たばこは様々な病気の原因となることが知られていますが、実は歯周病とも深い関わりがあるのです。

喫煙は・・・

★ 歯周病にかかりやすくなります

たばこの煙の中のニコチンが歯のまわりの組織(歯周組織)の持つ免疫機能を低下させ、病原菌に対する抵抗力を弱めるために感染しやすくなります。

★ 歯周病の発見を遅らせます

ニコチンが歯周組織の毛細血管を収縮させるので、病気が進行しても出血や腫れなどの症状が現れにくく、炎症が起こっていることを隠してしまいます。気づいたときには“手遅れ”といったことにもなりかねません。

★ 治療後の治りが悪くなります

治療後、歯肉が回復しようとする働きにニコチンが“待った”をかけるため、同じように治療を受けても、期待する効果が得られません。

 

あなたの家族にも被害が…

本人は喫煙していなくても、他人の吸っているたばこの煙(副流煙)を吸い込むことで、健康被害を受けることを受動喫煙といいます。

☆ 副流煙の方が毒性が強い
☆ 受動喫煙した母親から、胎児・乳児へ、ニコチンが影響を及ぼします
☆ 受動喫煙は家族や身近な人の歯周病のリスクも高めます

 9つのタバコの影響 

  1. お口の中を栄養失調状態にします
    タバコに含まれているニコチンは、末梢血管を収縮させる作用があります。
    そのため、歯ぐきの血流が悪くなり、酸素や栄養がいきわたりにくくなります。
  2. お口の中を酸素不足状態にします
    本来ならヘモグロビンは酸素と結合し、お口の中のいろんな組織に酸素をいきわたらせます。しかし、タバコの煙に含まれている一酸化炭素(CO)がヘモグロビンを乗っ取り、それを妨げるのです。
  3. 歯ぐきを硬くごつごつした状態にします
    ニコチンや一酸化炭素の力により、歯周組織への刺激や血管内腔などへの傷害が引き起こされ、歯周病の進行具合が現れにくく治療が手遅れになる可能性があります。
  4. 白血球の活動を抑制します
    タバコに含まれる害毒物質によって、白血球の細菌に対する貧食機能、防御機構が弱まり、炎症が悪化します。
  5. 組織再生細胞の働きを妨げます
    タバコの害物質によって、歯周病の回復に必要な働きが妨げられます
  6. 毒物質が炎症を強めます
    タバコの煙に含まれているニコチンやタールなどの毒物質が、歯周ポケットを刺激し、炎症を一層強めます。
  7. 免疫力を低下させます
    タバコに含まれる毒物質によって、全身の免疫力が衰え、歯周病への抵抗力も下がり、治療しても悪化していきます。
  8. 唾液分泌量が減少し、細菌の繁殖を抑える力が妨げられます
    タバコに含まれるニコチンによって、唾液の分泌が減少します。
    その結果、歯垢や歯石がつきやすくなります。また色素沈着が促進されます。
  9. 血中のビタミンCが破壊され、殺菌効果が阻害されます
    タバコ1本によってビタミンCが25mgも破壊され、殺菌・静菌作用が阻害されます。
あなたとあなたの大切な方の健康のために、たばこをやめませんか?
当院ではあなたの禁煙をお手伝いしています

☆禁煙の効果はすぐに現れます☆

禁煙を開始すると、身体はすぐに回復し始めます。
禁煙を始めるのに「遅すぎる」ことはありません。

禁煙後の身体の変化

禁煙スタート    
   
20分後  —– 血圧が下がり脈拍も正常付近になる。 手足の血流がよみがえり、体温が正常にまで上昇する。
   
8時間後 —– 血液中の酸素濃度が回復。一酸化炭素が抜けていく。
   
1日(24時間)後 —– 心筋梗塞にかかる危険が激減。 
   
2日(48時間)後 —– 食べ物の味やにおいがよくわかるようになる。 
   
3日(72時間)後 —– 肺機能が回復し、呼吸が楽になる。肺活量が増加し始める。 
   
2~3週間後 —– 血行が良くなり、お肌のつやが戻る。運動がよくできるようになる。
隠されていた歯肉の炎症症状(出血など)が現れる。
   
1~9ヵ月後 —– せき、たんがなくなり、風邪をひきにくくなる。 歯周病の進行速度が遅くなる。 流産や妊娠中の合併症の危険が下がる。 
 ↓    
5年後 —– 肺がん、口腔がん、喉頭がん、食道がんになる確率が半分になる。
   
10年後 —– 肺がんの死亡率が喫煙者の10分の1に減る。 他のがんになる確率も低下する。
   
15年後 —– 心臓病のリスクが非喫煙者と同じになる。