炎症症状が一過性で治まったり、また発症したりの繰り返しですからその症状が薄らいでしまうと治ったと錯覚してしまうことが多いのです。

なぜ歯周病にかかっていると、早産になりやすいのか。

妊娠している女性が歯周病にかかっている場合、早産になったり、 低体重児を出産する可能性が高まるという研究もその一つです。

米国をはじめとして、海外では 1990 年代前半から盛んに研究が 進んでいます。

日本での 疫学調査では、歯周病の妊婦は、そうでない妊婦に比べ、も 早産になりやすかったという驚くべき結果が出ています。歯ぐきの状態の悪い妊婦は、早産を来す危険性がそうでない妊婦に比べ約5倍も高かったという報告があります。

また、、歯周病が進んだ妊婦では、早産および低体重児出産の危険性が 7 倍高まるといった報告や、歯周病が進んだ妊婦ほど早産の頻度が 高かったという報告などがあります。

なぜ歯周病にかかっていると、早産になりやすいのでしょうか?

体内の炎症反応に関与している生理活性物質の「サイトカイン」がカギを握っていると考えられています。歯周病菌に感染すると、体内の免疫をつかさどる細胞から、サイトカインが過剰に出され、歯の組織に炎症が起こることが知られています。しかし、最近、歯周病にかかっている人は、歯の組織だけではなく、血液中のサイトカイン濃度も上昇していることが明らかになってきました。

妊娠している場合、サイトカイン濃度の上昇は、炎症以外に「出産開始の合図」でもあります。このため、歯周病によるサイトカイン濃度の 上昇を、体が出産の準備ができた合図と判断してしまい、子宮筋の収縮などが起こって切迫早産に至るのではないかと推測されます。

こうした現状を改善しようと、切迫早産の妊婦に対し、歯ブラシの指導などを行って、早産が減少するかどうかを 現在検証されています。既に、チリでは、400 人の妊婦を対象にした研究で、歯周病治療を行うと、早産や低体重児出産の割合が約 5 分の 1 に減少したという報告があります。

歯周病治療によって、どれだけ早産のリスクを減らせるかどうかは、今後の研究次第です。しかし、現段階でも、歯の状態が全身の健康と密接に関わっていることは確かです。妊娠が分かったら、まず歯科を受診し、歯周病などの有無をチェックするようにしてください。

電子タバコも従来のタバコ同様に悪影響を及ぼすの?

最近ではタバコの体への悪影響などがTVやCMなどで取り上げられ、タバコを吸う人も少なくなってきています。しかし、タバコをやめられない人も多くいます。中には電子タバコという新型のタバコを吸う人が多くなってきています。

電子タバコのイメージ

電子タバコとは

従来の紙巻きのタバコと比べて、体への害が少なく、体に優しい電子のタバコです。電子タバコは火を使わないため、煙も少なく、灰も出ません。タバコの葉あるいはその成分を詰めたものを加熱し、気体にしたものを吸入します。

日本では薬事法のため、ニコチンの入った液体は販売されません。そのため日本ではタバコの葉の成分を摂取するプルームや、iQOS(アイコス)といった製品が販売されています。 

すぐには入手できない場合も・・・

電子タバコを使用する人はどんどん増え、先日100万人以上もの人が電子タバコを使っているというニュースがありました。そのため、すぐに購入することができず、予約をしても数か月待ちということもあるようです。 

では電子タバコを吸うことでお口の中の影響はあるのでしょうか

従来の紙巻たばこを吸っていた人の中には、歯につくヤニなどの汚れで歯の黄ばみを気にしていた人は多くいたのではないでしょうか。しかし、電子タバコは歯にヤニがつきません。 

なぜ電子タバコだとヤニがつかないの?

ヤニの原因はタバコの成分のタールが歯の表面に付着することです。しかし、電子タバコの場合はこの原因であるタールを含んでいないため、歯にヤニがつかないというわけです。そのため、よく知られるタバコを吸うと白い壁が黄色くなるという現象も起こりません。 

口臭が軽くなった

タバコを吸っている人独特の口臭はなくなるようです。電子タバコ特有の臭いはありますが、ずっとお口の中に残るわけではなく、しばらくすると臭いはなくなります。 

歯周病になるリスクは?

日本人の成人の半数以上が歯周病予備軍といわれています。その中で、喫煙者の場合はさらに歯周病になるリスクが上がります。

そのため、電子タバコにして歯周病になったというわけではなく、もともとの紙巻きたばこが原因で歯周病になった可能性が高いといわれています。 

しっかりとした口腔ケアが大切

紙たばこを電子タバコに変えたから口臭やヤニの問題は解決されますが、歯周病にならないというわけではありませんので、まずはご自身でできるブラッシングからしっかりと行いましょう。

気になることがある場合は歯科医院で的確な処置をしましょう。

妊婦さんの口の中

『妊娠すると、赤ちゃんにカルシウムを取られて歯がぼろぼろになる』とか『赤ちゃん一人につき、歯が一本だめになる』というお話をよく聞きますが、 これは本当なのでしょうか?

妊婦さん

妊娠する事によって、胎児に自分の歯や骨からカルシウムが奪われてしまい、その結果、歯が弱くなると思っていらっしゃる方が 結構いるようですが、これは間違いです。食べ物に含まれているカルシウムが栄養として消化吸収され、それが血中に入り胎児の歯や骨を作り、赤ちゃんがお母さんのカルシウムを取ってゆくことはありません。

確かに妊娠中はカルシウムが不足しがちになります。通常であれば 1日約 0.6gあればよいのですが、妊娠中は1日1.0gのカルシウムの摂取量が必要となります。

また授乳中であれば、さらにそれ以上のカルシウムの摂取量を必要とします。

妊娠している方が口の中のトラブルを引き起こしやすい理由としては、妊娠すると色々な原因が考えられます。

その原因としては

  1. ホルモンのバランスで唾液が粘り食べかすが残りやすい。
  2. 唾液が酸性に傾き、口の中の細菌が増えやすい。
  3. 食事の回数が増えて、お口の中が汚れやすい。
  4. 妊娠初期 2 ~ 3 ヶ月位の間には つわりによって胃酸が逆流し、口の中の酸性度がさらに高まる。結果として歯が溶けやすい環境を作る。
  5. 妊娠中期から後期にかけて胎児が大きくなると胃が圧迫されて 1 回に食べられる量が少なくなります。その結果食事や間食の回数が多くなり、結果として口の中が不衛生になる。
  6. つわりがひどくて歯ブラシを口に入れるのもいやになって歯磨きをさぼってしまう。
  7. 酸っぱいものを食べたくなるのでお口の中が酸性に傾くのも一因と思われる。

根面齲蝕(こんめんうしょく)ってなに?~予防と発症の原因~

昔は歯茎が引き締まっていたのに、年齢を重ねるにつれて歯茎が下がり、根っこの部分がみえてきている・・・と悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。

口腔内

加齢とともに増加する根面齲蝕

新聞や雑誌などでも年齢を重ねるにつれて根面齲蝕(根っこの虫歯)が増加してきていると掲載されています。

今回は根面齲蝕について詳しくお話ししたいと思います。

エナメル質と象牙質

年齢を重ねるにつれ歯茎が少しずつ下がってきます。そのため、今まで歯茎の中に埋まっていた歯の根っこの部分が露出してきます。この歯の根の部分は象牙質という物質でできていて、歯の頭の部分のエナメル質より柔らかくなっています。

そのため、根っこが露出した部分にプラークがたまってしまうことで、虫歯菌が侵入しやすくなり、齲蝕の進行も早まります。

また、歯の頭の部分と比べると神経に近接している厄介な齲蝕です。

根面齲蝕の治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか

根面齲蝕は歯に対して横に進行します。そのため頭の部分が健康な歯でも根っこの部分の歯根齲蝕が進行してしまうと神経の治療となったり、最悪の場合は抜歯となります。

齲蝕が初期~中等度の場合は齲蝕を削り、コンポジットレジンなどで詰める処置を行います。

根面齲蝕は発見しにくく、処置の難しい齲蝕です

歯茎の下(歯肉縁下)に齲蝕が進んでいくと、齲蝕を切除するのも、詰めるのも困難となります。また、健康な象牙質との境目がわかりにくく、上記でもお話ししたように、歯の神経に近いことがあります。

また、進行方向が歯に対して横に進行することで歯の根の部分全体が齲蝕になることがあります。

根面齲蝕と歯周病の関係

歯周病の進行によって歯の根っこが露出した場合も同様で、プラークコントロールができていなかったり、唾液の量が減少したりすると、歯の根が露出した部分に多数の歯にわたり齲蝕が及ぶ場合があります。

歯にかぶせものがしてある場合はどうなるのでしょう

歯にかぶせものがしてあるからと言って齲蝕にならないわけではありません。歯の頭の部分はかぶせものがしてあっても、根っこの部分は露出しているわけですからしっかりケアをしないと根面齲蝕になります。

根面齲蝕にならないためにはどうしたらいのでしょうか

歯磨きはもちろん重要ですが、特に歯の根っこがでてきたら注意しながら磨いてください。特に予防の効果があるのはフッ化物の使用です。フッ化物配合の歯磨剤を積極的に使用し、洗口剤を併用するのもお勧めです。

また、歯ブラシだけではどうしても歯の根っこの汚れは落とせません。フロスや歯間ブラシなどの補助用具も併用してしっかりと予防しましょう。

全身疾患と口腔内の状態は関係あるって知っている?(2)

前回の記事ではがん・脳卒中との関係についてお話ししましたが、今回は心筋梗塞・糖尿病・精神疾患と口腔内の関係について詳しくお話しします。 

女性の口元

心筋梗塞と歯周病には深い関係がある

心筋梗塞とは、冠動脈が血栓により詰まり、血液が心臓に送られなくなることで心臓が壊死するというとても怖い病気です。心臓とお口は離れているのになぜ心筋梗塞と歯周病には関係があるのでしょうか。 

歯周病菌が血液に入ることで血栓ができやすくなる

歯周病とは歯周病菌という細菌が原因で歯の骨を溶かしてしまう病気です。歯周病がだんだん進行すると歯茎から出血しやすくなります。歯茎の出血や、口腔内の傷などから歯周病菌が血管内に入り込むことで血小板に影響をあたえ血栓ができやすくなるようです。

糖尿病と歯周病の関係

糖尿病とは糖分が体内に吸収されにくくなり、血液の中に糖がたまってしまうことが続く病気です。何が悪いかというと、このような高血糖が続くことで心臓病や失明、脳卒中などを引き起こす可能性があるのです。

では歯周病と糖尿病はなぜ関係があるのでしょうか。

糖尿病の人は歯周病になりやすい

高血糖の状態が続くと感染症にかかりやすくなります。感染症というとインフルエンザなどを想像してしまいますが、歯周病も感染症の一つなのです。

歯周病にならないための口内環境を作ろう

ご自身の健康のためにも、お口の中からしっかりとケアし、歯周病菌に感染しないような口腔環境を作っていきましょう。そのためにもまずは正しいブラッシングから始めてみてください。

精神疾患と口腔内の関係

精神疾患と聞いて頭に浮かぶのがうつ病や統合失調症、認知症なのではないでしょうか。うつ病や統合失調症の患者さんの治療に用いられる向精神薬の副作用の中には食行動の異常、唾液分泌低下などがあります。認知症の場合は、食行動の異常や無気力、暴言・暴力などの症状があります。

適切な口腔ケアを続けることが大事

介護者は、唾液が少しでもでるように唾液腺のマッサージを行い、味覚が良く感じられるように口腔清掃をしっかりしてあげることが大切です。

どのように口腔清掃していいのかわからないなどの不安がある方は、歯科医院や介護施設などで相談してみてください。よいアドバイスがもらえると思います。

 

むし歯と歯周病

世の中には、むし歯がほとんどないという人がいます。

Aさんもその一人。

昔からむし歯がないことが自慢でしたが、あるとき「下の前歯が1本、突然抜けてしまった」と、受診してきました。丈夫そうな歯が並び、一見問題なさそうなのですが、土台部分の骨はかなり溶けていて、抜けた原因が歯周病であることは明らかでした。

むし歯も歯周病も、もともとの原因は細菌感染ですが、細菌の種類は異なるため、むし歯になりにくいからといって歯周病にもなりにくいなどということはありません。

若い頃からむし歯に悩む人は比較的自分の歯を気にかける傾向が高いため、歯科医院に定期的に通院し、意外と歯周病になりにくい場合が多いのです。

電動歯ブラシを使用してブラッシング

近年は、電動歯ブラシを使用してブラッシングをする人が増えています。各メーカーの電動歯ブラシに搭載されている、汚れをかき出し歯周病の原因となる汚れを落とす技術は、歯科医師も目を見張るほど。しかし、電動歯ブラシを使用している患者さんの口の中を診てみると、きちんと磨けていないことがとても多いのです。

電動歯ブラシが代わりにやってくれるのは、ブラシを小刻みに動かす作業だけ。

磨きたい位置まで歯ブラシを移動させる作業は、患者さん本人がやらなければなりません。磨きたい部分にしっかりブラシを当てることができなければ、電動歯ブラシはせっかくの機能を発揮することができないのです。

全身疾患と口腔内の状態は関係あるって知っている?(1)

みなさんがよく耳にするのは、「歯周病と全身疾患は関係している」ということではないでしょうか。今回は全身疾患と口腔内の状態は関係あるのか詳しくお話しします。

傷病別の医療機関にかかっている患者数の年次推移

傷病別の医療機関にかかっている患者数の年次推移

出典:厚生労働省

5大疾病って知っていますか?

5大疾病とは、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患のことを言います。

これは、厚生労働省が病院の設備や患者の予防など具体的な対策に重点的に取り組むべきとして指定した疾患のことを言います。以前は4大疾患でしたが、認知症やうつ病の患者が増えてきたことで2011年7月に精神疾患が加わり5大疾病となりました。

5大疾病と口腔には関りがある?

5大疾病をみてみると体の病気という印象が強いのではないでしょうか。しかし、これらの病気は口腔内の様々な症状とかかわりが深いのです。 

口腔がん以外にも関りがある

がんと口腔の関係といわれると歯肉がんや舌がんなどの口腔がんを想像する人が多いのではないでしょうか。実は口腔がん以外にもがんと口腔にはかかわりがあります。

がんにより化学療法を行う場合、口腔内の粘膜や歯茎などはとても影響を受けやすい部分となります。化学療法によって口腔粘膜の細胞が破壊されることで健康な人のような防御作用がなくなり小さな傷から感染したり、口内炎などの炎症になりやすくなります。 

影響を受けるのは口腔粘膜だけではない

化学療法により口腔粘膜がダメージを受けるだけでなく、唾液の量が減ることもあります。

唾液の量が減ることで虫歯になりやすくなり、自浄作用の低下、嚥下作用の低下につながります。また、口臭が出てくることもあります。 

適切な口腔ケアが重要

上記のような副作用があるため、きちんとしたブラッシングで汚れを落とすことや、唾液が出るように唾液マッサージをすることが必要となります。

また、お口の中の細菌数を減少させることで二次感染の防止にもなります。 

脳卒中と口腔内の関係

脳卒中には脳の血管がつまる脳梗塞と脳の血管から出血する脳出血があります。これらの脳の障害により運動障害や感覚障害、口腔機能の障害や麻痺がおこります。口腔機能障害の主なものは、摂食嚥下障害や、味覚障害、開口障害などがあります。 

早い段階でのリハビリや道具の工夫

歯科の分野でできることは、口腔内のリハビリや口腔ケアです。

食べ物を飲み込むときにうまく飲み込めない嚥下障害などはうまく嚥下できるようにリハビリしたり、腕などマヒして筋力の低下がみられる方には、歯ブラシの柄の部分を普通の歯ブラシより太い歯ブラシにしたりして工夫します。 

自力で歯磨きが困難な場合

麻痺の影響で自分自身で口腔ケアができない場合は、ご家族の方や介護士の方による口腔ケアが重要となります。ご家族の方で口腔ケアに自信がない方は、歯科医院で質問してみるのも良いかと思います。

次回は心筋梗塞・糖尿病・精神疾患と口腔内の関係についてお話しします。

口腔細菌や歯周病菌が、脳梗塞や心筋梗塞、肺炎の原因になる・・・

こういう話を、ここ数年耳にされた方も多いと思います。ニュースやワイドショー、健康番組の特集などをよくご覧になる方は、特に聞き覚えがあるでしょう。

とはいえ、そんなこともあるのかなあ、まあ、歯みがきはきちんとして、口の中はきれいにしていたほうが、長生きにもつながるだろう、ぐらいの気持ちでそのまま忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。

歯周病菌は全身疾患に関係がある

お口の中の菌しかし、ここ数年の技術の発達で、さらにさまざまなことが、詳しくわかってきました。

ある人の歯周病細菌の種類は、その人の足の動脈硬化部位から採取した歯周病細菌と同じであること、アメリカの若者に3週間、歯みがきをしないでいてもらう実験をしたところ、血液中の細菌毒素が増えすぎてしまったこと、リウマチや脳梗塞の疾患の部位から口腔細菌に関連する物質が検出されたこと、さらには血管の疾患だけでなく、がんや認知症、糖尿病などにも口腔細菌が関与していること、などです。

気づいた時には、もう遅い

そして、この口腔細菌のやらかすことの恐ろしい点は、それが長年の間、気づかないうちにじわじわと進行するということです。そして気づいた時には、もう遅い。

では、こうしたことに気づいた今から、歯みがきを習慣づければよいのか、といえば、話はそう簡単ではありません。

口の中の細菌は、いちどバイオフィルムを形成してしまうと、歯みがきやうがいなどでは簡単に除去することができず、特別な対策が必要となることもわかっています。

さて、こうした細菌が増える原因としては、なんといっても糖質過多の現代の食生活があげられます。そしてその糖質というのは、子供が大好きなお菓子やケーキ、ジュースに含まれるだけではなく、みなさんが毎食欠かさずにとっている主食(日本人であればとくに白米)にたくさん含まれているのです。

むし歯菌そして現代の日本人の歯原性菌血症の大きな原因となっているのは、白米などの主食過多の食生活だと考えられています。実は、骨や歯の化石、古人骨などを調べていくと、人類の農耕開始前にはなかったむし歯が、農耕開始後には増え、同時に骨の発育も悪くなり、寿命も短くなっていることがわかるのです。

実は糖質のみがむし歯の原因であり、歯周病菌のエサとなります。ですから、歯原性の菌血症、そしてそれが引き起こす慢性炎症、慢性疾患を防ぐためには、問題のある糖類と糖質をとらなければよいのです。しかし、やはりそれは無理、ということであれば、できるだけ糖質摂取を控えるとともに、口の中の細菌をうまくコントロールする方法を学ばなければなりません。

血管の老化は、特定の疾患だけでなく、体全体の老化につながります。病気にかからずに、元気に若々しく老いを迎えるために、誰でもできること、それが口腔内細菌の働きをよく知り、口の中の状態をよくすることなのです。

歯肉マッサージについて

高齢者の中には、「歯槽膿漏(歯周病)が良くなる」と信じて、せっせと指で歯肉のマッサージをしている人がいます。これはおそらく、マッサージすることで、歯周病が悪化して腫れた歯肉の膿やたまった血が排出され、歯肉が引き締まって良くなる、という考えによるもののようです。しかし、「歯肉をマッサージして歯周病が治った」ということを証明した研究や論文は一つもありません。

歯肉のマッサージ自体は悪いことではありませんが、わざわざ指でマッサージするよりも、歯ブラシで歯と歯肉の境い目のプラークを除去しながら歯肉をマッサージするほうが炎症が軽減するため、歯周病の予防や改善には効果的といえるでしょう。

歯周病が進行してしまった歯を残しておくと、その歯を支えている歯槽骨だけでなく、隣の歯や周辺の骨にまで悪影響を及ぼします。骨がかなり溶けて、すでに噛む機能を果たしていない歯を残していても何の役にも立ちません。無理に残しても、結局抜かざるを得なくなるケースがほとんどで、かえって抜いた後の状態が悪くなって入れ歯を入れるのが難しくなったり、腫れや痛みが生じたりするなど不快な症状を繰り返す原因にもなります。

歯を残したいという患者さんの気持ちも理解できます。ただ、歯科医師も必要があるから抜歯をするのです。主治医の説明に納得できないときは、他の歯科医師を受診して意見を聞くのもいいでしょう。

歯周病で歯が全部抜けてしまうと、一昔前までは総入れ歯にするしかありませんでした。近年は人工歯根を埋め込んで再建する「インプラント治療」が普及しました。見た目も使い心地も自分の歯に近く、歯を失った人にとって救いとなる方法ですが、「インプラントがあるから歯が抜けても大丈夫」と、悪い意味での安心感を持つ人が増えています。

しかし、歯周病のために骨が破壊され、人工歯根を埋め込むことができない場合もあります。また、埋め込めたとしても清掃不十分と「インプラント周囲炎」といわれる感染が生じ、抜かなければならないことも。ブラッシングがきちんとできないままでは、インプラント治療はできません。

就学前のお口の健康とケア~6歳臼歯ってなに~

お子さんが小学校就学前のころは、乳歯から永久歯へと生え変わる時期となります。その中でも5~6歳ころになると、今生えている乳歯の一番後ろに6歳臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。 

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6歳臼歯ってなに?

6歳臼歯とは永久歯の中でも一番早く生えてくる歯です。※個人差はあります。

第一大臼歯とも呼ばれます。6歳臼歯はほかの歯と違い乳歯と生え変わるのではなく、乳歯の一番奥の歯茎から生えてきます。 

6歳臼歯は虫歯になりやすい歯です

6歳臼歯は大人の方が鏡を見ていただければわかるように、咬み合う面にたくさんの溝があります。6歳ぐらいのお子さんはおかしなどの甘いものを食事以外にほしがることが多いです。

そのため、6歳臼歯の溝の部分に食べかすなどが入り込みやすく虫歯になりやすくなります。また、生え始めの時期は前の歯との段差があり磨きにくい歯となります。 

歯磨きの重要性

虫歯になりにくくするにはどうしたらよいのでしょうか?

一番重要なのが歯磨きです。しかしこのころのお子さんで歯磨きが完璧にできるという子は少ないと思います。磨き残しをなくすためにも重要なのが親御さんの仕上げ磨きです。 

歯磨きだって一人でできるもん!

このころのお子さんはなんでも一人でやりたがります。そのため、歯磨きも一人でできる!と一生懸命一人で歯磨きをするお子さんも多いと思います。

しかし、仕上げ磨きや一人で磨いた後に親御さんがチェックしてあげないと知らないうちに虫歯になっていたりします。 

1人でできたことをほめてあげてください

せっかく一人で歯磨きできたのに、親御さん,に「ちゃんと磨けていないから、仕上げ磨きしよう」と言われてしまったら1人でやったことを否定してしまうことになります。

また、歯磨き嫌いの原因にもなりかねません。

1人で歯磨きした後は、「1人でできてすごいじゃん!じゃあお母さんにもお口の中チェックさせて」などと1人で歯磨きできたことを認めたうえで仕上げ磨きにつなげるようにしましょう。 

歯医者さんでのケア

家庭では先ほどお話ししたように、しっかりした歯磨きと仕上げ磨きが重要です。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことも良いですね。では歯科医院ではどのようなケアがあるのでしょうか。 

シーラントで溝をふさぐ

歯科医院では、虫歯になりやすい部位の一つである咬み合う面の溝の部分にシーラントというフッ素入りの歯科材料を流し込むことで、溝の部分をふさいで汚れや、ものが入り込むのを防ぐケアを行っています。 

フッ素でケア

その他にも、歯全体にフッ素を塗ることで虫歯予防につなげます。フッ素は一回だけでなく定期的に歯科医院で塗ると効果向上します。 

永久歯は生え変わらない

このように、6歳臼歯は永久歯となりますのでとても重要な歯となります。乳歯のように生え変わってくれないので一生付き合っていく歯だからです。

永久歯を虫歯にしないためにも家庭でのケアと歯科医院での定期健診をしっかりおこなうようにしましょう。

お口の中を除菌しよう!3DS除菌療法って?

みなさん3DSって聞いたことありますか?
ゲーム機で発売されている3DSではありません。
3DSとは歯周病菌や虫歯菌を除菌する治療のことをいいます。 

マウスピース

3DSってどういう意味があるの?

3DSとは、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略です。
日本語にすると、「歯に薬剤を直接届けるシステム」という意味になります。 

3DS除菌療法とは

みなさんのお口の中には細菌が多く存在しています。もちろん悪影響を及ぼさない常在菌も含まれています。しかし、虫歯菌や歯周病菌などのなんらかの悪影響を及ぼす細菌も存在しています。

3DS除菌療法は、ブラッシングやクリーニングで取りきれなかった細菌を減少させ、除菌する治療法です。 

3DSはどのように行うの?

3DSの治療法はまず、専用のマウスピースを作成します。その中に歯周病菌や、虫歯菌を除菌することのできる薬剤を流し込み、歯に装着することで歯茎に薬液を浸透させ除菌を行います。

マウスピースを装着して治療を行うことで、唾液によって薬液が流れ出るのを防ぎながら除菌することができます。 

3DSの効果はどのくらい続くのでしょう

3DS除菌療法を一度行うことで4ヶ月から6か月効果が持続すると言われています。

3DSを行った後の約2カ月後に再検査をさせていただきます。そしてお口の中の細菌数のチェックを行います。その結果をみて、効果が不十分だった場合は再度3DSを行います。 

3DSを行ったとしてもブラッシングは欠かせない

3DS除菌療法を行ったからと言ってブラッシングなどの日々の口腔ケアを怠っては3DSを行った意味がありません。口腔ケアを怠ることで細菌はまた増えていきます。

ブラッシングをしっかり行い、歯科医院での定期健診などでお口の中の状況をチェックしてもらいましょう。 

3DSはこんな方にオススメです

虫歯になりやすい患者さんや虫歯が多い患者さん、詰め物やかぶせものが多くある患者さん、母子感染を防止したい患者さん、自分の口腔ケアに自信のない患者さんなどにお勧めです。

また、お子さんの場合は永久歯への感染防止にもなります。

気になる方は一度相談を

3DSを行っている歯科医院はまだ多くはありません。お口の中を除菌するにはブラッシングだけでは不可能です。気になる方は一度かかりつけの歯科医院へ相談してみましょう。

歯ぎしりによって起こる症状

歯ぎしりによって起こる症状について説明します。

1.噛むと痛い

歯ぎしりによって歯の周りにある歯根膜という膜が炎症を起こし、噛むと痛くなります。

歯ぎしりは長時間続くと、歯や歯の周りの組織にダメージを与えます。特に奥歯が噛んで痛い、上も下も左右も痛いなど、場所が特定できず痛みの位置が変わる場合は、虫歯ではなく歯ぎしりによって痛みが出ている可能性があります。 

2.歯がしみる

歯ぎしりによって歯や歯肉にダメージが加わると歯がしみることがあります。歯ぎしりによって歯の根元や咬む面が削れてきたり、歯に亀裂が入ると歯のしみが強くなります。 

3.歯が痛い

歯ぎしりによって歯に亀裂が入り、神経が死んでしまうことがあります。歯ぎしりによって歯に亀裂が入ると、そこから細菌が神経に感染し、死んでしまうことがあります。初期の頃はしみたり、多少咬んでも痛い程度で、その後強い痛みが出ることがあります。ただし、レントゲンでは小さな亀裂を確認することはできないため、急に痛みが出ることがあります。 

4.歯のセラミックが割れる

歯ぎしりによって歯に強い力がかかると歯のセラミックの詰め物やかぶせものが割れることがあります。セラミックは噛み合う歯を傷つけないように、歯と同じか少し固めのセラミックを使うことが多いです。歯ぎしりがあると歯に強い力が加わり、セラミックが割れたり欠けたりします。しかし、あまり固いセラミックを使うと噛み合う歯が欠けたり、歯を支えている骨にダメージが加わることがあるため、歯ぎしり自体をコントロールする必要があります。

5.顎が痛い

歯ぎしりによって顎関節症になり顎が痛くなることがあります。顎は左右の関節の部分だけで頭の骨とつながっています。歯ぎしりによって顎の関節に力が加わると顎の関節にある軟骨の関節円板がずれたり、穴が空いたり、変形したりして顎関節症になり顎が痛くなります。

6.歯が割れる

歯ぎしりによって歯に大きな力がかかると、歯が割れてしまうことがあります。特に神経のない歯は水分が減っていきもろく、割れやすくなっています。亀裂から細菌が入り、歯肉が腫れたり、口臭が出てきます。大きく割れてしまった場合は抜歯をする必要があります。また、神経が残っている場合も割れることがあり、この時は強い痛みが出ることがあります。 

7.歯肉が痩せる

歯ぎしりにより歯を支えている骨に負担がかかり、歯肉が痩せてしまうことがあります。歯周病や歯肉が腫れている方は、歯ぎしりの力によって歯を支えている骨の溶ける進行が早くなり、歯肉が痩せやすくなります。

8.肩がこる

歯ぎしりのある方は肩や首が凝りやすくなります。歯ぎしりに使う筋肉は顎から首、肩にかけて多くの筋肉がつながっています。歯ぎしりをすることによって筋肉が緊張し、疲労感がたまり、肩こりがなかなか取れないことがあります。

9.偏頭痛

歯ぎしりの時に使う筋肉には、顎から頭の横に広がっている側頭筋という筋肉があります。歯ぎしりによって筋肉が緊張すると側頭筋によって頭が締め付けられるような偏頭痛が起こることがあります。

10.骨隆起

歯ぎしりがある方は顎の骨に歪む力が加わり、歪む力が集中する所に骨のこぶである骨隆起ができることがあります。骨隆起自体は悪いものではないので取る必要はありませんが、入れ歯や発音に障害が出るようになると切除する場合があります。

歯科診療と妊娠02~妊婦の歯科検診について~

妊娠した時の歯科検診ではどのようなことを診察しているのでしょうか。また、歯科を受診する時期は妊娠何ヶ月ぐらいが良いのでしょうか。詳しくお話しします。 

妊婦さん

歯科検診にはどのくらいの時期に行けばいいの?

歯科検診を受ける時期はだいたい安定期に入った妊娠5ヶ月から7ヶ月(16週~28週)と言われています。

妊娠初期はつわりなどがあり体調も不安定、妊娠後期になるとお腹が大きく治療をするにも診療台を倒したりするときに苦しかったりします。

では、歯科検診ではいったいどのようなことを調べるのでしょうか?詳しくお話しします。 

歯石がないかや虫歯はないか

お口の清掃状態が悪かったり、お口がきれいな方でも歯石はつきやすいものです。歯石がついていると、歯周病の原因にもなりますので歯石がついていれば除去します。また、つわりなどの影響で胃酸が口腔内に逆流することで虫歯になりやすくなります。 

炎症が起きていないかの確認

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなり歯茎が炎症や出血をしやすくなります。その他にも異常があるところはないかなど細かく見ていきます。 

歯科治療することになったら麻酔をしても良いの?

お口の中に虫歯が見つかり歯科治療が必要になったら、妊婦さんは赤ちゃんに影響があるのではないかと不安になると思います。

しかし、歯科で使われる麻酔薬は局所的な麻酔なので、赤ちゃんへの影響はほとんどありません。安心して歯科治療を受けてください。

出産後も受診てください

出産すると育児で忙しく、自分自身のことがおろそかになりがちです。また、睡眠不足などで免疫力が下がっているお母さんも多くいると思います。このように体調を崩しているときに歯茎が腫れたり、出血しやすくなります。

そのため、お子さんを旦那さんや親に預けたり、保育士の在住している歯科医院へ行き、歯科検診を受診してお口の中のトラブルを少しでも減らし、母子ともに健康な口腔内にしましょう。

また、母子健康手帳には妊娠中と産後の歯の状態というページがあります。母子健康手帳を交付されたらお口の健康管理に活用してみてください。

歯ぎしりとは?

歯をギリギリと擦り合わせ、歯を噛みしめる動作を「歯ぎしり」と言います。
歯ぎしりでやっかいなのが、音が周囲に漏れることです。

歯ぎしりにはさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?

主な種類は「グラインディング」「クレンチング」「タッピング」の3種類です。

「グラインディング」は上下の歯を擦り合わせ、ギリギリと音を鳴らします。歯ぎしりの中でよく見られる種類になるので要チェックです。そして「クレンチング」は、上下の歯を強く噛みしめ、音を出さないのが特徴になります。最後の「タッピング」は、歯を打ち鳴らすタイプの歯ぎしりで、あまり見られません。
それぞれ特徴的な部分があるので、自分はどのような歯ぎしりになるのかぜひチェックしてください。一人暮らしの人は、睡眠中の自分を録画すると良いでしょう。

歯ぎしりの原因

主な原因は「ストレス」

歯ぎしりの原因はさまざまですが、とくに考えられているのは「ストレス」です。
過剰なストレスを受けている人ほど、歯ぎしりになる傾向が強いと言われています。現代はストレス社会と言われていますが、ストレスを上手に発散することができず、溜め込んでしまう人が多いのです。ストレスを溜め込むと就寝中にストレスの影響で歯ぎしりや食いしばりを起こしてしまいます。ストレスを上手に発散するのも、歯ぎしりを解消する大きなポイントになるでしょう。 

ストレス以外の原因

ストレス以外にも歯ぎしりの原因はたくさんあります。例えば、歯の噛み合わせやアルコールの摂りすぎ、過剰な喫煙、逆流性食道炎などが挙げられるでしょう。

歯のすり減り 

歯科診療と妊娠01~母子手帳を活用しましょう~

妊娠すると市町村から母子健康手帳を受け取ると思います。

母子健康手帳には、妊娠中~出産~出産後の妊婦の健康状態や、アドバイス、出産の重要事項、生まれてきた子供の健康状態などが記載されます。

また、生まれてきた子供の成長記録や予防接種の記録にも使われます。

母子健康手帳

妊娠中も歯科検診をしたほうがいいの?

妊娠をするとお腹の中の赤ちゃんに害があるのではないか、、、と思い虫歯があっても歯医者さんに行かない方がいますが、それは間違いです。 

妊産婦歯科検診って?

定期的に行われる妊婦健診では、お口の中の状態までは見てくれませんよね?

そのため、ご自身で歯医者へ行き歯科検診を受けてもらうか、自治体によっては歯科検診費用の助成や、母子手帳を受け取るときに合わせて歯科検診を行ったり、案内を受けることが多いようです。

気になる方は市役所や保健所の方に問い合わせてみてください。 

ではどうして妊娠すると歯科検診したほうがよいのでしょうか?

詳しくお話しします。 

1.妊娠中に虫歯や歯周病が進む

妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されます。このホルモンはお口の中にも影響を及ぼすため、歯周病になりやすくなります。

また、つわりがひどい方などは歯磨きを入れるだけでも気持ち悪いと感じられる方も多くいます。その結果お口の清掃状態が悪く、細菌が増えることで虫歯が悪化したり、歯茎が腫れたりというトラブルにつながります。 

2.歯周病の悪化で胎児に影響が!

重度の歯周病になるとお腹の中の胎児にも影響が出てきます。歯周病は歯の周りの組織が細菌感染することで起こります。

この細菌がお母さんの血液を通って子宮内に感染してしまうことで、低体重児出産や、早産の危険性が高まると言われています。 

3.口腔内をキレイに保ちましょう

先ほどもお話ししたように、つわりが原因でお口の中の清掃状態が悪かったり、虫歯があるのにそのままにしていると産まれた赤ちゃんに虫歯菌が移ってしまいます。

よく知られているのが、スプーンなどを親子で共有すると唾液の中の虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうというものです。

出産後は育児が忙しく歯医者に行く時間をとるのも難しくなります。

そうならないためにも、赤ちゃんが産まれる前にしっかりと治療しておきましょう。

歯槽膿漏と歯周病

高齢の方にはなじみのある「歯槽膿漏」は、実は重度の歯周病のこと。歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)や歯肉(歯ぐき)などの「歯周組織」が歯周病菌に侵される感染症です。

歯周病は、「歯肉炎」と、歯周組織まで進行した「歯周炎」の2段階に大きく分けられます。歯肉に炎症を起こす「歯肉炎」から始まり、「歯周炎」に進行すると歯肉(歯ぐき)がぷよぷよしたり、膿が出たりするようになります。さらに重症化すれば歯を支える歯槽骨も溶け、やがて歯は抜けてしまいます。進行した歯周病、つまり、歯周炎は、一昔前までは歯槽膿漏と呼ばれていましたが、今では「歯周病」という名称が一般的になっています。 

歯周病はかつて歯槽膿漏と呼ばれていたせいか、漢字どおり「歯肉がぷよぷよして『膿』が出る」といった状態をイメージしている人が多いようです。膿が出るのは確かに歯周病の症状の一つです。ただ、このような症状に気づく頃には、歯周病はかなり進行してしまっています。初期には、歯肉の腫れやむずがゆさ、歯を磨いたときの出血といった症状が現れますが、いずれも自分では気づきにくいもの。しかし、この段階で治療を始めれば歯を失うことはなく、早く良くなります。

歯周病初期はなかなか自分では気がつくことができないということを知っておきましょう。

入れ歯にもいろいろな種類があるって知っている?

虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失ってしまう方も多くいます。多くの歯を失ってしまうと、食事をするとき、話をするとき、見た目など様々な悪影響があります。

これらを少しでも回復するために入れ歯があります。

入れ歯の種類

入れ歯には様々な種類がある

入れ歯には種類があるのをご存知でしょうか?

入れ歯というと、歯が全くないご老人が入れているものと想像する方も多くいると思います。この入れ歯を総入れ歯(全部総義歯)と言います。

では今回は入れ歯の種類について詳しく説明していきます。 

よく知られている総入れ歯

総入れ歯とは、歯をすべて失ってしまった場合に使われます。残念なことに、歯は一度失ってしまうと移植などをしない限り戻すことはできません。入れ歯を使用することで噛めなかったものが噛めるようになる、はっきり話せるようになるなどのメリットがあります。

総入れ歯は保険内ではプラスチック製のものとなります。 

残存歯がある方は部分入れ歯

残存歯があれば部分入れ歯を使用することができます。残存歯にばねをひっかけてはめるので、総入れ歯よりは安定します。保険が適応している部分入れ歯は金属のばねがついたものになるので、前歯の場合は目立ってしまうこともあります。 

保険外の入れ歯

保険外の入れ歯は、入れ歯の素材を選択することができます。そのため、自分に合った入れ歯を作成することができます。

また、部分入れ歯の場合はばねの部分を目立ちにくい素材にすることができます。入れ歯は目立たないほうが良い!という方はぜひおすすめです。また、部分入れ歯の場合ソフトアタッチメントという留め具がない入れ歯を作ることもできます。 

保険外の入れ歯と保険内の入れ歯

保険内の入れ歯であれば素材がプラスチック製ですので、比較的修理がしやすく、費用的にも負担が軽減されます。しかし、素材が決まっているために制作する際に入れ歯が厚くなってしまったり、汚れが付きやすかったりというデメリットもあります。 

保険外の入れ歯は患者様の要望に近づいたものを作成できます。先ほどもお話ししたように、保険外の入れ歯は素材を選択することができるため、保険内の入れ歯より、より使いやすいように作成することができます。

しかし、保険外治療なので費用の負担が全額自己負担となってしまうことがデメリットです。 

インプラントやブリッジという治療法

入れ歯以外にも、ブリッジやインプラントという選択肢もあります。

もし、今歯がないことで悩んでいるのであれば、専門医にどの治療法が一番良いのか相談してみるとよいでしょう。あなたのお口に合った治療法を紹介してくれるはずです。

まるでお花畑!腸内フローラの力

   元気な腸のイメージ「腸内フローラ」というものをご存じでしょうか。

私たちの腸には約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類がすんでいます。

重さにすると1.5キログラムから2キログラムにもなります。

私たちの体を構成している細胞は60兆個ですから、その16倍近くの生き物が私たちのおなかの中にすんでいることになります。

お花畑のように腸内細菌が生息

私たちの腸の長さは約10メートルです。それを広げるとテニスコート1面分にもなります。そこに、まるでお花畑のように腸内細菌が生息しています。

腸内細菌類のことを「腸内フローラ」と言いますが、「フローラ」とはお花畑を意味し、細菌類が作る集落が色鮮やかで、形がとてもきれいだからです。

「腸内フローラ」が美しいのは、腸内細菌類が「縄張り」を主張しているからです。新たに侵入してきた菌に対しては、「腸内フローラ」を形成している細菌類が盛んに攻撃を繰り返します。「腸内フローラ」間の緊密な連携によって免疫系が活性化しており、それが病原菌などの新たに侵入してきた菌を排除しているのです。

この「腸内フローラ」を構成している腸内細菌は、私たちの体を多方面から助け、病気にならないように、また、老化を防ぐように働いていることがわかっています。

腸内細菌の働き

腸内細菌の働きには、以下の5つの作用があることが知られています。まず、①腸内細菌は病原体の体内侵入に際して、それを排除するように働きます。②私たちの体は食物繊維などを消化する能力はありませんが、腸内細菌がそれを消化してくれます。③ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンKなどのビタミン類も腸内細菌が作ってくれています。

さらに、④腸内細菌は幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成し、その前駆体を脳に送っています。そして⑤免疫力のおよそ70%が腸内細菌と腸粘膜細胞との共同作業で作られていると言います。

腸が原因とされる病気が、脳から心臓、そして関節まであらゆる部位に及ぶとされているのは、このような腸内細菌の働きがあるからです。まさに腸の不調、つまり「腸内フローラ」のバランスを崩すと、万病を引き起こすというわけです。逆に「腸内フローラ」のバランスを整え、腸を健全にすれば病気を予防し、健康になり、寿命を延ばすことができるのです。

日本人の腸内細菌数が減っている

『病気を防ぐ「腸」の時間割 老化は夜つくられる』

腸の図日本人の腸内細菌数は戦前に比べて、とても少なくなっています。「腸内フローラ」のバランスも崩れていて、日本人の腸年齢も老化してきています。腸内細菌のエサである野菜や豆類、食物繊維の摂取量が減ってきたからです。

日本人の野菜消費量は1985年、1人当たり年間110.8キログラム、そして1999年には102.8キログラムまで低下しています。食物繊維の摂取状況は、戦前の約3分の1の量にまで減少しています。

日本人の腸内細菌が減少した要因は、このほかにもいろいろ考えられます。添加物が使われている食品を摂取する機会が増加したことや、食生活の乱れ、ストレスの多い現代の社会環境も関係していると思われます。

理想的な腸内フローラ腸内細菌が減少し、腸内フローラのバランスが崩れることによって、起こる病気はたくさんあります。たとえば免疫力が低下し、アトピーやぜん息、花粉症などのアレルギー性疾患が起こってきます。また、がんの発生を促します。最近、増えてきた潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患も発生しやすくなります。ドーパミンやセロトニンなどの「幸せ物質」を脳に送れなくなり、うつ病をはじめとするいろいろな心の病気も起こってきます。そればかりでなく、肥満や糖尿病、認知症や自閉症まで、「腸内フローラ」の乱れが関係していることが最近の研究でわかっています。

なぜ、こんなに多くの病気が「腸内フローラ」のバランスの乱れによって起こってくるのでしょうか。その理由は、腸内細菌の働きが低下することに加え、「腸内フローラ」が体内時計と連動しているからです。

「腹時計」とは、おなかのすき具合から時刻の見当をつけることです。時計がなかった時代には天体の動きとともに、人は腹時計で時間を感じていました。この腹時計は体内時計を整えるために、光刺激とともに重要であることを前回の記事でお話しました。

近年の研究によると、体内時計の乱れは、肥満になりやすい体をつくり、高血圧、糖尿病、脂質異常症の原因になることがわかってきました。加えて、骨粗鬆症を悪化させることも明らかになっています。その原因の第一は、腹時計を調節している「腸内フローラ」の乱れです。

細菌そして、もうひとつの重要な原因が、最近、明らかになってきました。脳の奥にある「親時計」が、体のあちこちにある「末梢時計」と協調して働いていて、体内時計の親時計が乱れれば、末梢時計も乱れ、体のいろいろな臓器に病変が起こってくることがわかったのです。最近、肝臓や膵臓などの臓器、脂肪組織にまで多数の局所的な末梢時計が存在することが明らかになってきました。

これらの末梢時計のいずれかが親時計とズレると、肥満や糖尿病、うつ病、そのほかの病気が発生しやすくなります。食事や睡眠のタイミングがいつも不適切であると、これらの末梢時計のタイミングが脳の親時計とズレてしまい、いろいろな病気が発生するというわけです。

腸は睡眠リズムにも影響を及ぼす

「腸内フローラ」のバランスは、よい睡眠も誘導します。睡眠に関するホルモンに「メラトニン」があります。メラトニンがしっかり分泌されていれば、睡眠の満足度が高まり、朝も気持ちよく起きられるようになります。加えて、メラトニンは抗酸化作用が強く、「若返りホルモン」とも呼ばれています。

メラトニンは脳内で分泌されるホルモンですが、材料となる前駆体は腸で作られます。つまり、腸内フローラがバランスよく存在しないと、メラトニンの脳内分泌量が減少することになります。

メラトニンの材料となるアミノ酸はトリプトファンという必須アミノ酸です。このトリプトファンは葉酸やナイアシン、ビタミンB6などのビタミン群の作用でセロトニンの前駆体を作ります。そして、このビタミンB6をはじめとするいろいろなビタミン類は、腸内細菌が作っているのです。

皆さんのお口は大丈夫?~歯周ポケットについて~

皆さんが歯医者に行かれた時に、歯茎の検査で歯周ポケットが深くなっていますねと指摘を受けたことのある人は多くいるのではないでしょうか。

今回は歯周ポケットについて詳しくお話しします。

歯周ポケット

歯周ポケットとはどのようなものをいうのでしょうか

歯周ポケットは、歯と歯茎の境目の部分の溝のことを言います。

言葉だけだと歯と歯茎の溝なんてないよ!と思う人がいるかもしれませんが、実際見てみると歯と歯茎の境目に歯隙間が空いていて、健康な歯茎の人でも歯と歯茎の溝は1mmから3mmほどあります。 

どうして歯周ポケットができてしまうのでしょうか

歯周ポケットができる原因はしっかりとした口腔ケアができていないとうことです。

お口の中の口腔ケアがきちんとできていないと、歯周ポケットのまわりにプラークなどの汚れがたまります。プラークは細菌の塊なので歯周ポケットに入り込み炎症を起こし、歯周ポケットを深くしていきます。

また、銀歯などのかぶせものがしっかり歯とあっていないと隙間ができてプラークがたまりやすくなり、結果的に歯周ポケットができてしまいます。 

歯周ポケットによって起こる口腔内の変化

プラークが次第に歯周ポケットに入り込み歯茎の中で炎症を起こすと歯茎が腫れたり出血したりする歯肉炎になります。また、歯肉炎が進行すると歯を支えている骨が溶かされて歯周病になり、歯周ポケットがだんだん深くなります。また、細菌がたまることで口臭がでてきます。 

歯周ポケットの検査方法

では、歯周ポケットはどのように測定しているのでしょうか。

もちろん自分でものさしで測定するといったことはできません。歯科医院では、ポケット探針(プローブ)などという専用の器具を使用して測定します。気になる人は一度歯科医院で見せてもらってみてはいかがでしょうか。 

歯周ポケットの治療できるの?

歯周ポケットが深いということは、その中にはプラークなどの細菌がたまっています。これを歯ブラシで掻き出そうとしても歯茎の中なので無理です。そのため、歯科医院で歯茎の中の汚れをSRP(スケーリングルートプレーニング)や、超音波の器具を使い汚れを取っていきます。

柔らかい汚れもあれば、固く歯石となってしまっているものもあります。 

このように、歯周ポケットができてしまうと自分では汚れを落とすことはできません。

歯周ポケットができるまえにしっかりと口腔ケアを行いましょう。また、定期的に歯科医院へ通い歯周ポケット測定をしてもらいましょう。

歯肉からの出血

「ブラッシングのたびに歯肉から出血するが、放つておけば治るから大丈夫」と軽視している人は多いのではないでしょうか?

しかし歯肉からの出血は、歯周病の初期症状である可能性が高いのです。初期には歯肉が少し腫れる、何となくむずがゆいといった症状が出ていることも多いのですが、出血のようにはっきりした症状ではないので、ほとんどの人は気づきません。

歯周病は「サイレントーディシース(静かに進行する病気)」と言われ、気づかないうちに歯肉の内側の見えないところで歯を支える骨などがジワジワと破壊される病気です。

患者さん白身が気がつきやすい歯肉からの出血は、歯周病を早期発見・治療するチャンスなのです。歯周病はかつて歯槽膿漏と呼ばれていた頃のイメージで、「高齢者の病気」と捉えられることも多いようです。

しかし、若者が歯周病にならないわけではありません。厚生労働省が2011年におこなった「歯科疾患実態調査」によると、すでに15~19歳で4.5%、20代は約14%、30代になると5人にI人が歯周病になっています。

また歯周病の中でもとくに重症化しやすいタイプの「侵襲性歯周炎」は「若年性歯周炎」ともいわれ、10代20代で発症します。将来、歯がボロボロになって後悔しないように、若いうちからむし歯予防だけでなく歯周病予防も始 めましょう。

中高生のオーラルケア~今どきの中高生は歯磨き回数が低下?~

12歳臼歯も生えてきて親知らず以外の永久歯が生えそろってくる中高生。今回は中高生のオーラルケアについてお話しします。

女の子

永久歯が生えそろい始める

中高生となると、12歳臼歯も生えて永久歯も生えそろってきます。高校生ぐらいから二十歳前後になると親知らずが生え始める人もいます。 

顎の成長も終わる

大人になるにつれて顎の成長も終わります。そのため、歯列やかみ合わせのバランスも決まってきます。かみ合わせのバランスが悪いと歯列不正の原因となることがあります。

歯磨きをする回数が減少

小学校ではお昼に歯磨きをする時間が設けられている学校が多いと思います。しかし、中学校、高校となると歯磨きをする、しないも自由となる学校が多いのではないでしょうか?そのため、昼食後の歯磨きをしない子が多くいます。

スマホに夢中で夜歯磨きをしない?

中高生になると自分のスマホを持っている子供も多いです。そのため、学校から帰って夜遅くまでLINEやゲームのアプリなどを行い、最終的に歯磨きせずに寝てしまうという子が3人に1人はいるそうです。

夜間は虫歯になるリスクも上がる

夜間の寝ている間は、虫歯菌の活動が一番活発になります。また、寝ているので唾液の量も減少し虫歯になりやすい環境となっています。そのため、寝る前の歯磨き、夜間の歯磨きはとても重要です。

中高生になるとお口の中のチェックをあまりしない?

中高生ぐらいの年齢になると、親御さんが仕上げ磨きをしているということはあまりないと思います。そのため、お子さん自体も歯磨きさえしていれば虫歯にはならないと思っている子も多くいると思います。

毎年の歯科検診で指摘されて虫歯がわかる

先ほどもお話ししましたように、お子さんも歯磨きをしていれば虫歯はないと思い込み、虫歯ができているのに気づかない、痛みが出てきてから虫歯に気づくという子もいます。
また、学校などで行われる歯科検診で虫歯を指摘されて歯科医院に行くということも多くあります。

中高生の食生活

中高生だけではなく、みなさんに言えることがよく噛まないで食事をすることです。
食事をよく噛むことで、唾液がたくさんでます。そのためお口の中の自浄作用が働き、虫歯などの予防になります。その他にも、肥満の防止、脳の発達、味がよくわかるようになるなどのメリットがあります。

毎日の生活が忙しい中高生

中高生ともなると、学校での部活がはじまったり、友達との付き合いで夜遊びに行ったり、テストが定期的にあったりと忙しい毎日となります。
しかし、1日数分の歯磨きの時間を作るのも大切です。

歯磨きに関心をもってもらう

この年齢になると歯磨きは自分から行う習慣をつけていく時期だと思います。
親から言われて歯磨きをするのではなく、自分から歯磨きを進んでできるように、歯磨きの重要性をお子さんに話してあげることも良いと思います。

歯がないところを放置すると起こる6つのトラブル

歯科のイメージ

1.食べ物を噛みきれなくなり胃腸に負担をかける

歯がなくなると食べ物を噛み切ったり、すり潰したりできなくなります。健康な状態の噛む力を100%とすると、下の奥から2番目の歯が1本無くなっただけで噛む力が30%落ちると言われています。食べ物をうまく噛みきれていないまま飲み込んでしまうと、年をとって胃腸が弱ってきた時に体に負担をかけてしまいます。

2.歯を抜いたところに周りの歯が動いてくる

歯がなくなると周りの歯は、その部分をおぎなおうとして、前と後ろの歯は倒れ込み、上や下の歯は伸びてきてしまいます。そうすると、いざ治療をしようと思った時に、動いてしまった歯を戻さないと、部分入れ歯が作れなかったり、動いてしまった歯を大きく削らないといけなかったりします。

歯を抜いたところの歯並び

3.歯を抜いた周りの歯が歯周病や虫歯になる

歯は咬むことによってお互いに擦れ合って、自然に汚れが取れる部分も多いのです。歯が一本なくなってしまうと周りの歯がうまく咬むことができず、汚れが残ってしまい、虫歯や歯周病になりやすくなります。

4.左右の顔がゆがんでしまう

顔の形は筋肉で作られているので、左の歯が抜けてしまうと、いつも右側だけで噛んでしまいます。顔の筋肉も右側だけがいつも使われるので張りがあり、左側は顔の張りがなくなり、左右の顔がゆがんできてしまいます。

5.歯ぎしりや食いしばりが強くなる

かみ合わせや筋肉のバランスが崩れてくると、体は歯ぎしりで歯を削って自分でかみ合わせを整えようとするので、歯ぎしりや食いしばりが強くなります。

6.体のバランスが悪くなる

口の周りの筋肉は首や肩、頭につながっているものがあり、左右の筋肉のバランスが崩れると体のバランスを崩すことがあります。

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